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リクナビNEXTジャーナル

キャリア・ビジネスの情報満載【リクナビNEXTジャーナル】

「会社に振り回されやすい人」が陥る 3つの罠とその対処法

会社に振り回される人生、送ってませんか?悩んで悩みぬいて転職を決意したのに、うまく辞めることもできず振り回され続けていませんか?

「こんなハズじゃなかった…」とか「何のために生きてるんだろう…」なんて考えがチラついてしまう人は、もしかしたら現在進行形で会社に振り回されている…のかもしれません。

実際、「働きたいのに辞めさせられてしまう」という解雇やリストラの法律相談だけでなく「辞めたいのに辞めさせてもらえない」という相談もかなり多いのです。

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会社の暴論に振り回されやすいタイプとは?

・キミが辞めたらこの会社つぶれちゃうよ?

・そんな辞め方をして、この業界にいられると思うな?

・もし辞めたら損害賠償請求させてもらうから

 

極端な事例ですが、上記のような暴論を上司等から言われ「辞めたいのに辞められない…」なんてこともザラだとか。

 

もうこれ、明らかな脅しですよね。

 

普通に考えれば無視して意思を貫けばいい話なんですが、どうにもそうは出来ないタイプの人がいるようです。

では、会社に振り回されやすいのはどんな人でしょう?

 

Type1:頼みを断れない「いい人」タイプ

わかりやすいところで言えば、頼みを断れない人がいます。上司のムチャ振りや飲み会の誘いをうまく断れない人は、そのまま会社に振り回されやすいタイプであるといえます。

 

Type2:あまりにも論理的すぎる「頭脳派」タイプ

意外なところで言えば、論理的すぎる人も振り回されてしまうことがあります。

頭脳派論理思考タイプの人は、同タイプの人とのやりとりは得意ですが、他のタイプを相手にしたときに、「相手も自分のように考えるはず」ということを前提にしてしまいがち。上司の暴論とも言えるテキトーな発言にも「論理的にどうか?」を考え、議論し、結果として巻き込まれてしまいやすいのです。

 

会社に人生を振り回されないための対処法

さて、今回はあえて会社や上司の話を出していますが、会社を辞める(≒一種の別れ)と考えると、その多くは恋愛関係においても応用可能だったりします。

 

・別れを切り出せない

・いつもパートナーに振り回されていて苦痛

 

という人は、以下お伝えする対処法について「上司」「会社」を「彼女・彼氏」「妻・夫」のように変換して読むと役に立つかもしれません。

 

振り回されやすい人がついつい陥りがちな泥沼ポイント『罠』はどこに潜んでいるのか?

その正体は?対処法は?各シチュエーションとパターン別に3つほど紹介してみたいと思います。

 

感情論の罠…感情に論理で返せば泥沼化

会社に辞めることを伝えたら、「キミが辞めたらこの会社つぶれちゃうよ?」なんて泣きついてくるような発言が上司から飛び出したらうしましょうか?

 

「そう言われては、残るしかないですね…」

 

なーんて応じてしまっては、完全に相手の思う壺。またもや振り回される人生が続くことになります。こんな時、絶対にやってはいけないのが”感情論に論理で返す”という行動。例えば…

 

「いえ、うちの営業はしっかりしていますし、田中もいるから大丈夫ですよ」

 

一見、何の問題もない返しに見えます。が、これが悪手なんです。感情で押し通そうとしている相手にしてみれば、論理で返された答えはいくらでも返しようのある言葉となってしまい

 

上司「いや、田中君とキミじゃやっぱり格が違うよ」

あなた「え?いや、しかし…」

 

------押し問答-------

 

上司「とりあえず、この件は保留にしておこう」

 

…といった具合に煙に巻かれてしまいやすくなるんです。重要な点について議論するのは良いですが、もともとの話は何だったか思い出してみましょう。「キミが辞めたら、つぶれちゃうよ」という泣きつきでしたよね?

 

そもそも、従業員には辞める権利があります。当然に。が、当然のことを言われ、かつまともな反論ができないとき、相手は感情に訴えてくることがあります。

 

そんな感情論に対して、議論をしても生産的ではないですし、いつの間にか消耗させられてしまうのです。

 

これ以上、振り回されたくないのなら、感情的な言葉に反応しなくていいです。聞こえないふりをしてもOKなんです。

 

優秀な部下が辞めようとするときだけではなく、店長の明らかなセクハラを訴えようとしたら「オレがいなくなったら、この店はつぶれるぞ?」

 

部下の使い込みを追及しようとしたら、「オレが抜けたら、営業ヤバイんじゃないっすかね」と、近いうちに流行語大賞になりそうなくらい使われています。

 

