毎日、劇的に面白いことなんてない
「やりがい」探しが下手なんだね。
朝起きて、フツーに一日過ごすと、そんなに劇的に面白いことなんてそんなにないんだよ。でも、自分で面白いことを探そうと思って、想像力を働かせると、楽しい一日を過ごせるものなんだよね。
例えば、電車で隣に座った人を見て「コイツ変なヤツだなあ」と思ったとする。ただそう思っただけでは、別に印象に残らないけど、「いかにもカミさんとうまくいってなさそう」って想像力を働かせる。すると、ラジオのネタになったりするわけ。「今日、カミさんに逃げられたような男に会ってさ」みたいな話し方をすると、そこから話がふくらんでいく。
こういう風な日常の「面白いこと探し」ができるかどうかって、クセなんだよ。この人は、今のまま、何度転職したって仕事に面白さややりがいを見つけることはできないと思う。やりがいなんて、人が与えてくれるものではなくて、自分で想像力を働かせて、自分で見つけるものなんだよ。
恋人同士だって、長く付き合っていると倦怠期が訪れる。何にも努力しなかったら、新鮮さなんてすぐになくなってしまう。相手のいいところを探したり、イベントを考えたりすれば、楽しく過ごせるでしょ。
まず、今の仕事でやりがいを探せ!
自分で努力さえすれば、どんな仕事でもやりがいを見つけることはできると思う。テレビの仕事も連日深夜まで及んだり、突発的なことが起こって呼び出されたり、本当に大変だよ。「早く終わらないかなあ」と思っている人と、「自分が発信したことを世の中が注目している」と思っている人では、仕事の面白さは違うよね。
自分の仕事の一つひとつにプライドを持って、その仕事の意味や意義を考えて、世の中に与える影響について想像力を働かせば、やりがいは持てるはず。転職を考える前に、今の仕事でやりがいを見つけようと努力してみたほうがいいよ。