廣瀬製紙株式会社
仕事内容 <世界初「湿式不織布」を開発> 日本の三大和紙産地のひとつ「高知県」。清流・仁淀川のほとりの手すき和紙の工房が私たち「廣瀬製紙」のルーツです。土佐和紙は1000年以上の歴史を持ち、0.03〜0.05mmという屈指の薄さで古文書の修復などにも使われてきました。私たちもその歴史と伝統を受け継いでいましたが、安価な木材パルプの登場で、業界全体がいまのA4用紙のような「西洋紙」に押されるようになりました。 そこで創業者の廣瀬晋二は京都大学で合成紙の研究を重ねました。丈夫で劣化の少ない合成繊維を「手すきの技法」で加工すれば新しい素材ができるのではないか。そんな信念で試行錯誤を繰り返した結果、1950年代に世界で初めて合成繊維・ビニロンを用いた「湿式不織布」の開発に成功。1958年に廣瀬製紙株式会社を設立し、新しい産業を興したのです。 <みなさんの身近にも!> 不織布とは文字どおり「織らない布」。布は通常、糸を編み込んで作りますが、不織布は様々な方法で繊維同士を結合させて作るシートです。そこに土佐和紙の「手すき」の技術を活かし、それまで不可能とされていた合成繊維の結合を成功させたのです。 例えば私たちは、10億分の1mmという革新的なナノ技術による「ナノファイバー新製法」で、花粉やPM2.5、ウィルスを99%カットする「不織布マスク」を実現しています。コロナ禍ではきっと、みなさんにもご利用いただいたはずです。 他にもコーヒーフィルター、窓のブラインドなど、身近なところに数多く使われています。カステラの表面を覆っている「くっつかない紙」や牛乳パックの内側の「ツルツルの紙」などは「機能紙」とも呼ばれています。さらに見えないところでは、乾電池の「+極とー極を分離する不織布」も私たちの製品。乾電池が世の中に登場して40年以上、ずっと技術改良を加えながら不織布を提供してきました。この分野では現在も国内約60%、世界で約30%のシェアを誇っています。 また最近では、驚異的な効果を発揮する断熱シートの開発で世界を驚かせました。1mm以下という薄さですが、200度のホットプレートにこのシートを敷けば、上に氷を乗せても溶けないというシロモノで、いまではスマートフォンのカメラ部分やスマートウォッチの内部の熱対策として広く用いられています。 <数々の受賞歴!> 私たちの持つ技術、そこから生み出される画期的な製品は各方面から高い評価を獲得し、数多くの賞を受賞。その代表的なものをご紹介します。 【2008年度】 「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社2008年度版」 【2008年度】 四国産業技術大賞産業振興貢献賞 【2009年度】 第3回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞 【2013年度】 第8回ニッポン新事業創出大賞最優秀賞並びに経済産業大臣賞 【2016年度】 第30回高知県地場産業大賞 【2017年度】 経済産業省 地域未来牽引企業 【2018年度】 第32回高知県地場産業大賞 【2020年度】 経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」 <今回の募集の背景> 合成繊維を用いた不織布を作る会社は国内にも数えるほどしかなく、中でも私たちは技術力でもシェアでも業界を圧倒的にリードしています。これまでも私たちの製品は、次世代リチウムイオン電池、高性能エアフィルター、海水の淡水化など、技術の進歩や社会的ニーズに応じて用途を広げてきました。いまでは医療分野素材、土木建築用素材、自動車用素材、断熱材などに欠かせない存在となっています。 しかし決して現状に満足してはいません。私たちの技術や製品は、まだまだ無限の可能性を持っているはず。もっと様々な分野に貢献できるはず。海外売上が7割に達しているが、世界にはまだ私たちを求める国や企業があるはず。そう考えています。 既存製品の用途をさらに広げたい。また新しい製品を生み出したい。より多くの業界・分野に貢献していきたい。そして私たち自身の存在価値をもっと高めたい。さらに高い段階へと成長していくために現在、営業・研究開発・生産などの各部門で人材や組織の強化を進めています。 <設備メンテナンの仕事は> 私たちの製品を安全かつ確かな品質で製造するための大切な仕事です。具体的には、設備の日常メンテナンス、老朽設備の修理対応、工場内での安全衛生指導などを担当いただきます。また新製品を製造するには新たな製造機械やラインが必要になります。その設計にも携わっていただきます。 業界では知られた存在ですが、決して大手企業ではありません。そのためプロジェクトは少数精鋭で推進することが多く、一人ひとりが意志決定できる裁量権も大きくなっています。また組織も縦割りではないので業務範囲が多岐にわたり、知財・製造・購買など他部署と関わる機会も豊富。視野や知識をどんどん広げていけるので、社員からは「大手だと10年かかる経験を、ここでは1年で積める」という声も上がっています。 <高知県の魅力> 「南国土佐」といわれるほど一年を通して温暖な気候の高知県。本社のある土佐市では、仁淀川周辺に釣りやBBQなどを楽しめるスポットがたくさんあり、豊かな自然を満喫できます。同時に市街地・繁華街も30分圏内という便利さ。他県から入社した社員からは「環境がいい」「暮らしやすい」「子育てにも最適」といった声が聞かれます。 <「働きやすさ」への取り組み> 年間休日112日で残業は月20時間程度。有給消化を積極推進し、最低5日の取得を徹底。いちはやく男性の育休を導入し、すでに対象者の6〜7割が取得。社員が安心して長く働ける環境づくりに全力で取り組んでいます。 <「働きやすさ」の証> そんな取り組みが認められ、下記のような認定・表彰をいただいています。 【高知県ワークライフバランス推進企業認証制度】次世代育成支援部門 推進企業 認定 【健康経営『高知家』プロジェクト】「高知家」健康企業宣言事業所 認定 【厚生労働省 がん対策推進企業アクション】推進パートナー企業 認定 【厚生労働省 がん対策推進企業アクション】令和3年度「がん対策推進優良企業」表彰 【高知県 こうちSDGs推進企業登録制度】登録企業 認定 【健康経営優良法人2023(中小部門)】認定 【厚生労働省 がん対策推進企業アクション】令和4年度「がん対策推進優良企業」表彰
高知県土佐市高岡町乙3292-1 廣瀬製紙株式会社
給与例 <年収例> 300万円(月給20万5000円+諸手当・賞与) 600万円(月給00万0000円+諸手当・賞与)
休日休暇 週休2日(日・他) 年間休日112日 慶弔特別休暇 有給休暇
掲載開始日:2024/02/29(木)
高知から世界へ!最先端素材を生み出す設備技術・生産技術職
高知県土佐市高岡町乙3292-1
廣瀬製紙株式会社
勤務地
廣瀬製紙株式会社
固定時間制
勤務時間詳細
勤務形態:固定時間制
実働時間:1日あたり07時間40分
平均勤務日数:1ヶ月あたり18日 〜 20日
8:00~17:00(休憩80分)
残業は月平均20時間
休日休暇
週休2日(日・他)
年間休日112日
慶弔特別休暇
有給休暇
【保険制度】
雇用保険
労災保険
健康保険
厚生年金
待遇・福利厚生
【福利厚生】
昇給年1回/6月
賞与年2回/6月・12月、前年度実績4.6カ月
(昇給、賞与は業績・人事考課によります)
健康診断
退職金制度(勤続2年以上)
制服貸与
慶弔見舞金制度
マイカー通勤可(無料駐車場有)
産前産後休業
育児休業
介護休業
*独身寮あり
*奨学金返還制度(勤続5年以上)