仕事のやりがい・モチベーション・勤務時間・ストレスetc…

ビジネスパーソン生活実態調査2011【時間・マインド編】

民間企業に勤める20〜30代のビジネスパーソン500人に「お金」「時間」「マインド」に関する実態調査を実施。お金の使い道や金銭感覚、また勤務環境や仕事に対する姿勢などの各項目について全3回に分けて解説していく。今回は【時間・マインド編】。早速、イマドキのビジネスパーソンの支出の実態を探ってみよう。

2011年6月29日

今回の調査対象者500人の基本データ

今回、20〜39歳のビジネスパーソン500人に生活実態に関するアンケート調査を実施した(※ちなみにこちらが【収入編】 【支出編】)。具体的に見ていくと、まず職種についてはグラフにある通り、「営業・事務・企画系」職種が全体の約4割を占める一方、そのほかの職種に関してはどれもおおよそ1割以内に分散している。
次に年収に関してはグラフの通り、最も多い層が「年収300万円〜400万円未満」で約3割。年収500万円未満の方で、全体の7割近くを占めるという結果となった。逆に「年収700万円以上」は全体の1割程度、中でも1000万円プレーヤーに関しては1.8%という構成だ。

ちなみに、転職経験に関しても聞いてみたところ、「転職経験なし」が約4割、「1回」が約2割。中には「5回以上」という方も5.2%存在した。また転職意向に関しては、全体の5割程度が「転職を検討していない」と回答。「転職活動をしている」もしくは「転職を検討している」人の割合は全体の約3割という結果になった。

調査方法:インターネットでアンケートを実施
実施期間:2011年5月18日〜19日
調査対象:20歳〜39歳で正社員、契約社員、派遣社員の方
調査人数:500人(有効回答数500件・楽天リサーチ調べ)

Q1.1日あたりの平均勤務時間は?

全体の平均勤務時間は8時間55分。年収が上がるほど勤務時間も増える傾向に

全体の傾向として最も多かったのは「8〜9時間」で、37%。次いで「9〜10時間」の26%、「8時間未満」「10〜12時間未満」と続く。さらに年収別でチェックしてみると、おおよそ年収が高くなるにつれて長時間勤務になる傾向が読み取れる。例えば年収300万円未満の場合、勤務時間が8時間未満と回答している割合が3割とほかの年収帯と比べ突出している。その一方、年収700万円を超えてくると「10〜12時間未満」の割合が高い傾向にある。
ちなみに別項目で調査した「仕事のストレスがあるorない」で比べてみると、ストレスがある方が、ない方に比べて平均1〜2時間程度、勤務時間が多い傾向にあることがわかった。

Q2. 1年前と比べた、勤務時間の変化は?

全体の6割は変化なし。わずかながら「勤務時間が増えた」という割合が高い

1年前と比べて6割以上は、特に変化なしとの回答が。 また「増えた」or「減った」の項目で比べてみると、全体としてはわずかに0.8%「増えた」と回答した割合が高かった。また「増えた」「減った」それぞれに関しては、9割方は「月1〜30時間以内」でそれほど大きな増減はなかったようだ。

Q3. 1日あたりの平均睡眠時間は?

全体の平均睡眠時間は約5時間57分。「5〜6時間「6〜7時間」と言う人が全体の7割

全体を見渡すと「5〜6時間未満」「6〜7時間未満」がそれぞれ35%で、合わせて70%を占めた。続いて多いのが「4〜5時間未満」で13%、「7〜8時間未満」が11.4%で、上位4つを合わせれば全体の95%弱を占める結果に。基本的にはQ1で紹介した平均勤務時間と相関関係にあり、勤務時間が長いほど睡眠時間が短くなる。

Q4.現在の仕事のやりがいを感じている?

