将来不安ナシ！40代が
現役バリバリPMで活躍できる職場

「当社を設立して4年半。設立当初は私を含めたった2名だったのが、現在では約45名の規模になりました」と語るのは代表取締役の御守氏。一昨年のリーマンショックによる経済危機と、その後の不況で一時的に採用ができなかった時期もあったが、基本的には一貫して積極的にエンジニア採用を実施してきた。今年に入ってからも、6月に5名のエンジニアを採用するなど引き続き、エンジニア獲得に力を入れている。
同社が求めるエンジニア像について、御守氏は「主なターゲットはSEやプログラマなどの若手エンジニアで、なおかつ将来的にPMを目指す意欲の高い方です。もちろん、PM経験があれば歓迎しますが、大事なのは“PMになりたい”という明確な目的意識をもっていること。またSI業界やソフトハウス、ユーザー系などジャンルは特に問いませんが、Javaや.NETなどの言語によるシステム開発経験は重視しますね」と語る。

またABIの主なクライアントは、金融機関や保険、証券など金融系企業であるため、金融に関する業務知識も業務上必要とされるが、採用時には特に重視していないという。
「業務知識に関しては入社後でも、社内の研修や座学を通していくらでも習得することができますから、入社時に知識や経験がなくても問題なくスムーズに業務に入っていけると思います」

経験豊かなPMが、質の高いプロジェクトをクライアントに提供していくことがABIならではの強みであるため、年齢的には40代を中心にした層がメインボリュームになる。
「当社の全社員におけるPM比率が約4割。そのほとんどは40代のベテランエンジニアが占めており、誰もが非常に優秀な方たち」と御守氏も胸を張る。

優秀なPMが多いことは、これからPMを目指して入社してくる若手エンジニアにとって非常に魅力的な環境といえるかもしれない。
ABIでは通常、PMを目指して入社したエンジニアに対して、入社後まず1〜2人の後輩の面倒を見ながら、先輩PMのそばで身を持ってPMとしてのスキルやノウハウを学んでいく。その後、数人程度のグループのリーダーに昇格し、さらにその後はPMとしてマネジメント業務を取り組むことになる。
「PMという業務は、SEやプログラマが担当する業務の延長線上にはない、全く異なる業務。ですから若手エンジニアがいきなりPM業務を担当することはできません。かといってPM業務は業務知識やプログラミング技術のように机上で学べるものではない。現場で実務経験を積むことでしか学ぶことはできませんから、当社のように優秀で頼りになるPMのそばで仕事ができる環境は、PMへの一番の近道といえるかもしれません」

その上、ベテランエンジニアが会社の中心となって活躍し、その実績が多くのクライアントから信頼されていることを身近で実感できるという事実は、若手エンジニアにとって「将来のロールモデル」としての明確な目標にもなる。言い換えれば、PMとしてこれから長い期間に渡り、現役バリバリで活躍できる安心感を得られるという効果もあるはずだ。

PMとして長期間に渡り活躍できる環境を用意しつつ、社員のプライベートの充実にもできる限りサポートしていると御守氏は話す。
「仕事とプライベートは直結していて、プライベートが充実していなければ仕事も充実しないというのが私の考え方。特に若手エンジニアに対して『休日は何してるの？』と尋ねると、部屋にこもって一日中、ゲームしていたりするなど、私から見て充実した時間を過ごしていないように感じるんです。ここ最近、心身ともに病気やストレスを抱えてドロップアウトしてしまう方が増えている原因にもなっているでしょうし、それは本人だけでなく、会社にとっても大きな損失ですから、例えおせっかいと思われてもエンジニア本人が許容する限りで、サポートできればと」

そのサポートで特にユニークなのが、社長自ら企画・開催する合コンだ。その意図について御守氏は「若手エンジニアの独身率がとにかく高いという事実を、以前から気にしていまして。だからといって付き合いたいとか、結婚願望がないわけではなく、職場での異性との出会いが極端に少ないことがその大きな要因ではないでしょうか。
人によって考え方は違うと思いますが、最もプライベートを充実させるためには異性とデートしたり、家庭を築くことだと思うんです。そこで少しでも異性との出会いの場やきっかけを作れたらとの思いで、合コンを企画しました」と語る。
現時点では残念ながら結婚まで至ったケースはないそうだが、合コンをきっかけにして、実際にお付き合いしている方はいるそうだ。

「3年後を目標に現在の2倍の100名体制を実現させるために、積極的にエンジニア採用を実施していく予定です」と、貪欲に若手エンジニアを中心とした中途採用を仕掛けていくという御守氏。
その上でABIに関心を持ったエンジニアに対して“PMとは何か？”について、まずはじっくり話をしたいという。

「将来PMになりたいと考えている方は多いと思いますが、実際にPMとはどういう存在で、どんな業務を担当し、どんなスキルが必要とされているのか具体的に理解されている方は意外に少ない。その原因は、当社と違い一般的な企業の職場環境において、若手エンジニアにとってPMが遠い存在であるため、リアルなPM像をイメージできないからです。そこでまずは、私とPMについてじっくり話し合った上で、ご自身の今後のキャリアプランや目標設定を明確にしていただけたら、それだけでも価値はあると思います」
PMのプロフェッショナルが多数在籍しているABIで、まずはPMとは何か？という根本的な中身について理解を深めることは、今後のキャリアアップに大きな役割を果たしてくれるだろう。