まともな反論ができないとき、人は問題をすり替えて感情論に走るわけですね。それに踊らされては無駄に消耗してしまいます。

 

まあ、たいていの場合、エースが抜けても何とかなるもんですよ。

 

集団迎合の罠…多数派に流されてOKなのは ”検討が面倒な時” だけ

会社に振り回されるのが嫌で、改善を求めたとしましょう。

 

ところが、上司は「みんな、これでガマンしてるよ?」と言ってきます。

 

「みんなはOKだよ?」という言葉は、言われるとけっこうキツイですよね。一人だけ違う、少数意見だと何か不安になるじゃないですか。

 

駅のホームで周りに人がいないのに、反対車線のホームに人がいっぱいいると、「あれ、こっちのホームで良かったんだっけ?」と少しだけドキドキしてしまうもんです。

 

会議で反対意見なのに、「反対の人います?」と言われて、誰も手をあげないと、「自分の考えはおかしいのか?」と自信が60パーセントくらい減ります。

 

2カ月ほど前にも、ネット上で「ドレスの色、何色に見える?」といった話題がありましたよね?

 

あの写真を、実際に何人かで見た際「青に見える」「青でしょ?」と複数人が発言してしまうと、後から一人の友人がオドオドと「オレは…白に見える…んだけど」とつぶやいていました。

もし、彼が最初に「白」と言ったならばもっと自信を持って言えていたことでしょう。

 

私たちは、集団内でつい他人に合わせてしまいます。

 

それは、ラクだから。

 

行列ができているお店の食べ物はそこそこ美味しいですし、ランキング1位の本がつまらなくて破りたくなるということは滅多にありません(たまにはありますが)。

 

我々人間にはこんな性質があるので、「みんな、ガマンしてるよ?」なんて言われると、つい「自分もガマンしなければ」と考えてしまいがちなのです。

 

が、集団を作る側からすると「みんな」は演出できてしまいます。

 

行列はサクラかもしれないし、ランキングは操作されたものかもしれないのです。

 

だから、そんな他人に合わせる必要はありません。特に重要なことは。

 

他人に合わせるのは、検討する手間を省いてラクをするため。であるならば、なおさら重要なことはラクをせずに、ちゃんと吟味しましょう。

 

「みんなはこれで納得してるよ?」などと言われたら「それが何か?」「だから?」と他人の動向は本来関係ないということを思い出しましょう。

 

 

変化を嫌う罠…変わらない一貫性はラクな反面リスクも多い

癖や悪い習慣を直そうとしても、なかなか直らないですよね。人は簡単に変わらず、過去の自分と一貫性を保とうとするのです。

 

ある会社に、自己啓発が大好きな上司がいました。

 

本を読んだり、セミナーで新しい情報を手に入れるたびに、職場に新しいルールを持ち込もうとします。飲み会を急に増やしたり、唐突に合宿が始まったり…といった感じですね。

 

で、この手の人にありがちなんですが、大抵が長続きしません。

 

今回も、急に「明日から毎朝、トイレ掃除をしよう。これで業績が上がるはずだ」と提案してきました。いやいやいや……

 

「また変なことを言い始めた・・・」

「テキトーな思いつきで提案するの勘弁してくれー」

 

こんな風に感じる人が多いでしょう。

 

でも待ってください。そう感じるのは実は「変わりたくない」からではないでしょうか?

 

変わるって大変なんですよ。「大きく変わる」って書いて「大変」ですからね。変わらない方がラクなのです。

 

上司の新しいルール提案に「勘弁してくれー」と感じてしまう人は、一貫性への依存度合いが強いのです。

 

そんな人は、会社に振り回されると、そこから抜け出しにくい傾向にありますので、気をつけてください。それまで「振り回されていた自分」を大事にして正当化してしまうのです。

 

急に掃除ルールを持ち込まれたら、「どんなロジックで業績が上がるんだ?」と前向きに考えてみると良いかもしれません。

 

・キレイにするというメンタル面の変化があるのか

・身体を動かすことで、他の動きも早くなるのか

・お客さんからの見た目が良くなるのか

 

などなど。色々とありそうですよね。

 

 

まとめ

振り回されて悩んでいる人は、3つの罠に引っかかってないか意識してみてください。

 

まあ、会社に引き止められるうちが花ですよね。

 

みなさんが、逆に会社を振り回せるようになるよう願っています。

 

P.S.

今回の3つの罠を仕掛けてくるめんどうな人も、書籍『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』で取り上げています。ぜひチェックしてみてくださいね。

著者:石井琢磨

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『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』著者。弁護士。幼少時から家族が次々と壺を買わされるという、ダマされ環境で育つ。偏差値35から中央大学法学部に合格。在学中に司法試験一発合格、消費者事件を中心に活動中。

ブログ「相模川の弁護士55