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生産管理
インタビュー くわしく見る
生産管理は、工場の生産ラインをコントロールする舵取りだ 梶川 綾乃 さん(仮名)
PROFILE 梶川 綾乃 さん(仮名)
年齢 25歳
学歴 法学部法律学科卒業
住まい アパート(一人暮らし)
趣味 ピアノ弾き語り、ドライブ
職歴 自動車部品製造メーカー3年
座右の銘 なせば成る
血液型 A型
星座 天秤座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】300万円
どんな仕事?
生産ラインを止めないために細心の注意を払う
エンジン内部にあるターボチャージャ(過給機)の製造工場に勤める梶川さん。彼女の生産管理としての仕事は、その生産ラインの中枢で部品の管理をすること。

「生産管理の中でも2つの担当がいます。ひとつはクライアントである自動車メーカーから受注し出荷までを担う出荷担当、もうひとつはターボチャージャを作るために必要な部品を外注の工場から納入する入荷担当で、私は後者に属しています。ターボチャージャを作るためには80ほどの部品が必要なのですが、その部品は自社工場では作れないので、外部の部品工場に発注しているんです。その部品が納品されて自社工場でターボチャージャを作るという工程までを管理していますので、日々、外注の部品工場と納品時期などのやり取りに追われていますね」

そんな仕事に「毎日、胃の痛む思いです」と苦笑いを浮かべる梶川さん。その理由とは?

「私たちの仕事では、生産ラインを止めないことが絶対条件です。月の初めに生産台数を決めて、それに合わせて部品の納入予定表を作っているので、きちんと予定通りに進めばなんの問題もないんですけど、そうはいかないんですよね。外注の部品工場の中には、ちゃんと納期を守ってくれる工場や、こちらから毎日毎日、電話をしてもなかなか納品してくれない工場もいるんです。さらには、自動車メーカーからのオーダーで急に『明日、増産するから』といったこともありますし。ですから私たちは常に、工場の進行状況に目を向け、部品の在庫確認をしなければならず、ハラハラドキドキの毎日を送っているんです(苦笑)」
「職業病だなぁ」と思うとき
自分のペースに持ち込んでしまう
自分のペースに持ち込んでしまうイラスト
友達と電話をしていても、つい自分のペースに持ち込もうとしちゃいます。話し終わると「勝った!」って思ったり(笑)
求められる能力は?
生産の進行状況を見極める判断能力に加え、
外注業者との交渉能力も必要
「絶対条件と言いながら、実は何度か、生産ラインを止めてしまったこともあります」

と、悔しそうな表情を浮かべる梶川さん。生産管理とは読んで字の如く、生産の現場を管理する仕事だけに、それは致命的なミスと言える。

「いろんな悪条件が重なったためにラインが止まってしまったので、一概に生産管理だけのミスとは言えませんが、それでも責任は感じますね。私たちは、自分が管理している部品が納入されたらすぐに確認をし、その時点で『明後日にはネジをもう500本納品してもらわないとヤバイな』といった判断をします。また、保険をかける意味でもちょっと多めに発注をかけるんですが、多く発注しすぎてランニングコストをかけすぎてもいけません。適切な量の部品を確保し、生産ラインに乗せることが使命ですから、的確な判断能力が要求されるんです」
さらに必要な能力として、交渉能力があるという。

「外注工場の生産管理部門の人とやり取りをするのですが、『●日後までに●●個の部品を納めてください』『いや、それは厳しいよ』といった交渉は日常茶飯事です。こちらとしては、そのせめぎあいに勝たないと生産ラインに支障をきたしてしまうので必死ですよ。もちろん向こうも、できるできないの瀬戸際で仕事をしているので必死です。これはもう駆け引きというより勝負です。どっちが勝つか(笑)ほとんどは電話で交渉するので、表情がわからないぶん対面するより緊張しますし、話し方ひとつで話がこじれてしまうことだってあります。そういった意味で、大胆かつ慎重な交渉能力も要求されますね」
この仕事のやりがいは?
製造会社の中枢で、生産ラインをコントロールする責任感
梶川さんがやりがいを感じる瞬間。それは毎日、訪れるという。

「工場内には生産の予定表がボードに書かれているのですが、朝9時に立てた計画が昼には変わっていたりと、予定の段階でどんどん変更されていくんですよ。ホント、生産の現場は、毎日が戦場のような慌ただしさです。でも、だからこそ一日が無事に終わるとホッとしますし、達成感を感じることができるんですよね」

実は梶川さんは、就職当時、大学で学んだ法律の知識を活かすために総務部への配属を希望していた。それが、「会社の人事的な理由で放り込まれた」(本人談)ために、右も左もわからない生産管理という仕事に就いたという経緯がある。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
耐
社内外からのいろんな要望やお叱りに(笑)ひとつひとつ対応していかねばならず、とにかく忍耐が必要な仕事です
「不安でしたね〜。経験はもちろんないし、知識もゼロでしたから。それでもめげずに頑張っていたら、仕事に対するやりがいを見出すことができました。ひとつは、外部の人と交渉することの難しさ、そして楽しさ。さらには、交渉を成立させた上で、工場の生産ラインを滞りなく進めさせることへの喜び。製造業に携わっている以上、製品を確実に作り上げるのは会社の基盤なわけで、その中枢でコントロールしているという責任感をひしひしと感じています」
FAQ 梶川 綾乃 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 企業法務に携わりたいと思い、総務部に就職したんです。なのに、入社してから「生産管理をやってくれ」と。希望通りにはいきませんでしたが、現場を知っておくのも大切なことだと思い、配属に納得しました。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 工場の作業員はもちろん、同じ部署の社員同士も「チーム」を意識して仕事に臨んでいます。自分の範囲外の仕事でも、困っている人がいれば助け合う。みんなでモノを作っているという意識を持っている雰囲気が大好きです。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 仕事上、外注の工場と、また自社工場の作業員と密に話をします。そこで話がこじれたりすると後々、面倒くさいことになりかねません。ですから、人と話をすることが好きな人、感情的にならない人なんかに向いていると思います。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 製造業の要は工場です。そこで働くというプライドを持った人には門戸は狭くないです。製品や部品に関しての知識は入社後に覚えればいいですし、未経験でも熱意を買ってくれる職種ですよ。
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