女性と男性が平等に働けるのは何年後?衝撃の答えとは!?

女性と男性が同じように働ける環境が整うまで、あと何年かかると言われているかご存知ですか? 答えは 20年といわれています。なぜこれほど長い時間がかかってしまうのか、『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』(光文社刊)の著者、華井由利奈が解説します。

※本稿は、『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』の一部を再編集したものです。

プロフィール

華井由利奈

ライター。愛知県出身。椙山女学園大学卒業後、印刷会社に就職。デザイン業務を1年間担当した後、コピーライターとしてトヨタ系企業など100社以上の取材を行う。2016年に独立。現在は、女性活躍、ビジネス、教育、生活情報など幅広い分野で執筆している。今までに取材した人数は700人以上。大学や教育講座での講演も行っている。『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』を執筆。

日本の女性社員が活躍できるのは20年後!?

職場環境に詳しい専門家に取材をしたときのことです。「日本の企業で性差をなくすには、あと20年後かかる」と言われました。そんなにかかるの!?と驚いた人も多いのではないでしょうか。取材中、私も大きなショックを受けました。

しかし思い返してみると、1991年に育児介護休業法が制定されてから、女性が育休を取得しやすい現在のような環境になるまでに、20年以上かかっています。ということは、性差がなくなり男性が当たり前のように育休を取得するようになるには、やはりあと20年かかるのかもしれません。

でも、できることならもう少し早く性差を埋めていきたいですよね。男女が平等に働けるように国や企業が制度改革を進めていますが、それが全企業に浸透するまで待っていられないという人は多いはず。20年先ではなく、10年先、5年先、明日にでも働きやすい環境に変えていくには、どうすればよいのでしょうか。

フリーランスとして働けるのはどんな人?

仕事の選択は人それぞれ違うと思いますが、あくまで一つの参考として、働く環境を変える方法の一つとして「フリーランスになる」という手段があります。私はフリーランスになって現在3年目。自分で働き方を調整できるようになり、会社員時代よりもずっと楽に働けるようになりました。

でも、人によっては「周囲に人がいたほうが仕事がはかどる」という人もいます。「独立してみたけれど、フリーランスの働き方が合わなくて会社員に戻った」という人もいます。フリーランスが自分に向いているのかどうか、できれば独立する前に知りたいですよね。

しかし残念ながら私は「あなたはフリーランスに向いている」と判断することはできません。当たり前のことですが、向き不向きは自分の感覚値でしか計れないからです。でも逆に考えると、他人から「絶対に無理」と言われても、やってみたらできるかもしれないということ。私は自分の向き不向きを知るため、会社員時代に次の5項目をこっそり試していました。

・自宅やコワーキングスペースなど会社以外で仕事をする

・仕事を斡旋してくれそうな人をリストアップする

・収入と支出の目安を書き出す

・手帳やアプリケーションを使って予定を自己管理する

・確定申告について調べてみる

最近は、いきなり独立するのではなく帰宅後や土日にできる副業を始めて、会社以外で働くスタイルが自分に合っているかどうか試す人も増えています。「私ならできそう」という感覚を積み重ねることが、フリーランスへの近道です。もちろん、フリーランスにこだわらず、ライフスタイルに合った選択を考える参考にしていただけたらと思います。

好きなことを仕事にしないほうが幸せな人とは

フリーランスになる前に、多くの人が一度は考えるのが「自分の好きなことを仕事にして売上を伸ばしていきたい」ということ。実際にそういう働き方をしている人を見て憧れた経験がある人も多いのではないでしょうか。数年前までは、私もそう思っていました。

でも、ある飲食店の社長に取材をした際、「誰もが好きなことを仕事にするべきではない」という話を聞いて驚きました。世の中には、好きなことを仕事にしたほうがいい人と、しないほうが幸せな人がいるそうです。

例えばチョコレート好きなAさんがチョコレートショップを開いたとします。Aさんは世界一美味しいチョコレートを作ろうと、毎日熱心に料理本を読んでスイーツ作りに励みました。

その後、隣にBさんが引っ越してきて、同じようにチョコレートショップを開きました。とにかくお客様に喜んでもらうのが好きなBさん。愛されるチョコレートを作ろうと、毎日お客様に感想を聞いて商品に反映しました。さて、繁盛するのはどちらでしょうか?

当然のことながら、答えはBさんです。商品に求められるのは自分好みの味ではなく、お客様好みの味。どれほどAさんが美味しいと思っても、お客様がマズいと思ったら商品は売れないからです。

社会人であれば、自分にとって都合の良いものではなく、お客様が幸せになれるものを生みだすのが仕事だと重々承知しているかもしれません。しかしフリーランスになって好きなことを仕事にしようと意気込んでいる人ほど、これを忘れがちです。

だからこそ、仕事を選ぶ前に自分に問いかけてみてください。自分はお客様のためにどこまで頑張れるかな、と。お客様からの「ちょっと変えてほしいんだけど……」という要望に耐えられなさそうなら、趣味のままにしておいたほうが幸せかもしれません。

 

『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』

華井由利奈 著  光文社

妊娠・出産を視野に入れ、自分にとって働きやすい仕事を探せる一冊。人気業種を中心に、全100種のリアルな情報を掲載しました。夢だけでは働き続けられない現代で、本当の「働きやすさ」を手に入れるための方法が満載です。

 

 

文:華井由利奈

 

 

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