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営業×マスコミ
インタビュー くわしく見る
営業×マスコミはクリエィティブな流通業者だ 中野 龍亮 さん(仮名)
PROFILE 中野 龍亮 さん(仮名)
年齢 29歳
学歴 社会人間学専攻
住まい 賃貸マンション(独身ふたり暮らし)
趣味 ドライブ、サーフィン
職歴 広告代理店5年
座右の銘 一を聞いて十を知る、十を聞いて一を知る
血液型 A型
星座 いて座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】530万円
どんな仕事?
広告主とメディアの間に立ち最も効果的な広告を考え、作り、露出させる
広告代理店とは、読んで字のごとく「広告を代理する」仕事。つまり、自社に商品はなく、広告を露出させる媒体も持たないため、広告代理店自体の仕事はないに等しい。いわば広告に関する流通業だ。

「企業から露出させるべき広告を受注してきてメディアに連絡をし、露出までの進行管理をするのが仕事で、社内には2種類の営業がいます。企業から広告予算を取ってくる営業と、媒体セクションと言われる、雑誌の広告ページやテレビCM枠といったメディアの広告枠を取ってくる営業。僕は後者で、さらに雑誌媒体担当です。例えば、『飲料品メーカーから雑誌の広告出稿がある』と広告主寄りの営業から連絡を受けたときに、出版社に連絡し、交渉して雑誌の広告ページを確保するんです。で、それを広告主に買ってもらう、と。その他、原稿や写真などのデータの手配をしたり、掲載誌を広告主に送付したりと、細かい作業も多々ありますね」
もちろん、それは土台でしかない。広告代理店がクリエイティブな仕事と言われる所以は、その延長線上の仕事に由来している。

「出版社から『広告を掲載してくれるクライアントを探してくれ』といった相談を受けることもありますし、逆に広告主から『新しい製品が出るんだけど、どんな雑誌にどんな広告を出せば、どれくらいの効果が見込めるのか?』という質問があれば、最も有効な方法を提案したりもします。広告主と媒体社の要望がぶつかることもよくありますが、よりよい橋渡し役をつとめるには、人脈はもちろん、物事を柔軟に考える発想力が求められますね」
「職業病だなぁ」と思うとき
コンビニで立ち読みが長い
コンビニで立ち読みが長いイラスト
担当外の雑誌を見ても、いかに出稿金額を稼ぐかを考えてしまう。自然とコンビニにいる時間が長くなる(笑)。
求められる能力は?
デキる営業担当に必要な資質は地道な努力、そして気配り
ファッション誌から青年誌、マンガ雑誌、ゲーム誌、レディースコミック…と、通算300以上の雑誌を担当しているという中野さん。すべての雑誌に精通し、その中の自社で確保した広告枠をすべて把握している。その管理能力たるや凄いのひと言、かと思いきや…

「担当数が多すぎて…と言ったら言い訳になってしまいますが、人間誰しもミスはあります。例えば、『掲載する写真を間違えました』とか『掲載時期を1週間間違えていました』といったこともありましたし、『航空会社の広告を掲載したら、隣のページに9.11同時多発テロの記事が載ってました』なんて、笑えないこともありましたね。本来、あってはいけないことも起こり得るので、仕事には本当に緊張感があります」
そういったミスを真摯な態度で処理する能力はもちろん必須。しかし、それ以前の問題として、求められる資質がある。

「僕らの仕事において評価されることのひとつに『仕事をミスなく コンプリートする』ということがあるんです。膨大な数の仕事があっても、そのひとつひとつを地道にこなしていけば達成できるはず。そのためには、いかに細かいことをチェックできるか。広告主からもメディアからも、やっぱり代理店の方が知識があるんだ、任せて良かったと思ってもらわなくてはいけないですからね。だから僕、私生活でも超心配性なんですよ(笑)」
この仕事のやりがいは?
いち営業担当とはいえときにはメディアを動かす力もある
もちろん、この業界には競合他社も数多く、広告予算を巡ってし烈なプレゼン合戦が繰り広げられている。営業担当は、それに勝ち抜いて、社の利益につなげなければならない。

「会社では『クライアントが自分でパンツも脱げないくらいにしろ』って言う上司もいます。クライアントの懐に入り込み、できることは何でもしろ、と。以前、クライアントのお子さんが、人気ファッションブランドのTシャツが欲しいというので、行列必至のその店に休日の朝から並んだこともあります(笑)。契約成立のために、できることは何でもやる。泥臭いですけど、それが僕らの仕事なんです」やりがいを感じるのはそれから、である。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
似
「以」という文字は次に続く文字を支え、機能します。僕らの仕事があって、本業に注力できる人たちがいると思っています。
「2年ほど前、あるゲーム雑誌において、その雑誌における広告会社史上最高の出稿金額を記録したんです。これ、僕の金字塔(笑)。で、そこまで入り込むとゲーム業界のマーケットがだいたい見えてくるんですね。当時は大人のゲーマー人口が増えてきたころで、ちょっとお金を持っていそうな大人向けのライフスタイル誌に、ゲームの特集記事を組んでもらったんです。もちろん、広告も提案してね。その雑誌でゲームの特集を組んだのは初の試みだったのですが、予想通り、反響は大きかったです。ひとつの雑誌をも動かしてしまうという責任感と、それによって人の人生を動かしてしまうことに、充実感とやりがいを感じられますね」
FAQ 中野 龍亮 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A バイトで新聞記者をしていたころ、さまざまな情報を仕入れる中で、それらを組み合わせたらもっと面白い情報になるのに、と思っていました。いろんな人のニーズや、モノやお金を組み合わせて、新しい情報を作り出したかったんです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A たくさんの人と仕事ができた。毎日違う仕事ができた。ほっといたら出会わなそうなものが、僕の存在を介して出会った。それがいい出会いだった。総じて考えると、すごく刺激的で楽しい仕事ですよね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 気配りの利く人、ですね。上司からは「クライアントより出版元より、細かいことに気づきなさい」と言われるんです。なぜなら、広告に関しては誰よりも知識を持っていないと、中間に入っている意味がありませんから。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A ひとつひとつの仕事をコツコツ遂行させていくのがミッションで、派手な世界ではありません。モデルと話をする機会も少ないですし(笑)勘違いせず、地道に仕事ができる人に対しては、決して門戸は狭くないですよ。
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