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人生を変える「メンター」の見つけ方とは?

言いたいことがうまく言えなかった面接。失敗してしまった商談。人と上手にコミュニケーションできなかったときなど、「もっとうまくできたらいいのに」と考えてしまう人は多いのではないでしょうか。一方、キラキラと輝いているかのように行動し、成果を出し続けている人がいるのも事実です。その両者の違いは、自分の人生をいい方向に導いてくれるメンター(指導者)の有無が原因かもしれません。

そこで今回は広告代理店勤務時代に3000人以上のVIPに対応した経験を持ち、彼らがどのようにメンターを見つけてきたかを研究してきた「気配り」のプロフェッショナル・後田良輔さんにお話を伺いました。

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メンターの有無で人生が180度変わる

メンターとは人生を導いてくれるガイド(先生)のことです。昔風にいうならば、自分の人生を変えてくれる恩人といったところでしょうか。

私が接してきた成功者には例外なくメンターがいて、取り組んでいる仕事や将来の計画について様々な助言をもらい、助言を活かして成功を掴んでいました。

「自分にはそんなメンターはいない」と思うかもしれませんが、あなたの身近にもプチメンターは必ずいます。仕事だったら相談しやすい先輩や職場の上司、プライベートだったらゴルフレッスンのコーチや英会話教室の先生など、経験者や専門家に相談した方が良いことってありますよね。メンターとは、そのようなプチメンターを超えた、自分の人生全体をバージョンアップさせてくれるもっと大きな存在なのです。

ただし黙っているだけでは、彼らも力を貸してくれることはありません。意図的にメンターを見つけ、その力を借りる姿勢が大切です。あなたの人生を180度変えるために「何よりも簡単なメンターの見つけ方」を身に着けましょう。

メンターに出会うたった2つの方法

人生を変えるメンターなんて、「そもそも見つけ方がわからない」と思いがちですが、実はメンターはたった2つの方法で見つけることができます。一つ目は「人に出会うこと」。もう一つは「本に出会うこと」です。

最初の「人に出会う」はわかりやすいと思います。会社で結果を出している人や業界の有名人。憧れの生き方をしている人や昔から尊敬している人など、自分もこんな人になりたいと思うような人を見つけ、直接、または講演会などでその人の話を聞きに行ったり、一緒に仕事をしたりして、自分との相違点を見つけ、彼らの真似をしながら改善していきます。

もう一つの「本に出会う」は、良書に出会うということです。本とは、著者が精魂を込めて自分の知識や経験を惜しげもなく文章にした「知恵の結晶」です。それがたった1,000円~2,000円で買えるのですから、こんなに費用対効果に優れたものはありません。

また、本は自分のペースでいつでも読むことができ、自由に何度も振り返ることが可能です。成功者の多くが読者家だと言われているのは、その効果を体感しているからとも言えます。本を読むこととは、何よりも簡単にメンターを見つけることなのです。「人と出会う」ことと平行しながら、まずは自分のペースでメンターの学びを得られる「本でメンターを見つけること」から始めてみましょう。

グッとくる言葉を探すために名言集を読む

「本」がもっとも費用対効果に優れ、自分のペースでメンターを見つける方法なのはわかったけれど、「どれを読んで良いかわからない」という人もいるかと思います。

そんな人におススメなのは「名言集を読む」ことです。本というと分厚くて難しいものを読まなくてはいけない気になりますが、そんな無駄なことをする必要はありません。まずは名言集を読んでください。「世界の名言集」「スポーツ選手の名言集」「戦国武将の名言集」「マンガの名言集」なんてものもあります。

名言集は一文がとても短いにも関わらず、心をグッと引き寄せる力を持っています。ぱらぱらと名言集をめくり、心を掴まれた人を数人リストアップしてください。その後、その人が書いた本や自伝を読むのです。そしてその本を通じて、「自分の課題に対してどのように行動すればよいのか」を学びましょう。こうすれば無駄なく、あなたの心を揺さぶる最適なメンターを見つけることができます。もちろんマンガでもOKです。メンターは必ずしも生きているリアルな人物である必要はありません。大切なのはあなたの心に刺激を与えてくれるかどうかなのです。

ポジティブメンターとネガティブメンターを使い分ける

最後にメンターにおける重要な注意事項をお伝えします。メンターには「ポジティブメンター」と「ネガティブメンター」の2種類がいるということです。メンターとは「自分をバージョンアップさせてくれる存在」とお伝えしましたが、必ずしもプラスの効果だけを与えてくれるわけではありません。強力すぎる力にはマイナスの作用を引き起こすこともあるのです。

例えば出世する近道をメンターから学んだとします。そのおかげでどんどん出世したとして、ときには出世を争うライバルが現れて足をひっぱろうとするかもしれません。

メンターのアドバイスにもポジティブとネガティブの両方が存在しています。プラスのことばかり教えてくれる「ポジティブメンター」だけではなく、マイナス面を教えてくれる「ネガティブメンター」とも付き合い、意識的にお互いの知恵を使い分けることも、人生を生き抜くために必要な知恵となります。

 

――たった一言のアドバイスで人生は180度好転することがあります。その一言に出会うためにメンターをぜひ意識的に活用しましょう。そのために人に出会い、旅に出て、本を読む習慣を身に付けてください。人生は今から、誰でも意識的に変えることができます。メンターに教えを乞うという姿勢を持つだけで、信じられないくらい、いろいろなことがどんどんつながりはじめ、人生が劇的に変化していきます。 

 

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト

1972年生まれ。大手3大広告代理店に勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。これまで応対したVIPは、東証一部上場社長、世界企業のCEO、政治家、医者、弁護士、大学教授、大物俳優・女優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3000名を超える。この特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれたスキルと「東京・名古屋・大阪」の現場勤務で身につけたリアルな経験を組み合わせた、独自の「誰でも使える気配り術」に定評がある。
著書に、『気配りの正解』(ダイヤモンド社)『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』(ダイヤモンド社)、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」2015年度版』(実務教育出版)『1秒内定面接術」』(インプレス)など。これらの実績を買われ全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。新聞・雑誌などメディア露出は50回以上。「世界からキャリアの悩みをなくすこと」をミッションとする。