家賃・習い事・ランチ代 etc…

ビジネスパーソン生活実態調査2011【支出編】

民間企業に勤める20〜30代のビジネスパーソン500人に「お金」「時間」「マインド」に関する実態調査を実施。お金の使い道や金銭感覚、また勤務環境や仕事に対する姿勢などの各項目について全3回に分けて解説していく。今回は【支出編】。早速、イマドキのビジネスパーソンの支出の実態を探ってみよう。

2011年6月15日

今回の調査対象者500人の基本データ

今回、20〜39歳のビジネスパーソン500人に生活実態に関するアンケート調査を実施した(※ちなみに【収入編】はこちら)。具体的に見ていくと、まず職種についてはグラフにある通り、「営業・事務・企画系」職種が全体の約4割を占める一方、その他の職種に関してはどれもおおよそ1割以内に分散している。
次に年収に関してはグラフの通り、最も多い層が「年収300万円〜400万円未満」で約3割。年収500万円未満の方で、全体の7割近くを占めるという結果となった。逆に「年収700万円以上」は全体の1割程度、中でも1000万円プレーヤーに関しては1.8%という構成だ。

ちなみに、転職経験に関しても聞いてみたところ、「転職経験なし」が約4割、「1回」が約2割。中には「5回以上」という方も5.2%存在した。また転職意向に関しては、全体の5割程度が「転職を検討していない」と回答。「転職活動をしている」もしくは「転職を検討している」人の割合は全体の約3割という結果になった。

調査方法:インターネットでアンケートを実施
実施期間:2011年5月18日〜19日
調査対象:20歳〜39歳で正社員、契約社員、派遣社員の方
調査人数:500人(有効回答数500件・楽天リサーチ調べ)

Q1.月々の家賃(住宅ローン)はいくら?

全体の平均額は約6万円。家賃を払ってない人も3割という結果に

全体としては「5〜9万円」と回答した人がもっとも多く、33%という結果になった。次に多いのが「実家に住んでいるなどの理由で家賃は払っていない」。また年収別にみていくと、年収額と家賃は比例しており、特に年収300万円未満では、約半数程度の人が家賃を払っていないという結果になった。
その一方、年収が上がるほど家賃の額は上昇。特に年収700万円以上に関しては、全体の半数が9万円以上の家賃やローンを毎月支払っている。

Q2.習い事や勉強にかける、1カ月当たりの支出は?

全体の6割は習い事をしていない。習い事をする人全体の平均額は4,860円で、人気ナンバーワンは「英会話」

全体としては63%の人が「特に習い事や勉強はしていない」という結果に。中には1万円以上かけるという人も約1割、存在した。
また人気の習い事としてダントツトップだったのが「英会話」。ビジネスのグローバル化に伴って、英語力を必要と感じるビジネスパーソンが多いことがうかがえる。またほかにも専門領域の資格取得や、趣味・教養分野がそれに続く。また少数派からは「加圧トレーニング」「内部監査」「心理学」「ヒップホップダンス」「損害保険」といった分野も。
別項目で調査した「将来の目標や夢がある」と回答した人の約半分が習い事をし、さらにそのうちの4割以上が月1万円以上支出している。一方、「将来の目標や夢がない」と回答した人の4人に3人は、習い事をしていないという結果に。
ちなみに4年前に同様の調査をした時の全体平均予算が約3,600円だったので、1,200円以上アップしたことになる。

Q3.1回あたりのランチ予算は?

全体の平均額は約400円。年収が下がるほどお弁当持参率も高くなる傾向が

全体で最も多かったのは「500円未満」で、全体の33%。次いで「500〜800円未満」、お弁当持参などの「0円」と続く。
また年収別にみると、年収が下がるほどランチにかける予算も減る傾向がある。その一方、年収500〜700万円クラスでは「500〜800円未満」が最も多く、700万円以上の中でグラフには表示していないが、年収900万円、1000万円以上は「800〜1000円未満」が最多となった。
ちなみに4年前に同様の調査をした時の全体平均予算が444円、お弁当持参率が約2割だった。つまり前回より弁当持参率が3%程度増加した分、平均予算が40円程度下がったと言える。

Q4.1回あたりの飲み代の予算は?

全体の平均額は約3,600円。飲みにいかない人も全体の3割に

全体としては約38%が「3000〜5000円未満」と回答。また「飲みにいかない」という割合も全体の3割を占める結果になった。年収別にチェックしてみると、あるひとつの傾向が。それは年収500万円を境に、それ以下の年収額では3〜4割の高い割合で「飲みにいかない」と回答しているのに対し、それ以上の年収額では2割に満たない少数派となる。経済的に飲みに行く余裕があるかどうかの目安として、「年収500万円」がひとつのボーダーラインとなりそうだ。
ちなみに4年前に同様の調査をした時の全体平均予算が約5,000円だったので、この4年間で1,000円以上も大幅ダウンしたことになる。

Q5.1回あたりのデート予算は?

全体の半数が「デートはしない」。デートする人の全体の平均額は約6,000円

全体をみると「デートはしない」との回答が約51%と、半数を超えた。一方デートをする人では、「1000〜5000円」「5000〜1万円」がほぼ拮抗しているため、おおよそ1万円以内の予算でデートを楽しんでいるようだ。
また興味深いデータとしては、別項目で調査した「仕事のストレスがある」は、「仕事のストレスがない」人に比べ、「デートはしない」と回答した割合が20%以上高かった。同様のことが「仕事のやりがいを感じない」&「将来の目標や夢がない」というケースでも見られた。この結果からみる限り、現在の仕事や生活に対して心の余裕がない人ほど、デートをする余裕もないのかもしれない。
ちなみに4年前に同様の調査をした時の全体平均予算が約5,300円だったので、飲み代やランチ予算と比べて700円程度、逆にアップしたことになる。

※次回は、時間&仕事マインド編を紹介(前回の【収入編】はこちら

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山田モーキン

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