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リクナビNEXTジャーナル

キャリア・ビジネスの情報満載【リクナビNEXTジャーナル】

出世した人が若い頃からやっていた5つのこと

かしこい仕事術 ピックアップ

「後悔先に立たず」という言葉があるように、済んでしまったことはいくら悔やんでも取り戻すことはできません。そんな後悔の中でも、一番大きいのは「あの頃〇〇をしておけば良かった」というものではないでしょうか。

そこで5年後、10年後の未来に後悔しないために、出世した人が若い頃からやっていた習慣について、広告代理店勤務時代に3000人以上のVIPに対応した経験を持つ「気配り」のプロフェッショナル・後田良輔さんに話を伺いました。

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出世する人とは「創る」能力を磨いた人である

「仕事がデキる人は出世する」と一般的に思われていますが、それは誤解です。

確かに「仕事をこなす」という意味では、求められたことをきちんと正確に行うことは大切です。しかしそれだけでは足りません。

誰も教えてくれないかもしれませんが、仕事は2種類に分類されています。1つは「こなす仕事」、もう1つは「創る仕事」です。出世する人は後者の「創る仕事」において優秀な人です。たとえ与えられた仕事のスピードが遅く、その分野の評価が低くとも、自分でアイデアを練り、人を動かし、新しい仕事を創り出す能力があれば、出世への道を切り開くことができます。

つまり若いうちに積極的に取り組んでおくべきことは、身近な課題を要領よくこなすビジネススキルだけではなく、新しい何かを生み出すための習慣を持つことなのです。

■後悔しないための習慣① 「王道の本」を読む

デキる人はビジネス書を読み、「創る仕事」ができる人になろうとします。しかしこの読書に落とし穴があります。話題の最新刊だからといって、それが最良の本とは限りません。

世の中に出ているビジネス書の中には、お手本となる原典がある本が含まれています。つまり元となる王道の本が存在していて、それを著者が自分の経験や独自の視点で書き直しているのです。歌に例えると王道の本がオリジナルソング、焼き直しのビジネス書がコピーソングと言えます。勉強するならまずオリジナルである「王道の本」を勉強しなくてはもったいないのです。

人間関係の本であれば「人を動かす」(D・カーネギー著)、販売などの社会行動学であれば「影響力の武器」(ロバート・B・チヤルディーニ著)、営業術であれば「私はどうして販売外交に成功したか」(フランク・ベトガー著)など、「王道の本」がありますので、ぜひそれらを優先的に読むようにしましょう。

■後悔しないための習慣② 言葉遣いを改める

出世する人は、自分よりも能力の高い人を動かし、一人では到底なしえない難題をクリアしていきます。その際、身に付けておきたいのは「敵をつくらない話し方」です。

あなたは、後輩や外部の協力会社の方にぞんざいな態度で接していないでしょうか。今は自分の方が有能で立場が上だったとしても、周囲が成長し、力を借りる場面が出てくるかもしれません。そんなとき、急に言葉遣いを改めても、元の印象を覆すことはできません。

あるコンサルティングファームの社長は、すべての新入社員を「さん」付けで呼んでいました。必ずしも敬称で呼ぶ必要はないかもしれませんが、「敵をつくらない話し方」を身に着けて損はないでしょう。

■後悔しないための習慣③ 「現場」で心を動かす

新しいものを創り出す時や、人を動かす時にはアイデアが必要となります。そのアイデアがオリジナルであれば、プロジェクトの価値は高まります。

重要なアイデアを仕入れるために、興味を持ったことに対しては、必ず「現場」を見に行く習慣を持ちましょう。例えばアイドルグループ。テレビやSNSで人気だと大勢の人が知っていたとしても、実際に劇場やコンサートにまで足を運ぶ方は多くはありません。けれど「現場」にはテレビやスマホでは知りえない真実がたくさん隠されています。劇場に行ったら、「想像していたよりも狭かった」「お客さんに女性も結構いた」「距離が近くてびっくりした」など、知識ではなく、心で感じるものがあります。

その感じたことこそ、他人が真似できない、あなただけのオリジナルとなります。頭で覚えた知識は忘れたとしても、心で感じたことはたやすく忘れるものではありません。ぜひ興味がある「現場」に行き、心を動かし、オリジナルのアイデアを増やしてください。

■後悔したいための習慣④ 人間関係を変えてみる

電車移動や会議の休憩中など、ちょっとした隙間時間にフェイスブックやツイッターを見る人は多いもの。でもそのSNSのタイムラインがあなたをダメにしているかもしれません。

あなたはいつも同じ人をフォローしていませんか。人間は居心地のよい環境にいつまでも浸っていたい生き物です。タイムラインで流れてくる友達の楽しげな近況を読んでいるだけでは変化がありません。日々何気なく接触してしまうSNSは、良くも悪くも自分の習慣に影響を与える媒体。だからこそ自分に「もっと頑張らなくてはいけない」という刺激を与えてくれる人のフォローを増やしてみてはいかがでしょうか。

■後悔しないための習慣⑤ 空白を作る

「急がば回れ」ということわざがあるように、最短距離を進むだけがゴールへの近道ではありません。仕事をいう長い道を歩むには、時には冷静になって自分の置かれた立場や、本当にやりたいことなどを見つめなおす時間が必要です。

その結果、新しい創作意欲が沸いてきます。ぜひ意識的に仕事をしない日を作り、予定も立てず、誰にも会わない時間を作りましょう。さらに知らない場所に身を置ければ最高です。あえて何もしない空白の時間を作り、自分を見つめなおすことは、人生の「急がば回れ」に役に立つでしょう。

 

――「あの時、こうすれば良かった」と後悔しないためには、習慣を変えることが一番です。人生は長い旅です。過去を嘆くよりも眩しい未来に向けて、今できる一歩を踏み出しましょう。たったそれだけで本当に信じられないくらい、いろいろなことがどんどんつながりはじめ、人生が劇的に変化していきます。 

 

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト

後田良輔氏/ビジネス書作家・コラムニスト

1972年生まれ。大手3大広告代理店に勤務し、「誰でも使える気配り術」を駆使する気配りのプロフェッショナル。これまで応対したVIPは、東証一部上場社長、世界企業のCEO、政治家、医者、弁護士、大学教授、大物俳優・女優、ミリオンセラー作家、世界No.1クリエイターなど総勢3000名を超える。この特別丁寧に接しなければならない顧客との交流で磨かれたスキルと「東京・名古屋・大阪」の現場勤務で身につけたリアルな経験を組み合わせた、独自の「誰でも使える気配り術」に定評がある。
著書に、『気配りの正解』(ダイヤモンド社)『<落ちこぼれでも3秒で社内エースに変わる!>ぶっちぎり理論38』(ダイヤモンド社)、『逆境を活かす! 就活面接「エモロジカル理論」2015年度版』(実務教育出版)『1秒内定面接術」』(インプレス)など。これらの実績を買われ全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。新聞・雑誌などメディア露出は50回以上。「世界からキャリアの悩みをなくすこと」をミッションとする。