全体の3割はやりがいを感じている。また年収が上がるほどやりがいを感じる傾向が

全体としては「やりがいを感じる」が30%、「やりがいを感じない」が26.4%と若干、やりがいを感じる人の方が多いという結果に。だが、実は「どちらとも言えない」人が44%で最も多かった。また年収が上がるほど、「やりがいを感じる」という割合が高くなる傾向がある。例えば年収300万円未満では21%であるのに対し、年収700万円以上では50%。
また具体的にどんな時にやりがいを感じるのか聞いてみたところ、

・「新しいことを覚えて実行できたとき」「自分の望む仕事をしているので、趣味と実益を兼ねている」など、自分のやりたいことができたとき
・「企画した商品がお客様に使われている」「自分が作ったものを街の中で見たとき」など、
顧客に喜んでもらえたとき
・「新規契約が取れたとき」「成長した分、給料として反映される」「やったことが売上アップに直結」「世界中のパートナーと仕事をしていく上で、さまざまな発見があること」など、仕事をやり遂げた達成感を得たとき

といった3つのポイントに、やりがいを感じているようだ。

Q5.仕事のストレスはある?&どんなストレス?

4人に3人はストレスあり。特に「社内の人間関係」にストレスを感じる人が多い

全体の73%の人は「ストレスがある」と回答。具体的にどのような事柄にストレスを感じているか聞いてみたところ、最も多かったのが「社内の人間関係」で、全体の約6割。続いて「評価・待遇への不満」「仕事の忙しさ」がそれぞれ5割弱であった。年収が下がるほど「評価・待遇への不満」「将来のキャリアに対する不安」が、高い傾向にあるようだ。
ちなみに別項目で質問した、仕事のやりがいを感じるかどうかの結果と組み合わせてみると、「やりがいを感じる」と回答した方は「仕事の忙しさ」だけが唯一、5割を超えた。
その一方で「やりがいを感じていない」方は、「社内の人間関係」の7割を筆頭に「評価・待遇への不満」「将来のキャリアに対する不安」の3項目が5割を超えている。
つまり、仕事にやりがいを感じている方は現状に満足しているため、あえて言えば仕事が忙しいことだけがストレスと言える傾向にあるようだ。

Q6将来、大きな目標や夢はある?

「ない」が全体の約4割。年収が上がるほど夢や目標がある割合が高くなる傾向に

全体では「ない」と回答した割合が38%で、「ある」と回答した29%を上回った。年収別では、300万円未満が「ある」と回答した割合が16%に対し、年収700万円以上では40%と大きな差があり、年収が上がるほど将来の夢や目標が「ある」割合が高くなるようだ。
また別項目で調査した、平均勤務時間が「長い」ほど、夢や目標が「ある」と回答する割合は高くなり、「短い」ほど「ない」と回答する割合が高くなることがわかった。
また「仕事にやりがいを感じている」と回答した人の約半数が、夢や目標が「ある」と回答する一方、「やりがいを感じない」と回答した人では、わずか20%弱という、大きな違いが浮き彫りになった。

Q7仕事を続けるためのモチベーションは何?

全体の半数弱が「お金」。年収が上がるほど「仕事内容」や「家族」の割合が高い傾向に

全体の44%が「お金」と回答し、「仕事内容」「家族」の20%台を大きく上回る結果に。中でも年収400万円未満では半数以上がお金と回答していることから、年収が下がるほど仕事における給料や収入の存在価値が大きい。逆に年収が上がるほど「仕事内容」「家族」の項目が高くなる傾向にある。
また別項目で調査した「仕事のやりがい」と組み合わせて分析したところ、「やりがいを感じる」人のモチベーショントップは「仕事内容」で42%。それに対し「やりがいを感じない」人のトップは「お金」で55%と大きな違いが出た。
さらに将来への夢や目標が「ある」と回答した人のトップが「仕事内容」で40%。それに対し、夢や目標が「ない」と回答した人のトップは、「お金」で54%という結果になった。

※こちらもチェックしてみよう!
【収入編】 【支出編】

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山田モーキン

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