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「もっと効率よく仕事しろ!」「残業も仕事のうちだ!」 ゆとり世代VSオーバー30 愛憎のギャップ抗争42連発
いつの時代でも、年代によるものの考え方や行動などの違いは存在する。今回、いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる20代前半の若手と30代前半の中堅エンジニア、両者における仕事上のギャップについて探ってみたい。
(総研スタッフ/山田モーキン イラスト/八重樫王明)作成日:09.09.02
はじめに 若手VS中堅エンジニア 半数以上がお互いのギャップを実感している
今回、無作為に抽出した20代前半(20歳〜24歳)の若手エンジニア150人と、30代前半(30歳〜34歳)の中堅エンジニア150人、合わせて300人に対してアンケート調査を実施した。
まず、「お互いの仕事に対する考え方や取り組み方、また人間関係の付き合い方など仕事上におけるなんらかの違いやギャップを感じたことがあるか?」との問いに対して、55%(若手52%・中堅58%)が「ギャップはある」と回答している。

さらにそのギャップの詳細に関して質問してみたところ、右図のような結果に。
若手エンジニアでは、残業や休日出勤などの勤務時間に対する考え方のギャップが第1位であるのに対し、中堅エンジニアではおよそ半数が仕事に対する基本的な取り組み姿勢のギャップを挙げている。
そのほかに関しては割合の違いはあるものの、若手・中堅両者とも仕事の進め方やルール、また人間関係上の付き合い方といった項目がそれぞれ、上位を占めた。

では実際、どういったポイントでお互い、ギャップを感じるのか? 今回のアンケートで明らかになった、エンジニアの生声の数々を紹介していきたい。
相手に対して感じるギャップ
その1 若手VS中堅エンジニア 仕事のギャップを実感したシーン30連発
仕事の姿勢編 与えられたことしかしない若手?効率の悪い中堅? 仕事の考え方・進め方は全く違う!
30代中堅vs20代若手
チェック!
とにかく効率的に仕事を進めたい若手と、効率化するだけが仕事ではないと主張する中堅という対立の構図によるギャップが、多数を占めた。また仕事に対する責任感や技術屋としてのプロ意識に対する考え方の違いも、大きいようだ。
勤務時間編 残業嫌いな若手?残業当たり前の中堅? 勤務時間に潜む大きなギャップ
30代中堅vs20代若手
チェック!
いちばんの違いは、残業や休日出勤を当たり前と考えるか否か。その根底には、先述の仕事に対する考え方にもあった「作業の効率化」に対する意識や、プライベートな時間を大事にしたいと考える若手が増えている現実があるようだ。
人間関係編 ドライな関係を求める若手?ホットな関係を求める中堅? フクザツな人間関係
20代若手vs30代中堅
チェック!
ここでも、「自分の時間を大切にしたいから、不必要な誘いは断りたい」と考える若手と、「飲み会も仕事のうえで重要な時間」ととらえる中堅、双方の考え方のギャップが明らかに。また若手に対する言葉遣いや立ち居振る舞いに対して苦言を呈する中堅の意見も目立った。
その2 「容認できるギャップ」と「容認できないギャップ」の代表例
若手・中堅エンジニアそれぞれが抱くギャップの数々を見て、あなたにも思い当たる節はあっただろうか。
そもそも、若手・中堅両者にとって「容認できるギャップ」と「容認できないギャップ」の境界線は、どこにあるのだろうか。その代表例を今回のアンケート結果の中から抜粋してみた。
20代若手vs30代中堅
主に容認できるポイントとしては若手・中堅ともに「仕事の進め方」が最も意見が多かった。中でもプログラミングやコーディング、開発環境の違いなどは人それぞれ、好みやスタイルがあること。どんな手段であれ、最終的にそれがいい製品・いいサービスに結びつくのであれば特に問題ない、というとらえ方が多いようだ。

一方、容認できないポイントとして若手・中堅ともに最も多かった意見が、「普段の言葉遣いやあいさつ」。若手は中堅に対して「部下だからといってあまりに高圧的な態度で、失礼にも程がある」「叱るのではなく、ただ怒っているだけ」といったように、パワハラでは?と思われるケースも見られた。また中堅から若手に対して「敬語や尊敬語・謙譲語の違いがわからない」「お客様に対してタメ口をするなどもってのほか」「あいさつをしない」といった、社会人としての基本的マナーが欠如している点を指摘する声が目立った。

このように人としての基本的マナーに対する若手・中堅それぞれの見方は厳しい一方で、エンジニアとしての仕事の進め方は自主性を尊重するのが、今回の調査結果から浮かび上がった全体的な傾向だ。
おわりに 若手の2割、中堅の4割がギャップに関して直接話し合い、その多くが解決へ
最後に今回、「ギャップがある」と回答した300人中165人(若手78人・中堅87人)に対して、「ギャップに関し、相手と話し合ったことがあるか?」と質問してみたところ、若手は20%、中堅は43%が「ある」と回答した。
その話し合いの結果が右表にあるとおり、中堅世代の一部で意見がかみ合わなかったと回答した以外、両者ともお互いの意見を尊重したり、また歩み寄るなど前向きな結論を出せたようだ。

考え方や行動など、あらゆる面において違いやギャップは世代間や個人間において少なからず存在するもの。そのギャップにもし、納得できないと感じるのであればあえて口に出し、腹を割って話し合うことは決して無駄ではないはずだ。
「最近の若手は……」「上の連中にはわからん」と結論付けてしまう前に、勇気をもって話しかけてみることを、今回の結果を通してぜひ、オススメしたい。
話し合った結果
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山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ 山田モーキン(総研スタッフ)からのメッセージ
年齢的には中堅世代に位置する私が属するTech編集部には、残念ながら若手が存在しません。ですから今回の結果、特に若手エンジニアの意見は非常に新鮮でした。いつの日かTechに若手が入ったときに備え、今回の結果を参考にさせていただこうかと思っています。

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