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学んでおいて損はない!資格コンサルタントおススメのビジネス向け資格・検定

 専門職を目指すわけでなくても、ビジネスパーソンとして基礎知識は持っておきたいものってありますよね。例えば、IT、マーケティング、プレゼン、マネジメント、リスク管理など…。それらの専門家と協働する際にも、最低限の知識は備えておきたいものです。

 そこでおススメしたいのが「資格」「検定」の学習。最低限押さえておくべき知識を、体系的、効率的に学ぶことができます。また、「資格」「検定」なら自分が得た知識がどのレベルにあるのかを客観的に判断できるところもメリット。

 今回は、430個もの資格を保有し、All About 「資格」のガイドも務める資格コンサルタント・鈴木秀明氏におススメの検定をピックアップしていただきました。

 

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PC作業の効率化

●MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

<概要>マイクロソフト オフィス製品の操作スキルを証明する国際資格。Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの各アプリケーションについて、バージョンごとに試験科目がある。

<運営>株式会社オデッセイ コミュニケーションズ

日常の業務でPCを使いこなしているつもりでいても、我流になっていて、非効率的な操作をしていることも。改めて学んでみると「こんな便利な機能があるのか」と新しい発見があったりします。

 

●VBAエキスパート

<概要>ExcelやAccessに搭載されているマクロ(データの並べ替え、抽出、検索、グラフ作成などの作業を自動的に行うプログラム)・VBA(Visual Basic for Applications)のスキルを認定。

<運営>株式会社オデッセイ コミュニケーションズ

複雑なデータ処理も一括で行えるようになるので、週ごと・月ごとの売上や営業成績をExcelで管理するなど、データ管理を行っている方が身に付けると作業効率が飛躍的に高まります。

 

ITに強くなる

●ITパスポート試験

<概要>「IT力」を証明する国家試験。セキュリティ、ネットワークなどのITの知識、プロジェクトマネジメントの知識をはじめ、経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般に関する知識など幅広い分野の総合的知識を問う。

<運営>情報処理推進機構 

情報システムとは、ネットワークとは、データベースとは…などITの基礎が総論的に学べます。ITを適切に活用できるようになるのはもちろん、社内の情報システム部門やエンジニアとのコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

 

マーケティング・企画力を上げる

●ウェブ解析士

<概要>初級では、ウェブマーケティング、ウェブ解析を行う上で必要な用語、アクセス解析から得られる情報の分析方法・計算方法、ウェブ解析による課題の発見方法と改善手段を学ぶ。

<運営>一般社団法人 ウェブ解析士協会

自社サイトを運営していたり、Webメディアを通じて販売・販促・ユーザーとのリレーション構築などを行っていたりする企業で、広報/企画/販促/営業などを務める人に有効。自社サイトをより使いやすくし、アクセスやページビュー数を増やす施策を考えるための分析ができるようになります。
類似のテーマの検定に「ネットマーケティング検定」など。

 

●ビジネス統計スペシャリスト 

<概要>「データ分析の実践力」を評価する資格。Excelを使用したデータ分析技能と、分析結果を正確に理解し応用する能力を評価。

<運営>株式会社オデッセイ コミュニケーションズ

経営企画/事業企画/財務など、売上やコストなどのデータから会社の方向性、戦略を決める立場にある人にお勧め。「統計」の基本をはじめ、実際のビジネスシーンに即した勉強ができるのがメリットです。類似のテーマの検定に「ビジネス数学検定」も。

 

●高齢社会検定

<概要>高齢化社会の課題に向き合い、解決するための知識を取得するために「東京大学高齢社会総合研究機構」の協力で設けられた資格検定。「個人編」「社会編」「総論」で構成される。

<運営>一般社団法人 高齢社会検定協会

国内のマーケットでビジネスを展開していくなら、高齢化をふまえた事業戦略、高齢者をターゲットとした商品・サービス開発が必要。その戦略を考えるための基礎知識やヒントを得ることができます。

 

プレゼン力をつける

●ビジネス文書技能検定

<概要>ビジネス文書の作成にあたり、正しい用字や用語が使えるようになるほか、正確でわかりやすい文章や礼儀正しい文章の書き方、社内文書・社外文書の正式な書き方が学べる。

<運営>公益財団法人 実務技能検定協会

勉強する機会があるようでないビジネス文書。挨拶状はもちろん、資料作成も学べます。普段の実務ではとりあえず先輩の文章を真似ているだけという人も多いのでは。ビジネス文書作成のスピードアップだけでなく、間違った言葉遣いをして恥をかいている可能性もあるので、改めて学んでみるといいでしょう。

 

●色彩検定

<概要>色彩の理論をふまえて、目的に合った色を選んで使えるようになる。3級レベルで学ぶのは、配色の基本、色彩の効果、色彩心理、ファッション、インテリアなど。

<運営>公益社団法人 色彩検定協会

自社のPRツールを制作する広報やメーカーの商品企画はもちろん、営業職などにもおススメ。プレゼン資料を作成する際に色の視覚的効果を利用したり、シャツとネクタイの色をコーディネートしたりと、与えたい印象に応じて色を使い分けられるようになります。類似検定に「カラーコーディネーター検定」など。

