それは、いじめじゃないと思います
「いじめられてるかも」と思い始めると、気持ちが暗くなってしまいますよね。でも、そんなに落ち込まないでください。同僚の人が言うように、私もいじめじゃないと思います。むしろ、愛されてるんじゃないかな。だって、あなたのことが気になって、言いやすいから、みんながからかったり、いじったりするんですよ。どうでもいい人だったら、相手にもしませんよね。今すぐ気持ちを切り替えるのは難しいかもしれないけど、「みんな、僕のことばかり気にして、しょうがないなあ」って、思うようにしてみたらどうでしょう?そうしたら、気持ちも少し明るくなるんじゃないでしょうか。
私も、テレビでは、からかわれるタイプに見えると思うんですけど、からかわれるのって好きなんですよ。でも、プライベートでは、私以上に、もっとからかわれやすい友達がいるんです。それは、その子のことがかわいいと思うから、つい、突っ込んじゃうんですよね。愛がある。だから、あなたも自分の「からかわれキャラ」を受け入れて、好きになれたら、きっとうまくいくんじゃないかと思います。
だって、言われるままに受け止めて、毎回「つらいな」って落ち込んでしまうのって、精神的によくないですよね。このままだと、仕事も何もかもイヤになってしまうんじゃないかな。楽しく日常生活を送れることが、一番ですよね。そうするためにも、卑屈にならないで、みんなの前でおどおどせず、どっしりと構えましょうよ!
注意されたら、ミスの原因を探ることも大事
でも、「ここがいけない」とか、「こんなミスしたよね」って言われるんだったら、それはからかわれてるんじゃなくて、注意されてるのだから、指摘されているところを直したほうがいいですよね。もし、細かいミスを繰り返してしまうのであれば、集中力が欠けてるのかもしれないから、「すみません」って流してしまわずに、何がいけないのか、その原因を探ってみることも大事だと思うんです。
私もデビューしたてのころ、一緒に仕事をしている人に、「いいよなあ、若い子は笑ってるだけで」って言われたことがありました。それはもう、からかわれてるとか、注意されてるんじゃなくて、イヤミですよね。そのときは、二度と言われないように、番組で「こんなこと言っていいのかな」と思うようなこともどんどん話すようにしたり、思いきり笑ってみたりしましたね。「話すことだってできるぞ!」「ずっと笑っているのだって、実は大変なんだぞ!」ってことを、その人に見せたかったんです。
もし、そうやって本気でイヤミを言ったり、いじめや意地悪をしているのだったら、相手の態度や目つきでわかりますよね。でも、そうではなくて、ミーティングでからかわれたり、注意されたりするのですよね。だったら、みんなからあなたへの愛情と思って、受け入れてみましょうよ。