コンテンツマーケティングをやるなら知っておきたいSEOのコツ

コンテンツマーケティングという言葉が流行してから時間がたち、重要なマーケティング手法としての認知も高まってきています。コンテンツ『マーケティング』というくらいですから、まずは「誰が(誰に)」「何を求めているのか(どうなってもらいたいか)」があり、その上で「何を作るか」「どう知ってもらうか」を考える、というステップを踏むことが多いでしょう。その中で、特に作ったコンテンツを「どう知ってもらうか」という部分が、これまで以上に重要なものとなっています。

作ったコンテンツをユーザーに知ってもらう、重要な流通経路のひとつがSEOです。

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コンテンツ制作時にSEOを意識した方がよい理由

継続的な集客が見込める

SEOでの集客が成功した際の、もっとも大きな恩恵として挙げられるのが、「継続的な」流入の確保です。FacebookやTwitterからの集客の多くは、記事公開時にその記事の存在をポストし、それがユーザーのタイムラインに流れることによって流入が生まれます。しかしユーザーのタイムラインはどんどん更新されていくため、時間の経過とともにユーザーの目に触れなくなってしまいます。かといって同じ記事を何回も投稿してしまうと、せっかくフォローしてくれたユーザーが離れていってしまうことにもなりかねません。「人気の記事」といった形で過去の記事を投稿する程度が適切と思われます。

それに対して、検索される季節が限定的なキーワードを除いて、検索というのは毎月一定数されるものなので、特定のキーワードで上位表示された場合、記事の公開から時間がたっても一定の流入数を稼ぎ続けてくれます。

ユーザーニーズが把握できる

検索という行動は、自分が知りたいことが明確になり、且つ言語化できて初めて生まれる行動です。つまり検索時に使用する「キーワード」には、ユーザーのニーズが詰まっているのです。Googleのキーワードツールを使えば、どのキーワードが月間どれくらい検索されているかがわかります。その検索数をニーズの大きさと捉え、どんな記事を作るべきかを考える際の参考にしましょう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

SEOでの上位表示を狙う際に意識しておきたい4つのポイント

1.情報を探しているユーザー(キーワード)を狙う

検索キーワードには、「予約や購入などのアクションを起こすことを目的に検索されているキーワード」と「情報を探している際に検索されているキーワード」があります。コンテンツマーケティングの代表例である「オウンドメディア」を運営する場合、その目的は潜在顧客に向けて、「営業」ではなく「情報提供」あるいは「課題解決」を行うこととなるケースが多いです。そのため狙うべきは後者のキーワードとなります。例えば「渋谷 賃貸」と検索した場合、検索結果の1ページ目に表示される多くのページは、物件の一覧ページです。これは「物件を見て、資料請求をする」ことがユーザーの検索目的であるとGoogleが捉えているからだと考えられ、前者のキーワードにあたります。一方、「敷金とは」と検索すると、1ページ目に表示されるのは「敷金とは何か」を解説したページがほとんどになります。これが後者のキーワードに当たり、記事作成時に狙っていくようなキーワード群ということになるのです。

2.ユーザーの検索ニーズを網羅する

Googleの検索ボックスにキーワードを入力した際に下に表示される言葉や、検索結果の下部に表示される「関連キーワード」は、その検索に関連するユーザーの検索ニーズを表していると考えられます。例えば「面接」と検索ボックスにいれると、その下には「マナー」や「自己紹介」、「志望動機」といったキーワードが表示されます。これは「面接」と検索したユーザーが、面接の中でも特に何を知りたがっているのかを知るためのヒントになります。ここに表示されるような内容を網羅することによって、ユーザーの検索ニーズを満たせることになり、結果として検索結果で上位に表示されやすくなります。

3.競合となるサイトを研究する

狙うべきキーワードが決まったら、どんなサイトが上位に表示されているかを調べましょう。狙うキーワードを実際にGoogleで検索し、上位に表示されているページが、どんなテーマを網羅しているのか、どれくらいの情報量が載っているのかを調べ、その記事以上にどんな付加価値を提供できるかを考えましょう。もし、これから書こうとしている記事が、既に狙っているキーワードで上位に表示されている記事よりも情報が薄かったり、同等程度の情報しか提供できていない場合は、上位表示できる可能性が下がってしまいます。Googleに「こっちの記事の方がユーザーのためになる」と思わせなければいけませんので、上位表示されている記事以上の情報提供を意識しましょう。

もし既に上位表示されているサイトがどれも著名なサイトで、情報の充実度も高いようであれば、そのキーワードは上位表示が難しい可能性があります。作るコンテンツの質・量によほどの自信がない限り、別のキーワードに狙いを変えた方がよいかもしれません。

4.titleタグにはキーワードを含めておく

Googleのアルゴリズムが進化したことによって、狙っているキーワードの含有量を●%以上にした方がよい、といったようなテクニックは、労力ほどの効果は得られなくなってきています。それでもtitleタグには狙っているキーワードを含めるようにしましょう。titleタグにキーワードを含めなくても上位表示ができるようになってきているとはいえ、まだ実際に上位表示されているコンテンツには、titleタグにキーワードが含まれているケースが多いです。

SEOというと、これまではテクニック論がメインで語られてきたことが多かったように思われます。しかし、Googleは言葉というよりも文脈を理解するようになってきています。コンテンツを作成し、SEOで集客を図りたいと思った際は、まずは必要以上に検索エンジンのことを考えず、ユーザーの検索ニーズを満たしてあげることを意識しましょう。

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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