 

対人スキルを上げる

●ホスピタリティ検定

<概要>3級では、社会人として公共の場やビジネス現場で相手の立場に立った対応をするための基礎的な能力を、2級ではお客様・スタッフ・地域の人々などの立場に立った対応をするための応用的な能力を問われる試験。

<運営>一般社団法人 ホスピタリティ機構

販売職や営業職など「接客」の仕事はもちろんのこと、社内で一緒に働くメンバーや協力業者と接する際にも活かせます。敵を作らない、協力を得やすくする、人間関係を築く…そんな課題を抱えている人にお勧めです。

 

マネジメント力を上げる

●メンタルヘルス・マネジメント検定

<概要>働く人の心の不調の防止、活気ある職場作りを目的にメンタルヘルスケアの知識や対処法を習得。自らをケアする「セルフケアコース」、部下に配慮・対応する「ラインケアコース」、社内のメンタルヘルス対策を推進する「マスターコース」がある。

<運営>大阪商工会議所

今年12月から企業に対して「ストレスチェック」が義務付けられることからも、注目度の高い資格。管理職になるために取得を義務付けている企業もあるそうです。管理職だけでなく、人事採用に関する業務に携わっている人も備えておきたい知識です。

 

●公認モチベーション・マネジャー

<概要>チームメンバーのやる気を引き出し、モチベーションを高めるのが目的。モチベーション理論とモチベーション・マネジメントの実践スキルの両方を学習。ケーススタディで実践に則した事例に取り組む。

<運営>一般社団法人 モチベーション・マネジメント協会

よりポジティブに仕事に取り組む、高い成果を挙げる、組織を活性化させるための知識と手法を学ぶもの。リーダーやマネジャーなど、人の教育・指導にかかわる人、チームを率いる人におススメ。

 

●ビジネス会計検定

<概要>3級では、会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析など、財務諸表を理解するための基礎を学習。2級~1級では経営方針や事業戦略を判断するための財務分析・評価力を身につける。

<運営>大阪商工会議所

簿記検定が会計取引を記録、仕訳する能力を問うものであるのに対し、こちらは財務諸表を分析して経営状況をつかむ力を問うもの。経理・財務スタッフ以外でも、管理職になるのであれば会社や事業部の経営数字を分析するために欠かせない知識といえるでしょう。

また、法人営業で顧客企業の財務諸表を分析してコンサルティングに活かすことも。取引先や提携先を選定する際、相手企業の経営状況の判断をするにも役立つ知識です。

 

リスク管理力を高める

●個人情報保護士認定試験

<概要>企業内での個人情報対策のスタンダード資格。個人情報保護法を理解し、有効活用、安全確保できるエキスパートを認定。平成28年度からはマイナンバー法の総論も出題される。

<運営>一般財団法人 全日本情報学習振興協会

個人情報漏えいが企業に大ダメージを与えることも。総務・法務部門やデータを扱うIT部門で働く人はもちろん、顧客データなど個人情報を扱う全ての人が備えておきたい知識です。
マイナンバー運用開始に伴い、「マイナンバー実務検定」もスタートしました。

 

●ビジネス実務法務検定

<概要>法務部門だけでなく、営業、販売、総務、人事など、幅広い職種で必要とされる法律知識を習得。企業活動の主要分野をカバーしている。

<運営>東京商工会議所

わかりやすくいえば、ビジネス上、法的に「やってはダメなこと」を把握・認識しておくための検定。日常のビジネスシーンでどこにリスクが潜んでいるのかを理解し、回避するための知識を習得します。
法律分野の難関資格である行政書士や宅地建物取引士の資格取得を考えている人は、その足がかりとして勉強するにも適した内容です。

 

●知的財産管理技能検定

<概要>企業・団体における知的財産(発明、ブランド(商標)、著作権等)の創造・保護(権利化)・活用に関する知識及び実務的な能力に関する国家試験。

<運営>一般社団法人 知的財産教育協会

東京オリンピックのエンブレムの著作権侵害疑惑の騒動が記憶に新しいですが、コンテンツビジネスには常につきまとう問題。総務・法務部門スタッフが自社コンテンツやブランドを守るのはもちろん、広報、企画職などの人もうっかり著作権侵害してしまわないように基礎知識を持っておくと安心です。
関連テーマの検定に「ビジネス著作権検定」も。

 

 

鈴木秀明氏/All About 「資格」ガイド

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1981年生まれ。東京大学理学部卒。東京大学公共政策大学院修了。取得資格は行政書士、中小企業診断士、気象予報士、証券アナリスト、宅建、FP1級をはじめとして約430個(2015年9月時点)。「資格アドバイザー」「ライセンスアセッサー」として雑誌・ラジオなどへのメディア出演実績はのべ150件以上。ジャンルや実用性の有無を問わず幅広い資格・検定にチャレンジしており、ほぼ毎週試験を受けている。