転職トップ > 転職成功ノウハウ > 職務経歴書作成ガイド【書き方見本集】 > 職務経歴書の書き方ポイントとフォーマット
職務経歴は、これまでの職務経験とスキルを示し、何ができるのか分かりやすく伝えるためのビジネス文書です。内容の充実はもちろんのこと、その読みやすさわかりやすさを意識することも大切です。ここでは、職務経歴書の書き方のポイントと具体的なフォーマットについてご紹介しています。職務経歴書作成の参考にしてみてください。
- ■ どんな環境で : 業界・企業・部署の簡単な説明
- ■ どんな仕事をしていたか : 誰を相手に、何を、どうしていたのか
- ■ 結果として何ができるのか : 成果や身につけたスキル、それをどのように活かせるのか
(スキルの汎用性と専門性を読み取れると、より評価が高まります)
数字を含めた客観的なデータを加えると、業務内容(広さや深さ)やその成果を具体的にイメージしやすくなります。
例
- ■ 業務内容 : 期間、担当顧客数、担当案件数、処理件数、物件・案件規模、マネジメント人数 など
- ■ 成果 : 売上実績、目標達成率、業務改善率、コスト削減率 など
多くの職務経歴書を見て短時間で判断しなければならない人事担当者のことを考えて、読みやすい職務経歴を作成することが重要です。
- ■ 簡潔に:必要な情報のみを箇条書きや簡潔な文章で表現
- ■ 読みやすいように:項目立て、記号・カッコの使用、適度な改行など
[1]キャリアをピラミッド構造で考える
ピラミッド構造とは、下の図のように、情報を階層に分けて整理・分類することです。
┏ 大要素 ┃ ┣ 中要素 ┃ ┃ ┣ 小要素 ┃ ┃ ┗ 小要素 ┃ ┃ ┃ ┗ 中要素 ┃ ┣ 小要素 ┃ ┗ 小要素 ┃ ┗ 大要素 ┣ 中要素 ┃ ┣ 小要素 ┃ ┗ 小要素 ┃ ┗ 中要素 ┣ 小要素 ┗ 小要素
時系列式の職務経歴書では、次のようになります。
例1)
- 大要素:期間
- 中要素:所属部署・担当業務・ポイントなど
- 小要素:それぞれのより細かい情報
例2)
- 大要素:プロジェクト名
- 中要素:プロジェクト詳細・担当業務など
- 小要素:それぞれのより細かい情報
[2]各要素に対して小見出しを立てる
!注意点!
- ※同階層の要素は、同じ記号や同じ括弧を使用する。
記号例:◆◇■●・ など
括弧例:【 】[ ] ≪ ≫ など - ※同階層の要素は、文頭の位置を揃える。
- ※適度に改行(行間をあける)する。
[3]各要素の内容を簡潔に、箇条書きで表す
ダラダラと長い職務経歴欄は、スキルが伝わらないだけでなく、文書作成能力を疑われる恐れがあります。ビジネス文書の一つと考え、簡潔な文章を用い、箇条書きを用いると読みやすいものになります。
卒業後から現在まで、時系列で全ての情報がつながっていますか?
期間に抜けがあったり、重なったりしている場合は、その説明をしてください。会社に在籍していない
ブランク期間がある場合は、その間何をされていたのかも簡潔に入力してください。健康上の問題があった場合は、現在健康であることもアピールするといいと思います。
経歴書をまとめたら、内容に足りないところはないかチェックしてみましょう。家族や知人に客観的にチェックしてもらうのもお勧めです。
* * *
◆ 以下の内容を過不足なく書きましたか?
- □ いつ (西暦表記)
- □ どこで (在籍企業、所属部署)
- □ 何を (商品、製品、サービスなど)
- □ どれぐらい (商品単価、取扱量、事務処理数など)
- □ 誰に対して (顧客、社内外の関係者など)
- □ どんな立場で (役職、役割、担当レベル、責任の範囲)
- □ 何をしたか (職種名、具体的な業務)
- □ 得られた成果・実績とエピソード
- □ 専門スキル (専門知識、技術、資格など)
- □ 応用可能なスキル (語学力、マネジメント力、ビジネススキル、PCスキルなど)
◆ 伝わりやすさを意識して、書き方を工夫しましたか?
- □ 簡潔なビジネス文書 (可能な限り名詞や体言止めで記載、だらだらと文章で書かない)
- □ 具体性、客観性 (数値を活用、違う企業の人が読んでも理解できるように)
- □ 整ったレイアウト (カッコや記号を使用して項目を立て、適度に改行、行間をあける)
- □ 卒業後現在までのすべての期間の情報が入っている