試験問題つき！筆記試験実態：プログラミング試験編／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]


●名前と性別と年齢のデータを、年齢でソートし、男女の順に出力せよ。

〔回答例〕　エリアの取り方
	悪い例…個別キャラクターごとにソートさせる（処理時間に問題あり）
		char Name〔16〕; char Sex〔1〕;…注釈（コメント）が入っていない short Age〔2〕;
	良い例
		struct data｛…構造体で記述する（メンテナンス性で優） char PTR /ポインタ/…ソート時間が少なくて済む char Name〔16〕;/名前/…注釈（コメント）が入っていて、わかりやすい char Sex〔1〕;/性別/ short Age〔2〕;/年齢*/


	■	面接後、簡単なプログラミングをその場でさせるが、単にプログラムが書ければよいというものではない。メンテナンス時を考慮したシンプルで見やすいプログラムが書けるか、処理速度などの性能をどう高めているかなどが評価のポイントとなる。

	■	合格者の例では、まず構造体を作りエリアを確保しているとともに、コメントをつけているため見やすくなっている。また、ポインタ使用により、仮にデータが増えてもプログラムを書き換えずに済み、ソーティングの時間も短縮できる。

	■	このように、性能を高めるためにどんな工夫をしているのか、そこから、受験者の論理性やプログラミングのセンスが評価されるのだ。


●	ポジションを職務経歴書で確認しても、企業によって役職名などが異なる業界なので、技術力を判断し切れないのが実情。そこで実際のプログラミング能力を試すため、その場での試験を導入している。ただしこれは単純にプログラムの力だけを評価するのではない。出題時にわざと要素を欠落させて説明し、その点を「ここはどうするんですか」と質問してくるような人であれば、ＳＥとして打ち合わせもできる人といえる。