転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 求人の探し方・選び方 > 第二新卒が選ぶべき「理想の会社」の見分け方
-
-
- 第二新卒にとって理想の会社とは?
- 「理想の会社」を見分ける5つの視点はこれ!
転職したあとで、後悔しても仕方がない。
そこが本当に転職に理想的な会社かを見極めるためのポイントを、2人の識者にアドバイスしてもらおう。



経験の浅い第二新卒にとって、右も左もわからないうちからいきなり現場に出されても本当の力は発揮しにくい。新卒のように「手取り足取り」とまではいかないまでも、ある程度の研修や人材育成制度があったほうがいい。
単に社員を甘やかすだけが
「理想の会社」とは言えませんが…。
具体的な人材育成制度があるか?
まずは、求人広告をよくチェックしてみましょう。もし、研修や人材育成制度を設けている会社なら、必ずそのことについて説明しているはずです。具体的に「どれだけの期間で」、「どんな方法で教えるか」といった記述があれば、信頼できますね。もし、あいまいな点があれば、面接時に質問すべきです。(吉田氏)
経営者は人材を大切にしているか?
どの企業のホームページにも「社長あいさつ」あるいは「企業理念」が掲げてあると思いますが、ここで人材の大切さをうたっているかどうかは重要。人を確保し、育てていくにはお金も手間もかかりますから、人事部に任せっぱなしにするのではなく、経営者自らが意識を高く持っているかを確認しましょう。(吉田氏)
魅力的な先輩はいるか?
求人広告などに「先輩のコメント」があった場合は、そこにもよく目を通しておきましょう。同年代の先輩ならば、未来の自分の姿が見えるはず。また年上の人なら上司になる可能性もありますから、その人の仕事の姿勢などを読み取ってみましょう。(吉田氏)



転職後、よりよい経験を積んで立派なビジネスパーソンになるには、転職でどんな仕事をするかにかかっている。社員が希望通りの仕事に就くチャンスがある会社かどうか、上司や経営者に自由に意見を言える社風かどうかは、よくチェックしておこう。
社内の風通しのいい会社は、
若手の活躍に期待しています。
転職後、希望した部署につけるか?
まずは、ホームページの「会社概要」の欄で、その企業の事業内容を見ておきましょう。もし、興味を感じたものがあれば、面接でその事業に携わる可能性があるかどうかを聞いてみましょう。自分と同じような中途採用枠で入社した先輩が今、どの事業部でどのような仕事をしているか、具体的な事例として聞いてみるのもいいですね。(吉田氏)
経営陣と社員の距離は近いか?
面接でその会社を訪ねたとき、チャンスがあれば役員室や社長室もチェックしておきたいですね。オープンドアポリシーと言って、経営陣の部屋のドアを開放し、社員が自由に経営陣に意見を言える社風のある会社が最近は増えています。(吉田氏)
社員が自由に意見を言える社風か?
社員が自由に経営に対して意見が言える会議や、新規事業を提案できる制度などがあるかどうかも事前にチェックしておきたいですね。
ただ、そういったチャンスがあっても実際に活用・運用されていなければ何にもなりませんから、面接で社員の意見が採用された具体例を質問して確認しておきましょう。(吉田氏)



転職先として考えている会社の将来性はとても気になるところだが、専門的な財務分析でもしない限り正確なところはわからない。
だが、そのようなことをしなくても、目で見て感じたことだけでもある程度のことはわかるはずだ。
3年〜5年先の会社の成長度にも注目すべきです。
いい人材を集めようとしているか?
求人記事などにエントランスの写真が掲げてある場合、見た目の印象も重要な判断基準です。
もちろん「外面」だけよくても仕方ありませんが、少なくとも会社がそういう面に投資しているということは、それだけいい人材を集めようという努力の表れとも言えるわけです。(佐藤氏)
どれだけ本気で採用活動をしているか?
面接で企業を訪問した際には、トイレや給湯室はきれいか、観葉植物や棚などいいものを使っているか、照明は明るく働きやすいかといったことを目で見て判断する絶好のチャンスです。
ここでも、「外面」に気をつかわずにだらしない会社は問題ですが、中には質素でも効率的に経費削減する努力をしている会社もあるはず。その場合は「経費を削減して人材採用にお金をかけるなんてすごいな」と思うくらいの想像力を働かせてほしいですね。(佐藤氏)



人材の採用活動というのは、会社が業務を行う上で重大な要素。それだけに、その会社がどういう目的で採用活動をしているかということはぜひとも知っておきたいところ。外部からはわからない採用の背景を探るには、どうしたらいいのか?
イキイキと働くためには、
「何をしたいか?」もよく考えて。
なぜその会社は採用をするのか?
採用の目的を求人広告で明記してある会社も多いのですが念のため、面接でもそのことは確かめておきたいですね。例えば、「採用を行っている部署には今、どれだけの人が携わっていますか?」と聞けば、募集されている部署でどれだけの規模の事業を展開しようと思っているかが推し量れます。もちろん、そのためにはあらかじめ、その会社がどんな事業を手がけているか、前もって調べておく必要があります。(吉田氏)
いい人材を集めようという意欲はあるか?
面接担当者の人数についても、想像力を働かせてみましょう。
例えば、500人規模の会社の一次面接で、面接担当者がひとりしかいないようでは、その会社のいい人材を集めようという意欲には疑問が残ります。また、面接は、将来上司になる人や経営陣などと直接会って、具体的な仕事をイメージする絶好のチャンスですから、今後の事業展開や仕事内容などについて知りたいことがあったら積極的に質問しましょう。50人、100人規模の会社の場合、社長の存在は大きいですから、ぜひ、面接で会って話をしたいところです。(佐藤氏)



最後に、「その会社が成長させてくれる会社かどうか」という受け身の発想ではなく、「その会社で成長しようと思えるか」という視点からよく考えてみよう。つまり、そこでの仕事に前向きに取り組んでいけるかということ。そのためには、その会社にトコトンまで惚れこむことが必要だ。
会社に惚れこんでいれば、
どんな仕事も楽しめるはず。
魅力的な商品やサービスを扱っているか?
できれば第二新卒の皆さんには、給与目当てで転職してほしくないと思います。なぜなら、給与は景気の変動などですぐに変わるからです。例えば、その会社がどんな商品やサービスを扱っているかは、とても重要。ホームページなどでよく見て、それを「ほしい」と思うか、「すごいな」と思うか。もし、思えるなら、入社後はきっと前向きに業務に取り組めるはずです。(佐藤氏)
その会社にはどんな社員が働いているか?
社員を実際に自分の目で見るというのも有効な方法です。ランチタイムにその会社の社員が行きそうな店に行って、どんな人たちが働いているのかよく観察するのもいいですね。面接のとき、1時間か2時間前に出かけて、出入りする人を30人くらい見てみる。「あの人たちのようになりたいな」と思えるかどうか、よく考えてみてください。(佐藤氏)
|