Webサイト以上に表現手法が豊かになったアプリの登場によって、これまで以上に「クリエイティブ」の重要性が叫ばれるようになりました。「クリエイティブ」という言葉には、単純なデザインの美しさだけでなく、使いやすさという意味でのUI(User Interface)、そしてユーザーに満足な体験をしてもらうための表現手法を指すUX(User Experience)という意味も含まれています。
今回はアプリのUI/UXデザインを考えるデザイナー・ディレクターの方に向けて、参考になるサイトやアプリをご紹介します。
UI/UXデザインを考える際に参考にしたいサイト
UX Archive(http://www.uxarchive.com/)
さまざまなアプリの、画面単位のスクリーンキャプチャを掲載しているサイトです。あのアプリの検索結果のUIはどうなっていたか、といったことを調べるにあたって、とても便利なサイトです。
pttrns(http://pttrns.com/)
こちらもさまざまなアプリの画面単位のスクリーンキャプチャを掲載しているサイトです。検索性 / カテゴリ分けに優れており、「ECアプリの商品ページのUIを見たい」といった時にとても役に立ちます。
Dribbble(https://dribbble.com/)
こちらはデザイン集のようなイメージです。「Mobile」や「App」などと検索すると、美しいデザインや、優れたUIを持つサイトやアプリなどを検索することができます。アプリに限らず、ウェブデザインをする際にはとても役に立つサイトです。
思わず使って見たくなる、美しいUI/UXのアプリ5選
Kocri(http://kocri.com/)
学校の黒板に、プロジェクターを経由して画像や動画を映すことのできるアプリです。学校の黒板という、100年以上の歴史を持つ黒板とアプリを組み合わせるという発想の美しさもさることながら、先生が直感的に使用できるように設計された、優れたUIを持つアプリです。
Air WAIT(https://airwait.jp/doc/howto/)
お店・施設の混雑状況を確認でき、順番待ちの状況をどこでも確認できるため、待ち時間の解消ができる便利なアプリ。シンプルで美しいデザインに加え、わかりやすく使いやすいUIにも注目です。
COMICO(http://www.comico.jp/)
縦スクロールでマンガを読む、という新しいUXを提案しているのがCOMICOです。今後縦読みが浸透するかどうかは定かではありませんが、「新しさ」という意味では非常にインパクトの大きいUX設計となっています。
prott(https://prottapp.com/ja/)
上記の「UI/UXデザインを考える際に参考にしたいサイト」にも加えたくなるほど便利なサービス。画像をつないだり、動きをつけたりして、アプリのプロトタイプを簡単に作成することができます。UXデザインのプロである「グッドパッチ」が開発していることもあり、prott事態のUI/UXもとても美しく設計されています。
Sounds.(https://www.sounds.am/)
15秒の音楽をFacebookやTwitter、Instagram等のSNSでシェアできるアプリです。思わず使って見たくなるような、直観的で美しいUIとなっています。音楽がループ再生されたり、コメントを付けてシェアできたりと、UX面にも優れたアプリです。
アプリという新しいフォーマットが生まれたことで、これまで以上に表現手法の幅が広がりました。それはデザイナーやディレクターにとって「これまでやりたかったけどできなかった」ことができるようになるという意味を持ち、これからも今までになかった美しいUI/UXのアプリが多数生まれてくることでしょう。
新たに生まれたUI/UXを参考にしつつ、どうしたらユーザーにとって使いやすいUIを設計できるか、どうしたらユーザーに満足のいく体験をしてもらえるかを考えていきたいものです。
監修:リクナビネクストジャーナル編集部