【今知っておきたいWebマーケティング】動画広告の基礎知識

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昨今盛り上がりを見せている動画広告。徐々に目に触れることも多くなってきているのではないでしょうか。マス広告であるテレビCMと組み合わせたり、Webオリジナルの動画を作ったりして、新たなユーザーとの接触を狙ったり、あるいは接触回数を増やしたりして、広告効果の向上を狙う企業が増えてきています。

動画広告を考える際の3つのポイント

動画広告を考える際に重要なポイントとなるのが、ユーザー数、ターゲティング、運用コントロールの3点です。

  1. ユーザー数

ユーザー数はどれだけ多くのユーザーにリーチできるのか、という点に直結しますので、特別な理由がない限りは、まずはユーザー数の大きなメディアを選定すべきでしょう。

  1. ターゲティング

ターゲティングは、マス広告との最も大きな違いのひとつといえる項目です。動画を配信するユーザーを、特定条件でセグメントすることで、効率よく届けたいユーザーに対してリーチすることができます。

  1. 運用コントロール

「運用」という概念もまた、マス広告にはない項目のひとつです。どのようなユーザーに、どれくらいの回数接触をするのか、といった点を、日々の運用の中で改善していくことができるというのも、Webの動画広告ならではといえます。

上記3点を踏まえて、今回は「動画広告を考えなきゃと思っているけれど、まだ取り組めていない」という方に向けて、月間UU数が4,000万人を超える(2015年8月現在)主要3メディアにおける動画広告の基礎知識をまとめてみました。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

YouTube

世界最大のオンライン動画メディアです。「Hikakin」や「はじめしゃちょー」に代表されるYouTuberの存在が火付け役となって、若年層の視聴時間が増えている傾向にあります。

広告フォーマット
インストリーム型と呼ばれる、動画再生前に動画広告が挿入されるタイプです。

課金タイミング
30秒再生されたタイミング(30秒未満の動画はその動画広告を視聴し終えたタイミング)で課金が発生します。

ターゲティング
検索や閲覧サイト、閲覧動画等の、ユーザーのWeb上での行動履歴を元にターゲティングが可能です。

フリークエンシーコントロール
いつ、何回動画に接触してもらうか、といったフリークエンシーの設定が可能です。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

Facebook

ソーシャルメディアの代表とも言えるFacebookも、動画広告に力を入れ始めています。Facebookのタイムライン上で動画が再生される姿を見る機会が増えたという人も、多いのではないでしょうか。LINEやTwitter等の他のソーシャルメディアと比べて、利用者の年齢層が高く、30代~40代へのリーチも期待できることが特徴です。

広告フォーマット

インフィード型と呼ばれる、タイムライン上に動画広告が挿入されるタイプです。

課金タイミング
表示されたタイミングで課金が発生します。

ターゲティング
Facebook上に登録された会員データでターゲティングが可能なため、主要3メディアの中では最も精度の高いターゲティングが可能になります。

フリークエンシーコントロール
入札方式によりますが、リーチ&フリークエンシー入札の場合、コントロールが可能となります。

Twitter

Facebookと同様、ソーシャルメディアを代表するメディアのひとつで、日本ではFacebook以上にアクティブ率が高い傾向にあります。特に10代の若年層の利用率が高いというのも特徴の一つです。

広告フォーマット
インフィード型と呼ばれる、タイムライン上に動画広告が挿入されるタイプです。

課金タイミング
動画が再生されたタイミングで課金が発生します。

ターゲティング
フォローしているアカウントや、ツィートの内容など、Twitter上の行動履歴を元にしたターゲティングが可能です。

フリークエンシーコントロール
2015年8月現在、Twitterの動画広告においてはフリークエンシーコントロールができません。

いかがだったでしょうか?動画広告は今Web広告の中でもかなり活発に進化をしている分野であるため、こういった基礎情報も時間とともに変化していく可能性が十分に考えられます。

しかし、どれだけ進化しても、考え方に大きな変化は生まれません。動画広告を考える際は、まず目的を明確にし、その上で「より多くのユーザーと接触したいのか」「より多くの回数接触したいのか」を整理しましょう。そしてWebの動画であることの利点を最大限活かせるように、リーチしたいユーザーをしっかりとターゲティングし、狙った効果が出るような運用を心掛けたいものです。

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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