叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「飲み会がどうしてもいやです……」

よく得意先のエライ方と飲みに行くのですが、なかなか帰してもらえません。朝になってそのまま出社することもしばしば。「飲み会も仕事のうち」とは言いますが、もう耐えられないのです。お酒の席を早く切り上げる上手な方法はありませんか?(営業・27歳)

楽しい努力をしないと イイ顔にならないよ。
今週の叱り役

ソフト・オン・デマンド代表取締役
高橋がなり

information
『てっぺん』
つんく♂・高橋がなり
(ビジネス社発行)

今や芸能界を代表するプロデューサーのつんくさんと、AV業界にビジネス革命をもたらした、高橋さん。この2人が「経験」という独自の理論で「旬のプロデューサー&マネジメント学」を熱く語り合います。
■高橋がなりさん及びソフト・オン・デマンドの最新情報はこちらから
http://www.sod.co.jp/
1958年、神奈川県生まれ。佐川急便のドライバーを経て、テレビ制作会社IVSテレビに入社。テリー伊藤氏のもとで『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などを担当。その後、独立・起業するも二度失敗。95年、アダルトビデオ会社のソフト・オン・デマンドを設立。奇抜な作品と革新的な販売戦略により業界トップに。現在、日本テレビ『マネーの虎』にも出演中。

嫌なことを続けると、つまんない顔になる

「飲み会」がどうしてもいやなら、それをやらないのが正しいと思います。僕は、嫌なことをガマンして続けることだけは、やめたほうがいいと思う。それを続けていると、つまんない顔したオヤジになっちゃうから。

仕事ですごく大変なことでも、それが将来の目標を達成するのに役立つならば、納得感が高いからガマンできる。僕はAD時代、本当に大変な仕事だったけど、ディレクターになるための階段だと思って必死に頑張ったし、楽しくもあった。飲み会が楽しくないのは、きっとその必要性を本人が感じられないからだと思うな。

僕自身、ディレクター時代、レギュラーの仕事は特に、よく飲みやマージャンに誘われたりした。それがイヤで付き合わずにいたら、嫌われてしまって、仕事がなくなったこともあった(笑)。だからこの会社を立ち上げるときに、いくらたくさんうちの作品を置いてくれるからといって、接待はしない、理不尽に頭は下げないと決めました。接待なんかより、作品で勝負しよう、いい作品を作って店に置いてもらえるようにしようと。

自分なりの「売るため」の武器を持て

あなたも飲み会に参加しないなら、それなりの覚悟が必要ということです。営業にはいろんなスタイルがある。飲み会でコミュニケーションを取って、買ってもらうことが上手な人もいれば、提案力なら誰にも負けないという人もいる。「足りない」と電話があったらすぐに商品を持っていくなど、フォロー体制で勝負することもできる。もし、「飲み会」を使った営業スタイルを拒否するのであれば、自分に別の付加価値がなければならないんです。そうした自分なりの売るための武器がなければ、たとえ上司に「飲み会がいや」と言ってみたところで、「そうしなければ売れないんだからガマンしろ」とたしなめられるのが関の山でしょう。

まずは、どんな営業スタイルを確立したいのか、自問自答してみるといい。その目標に向かって楽しい努力をすること。そうすれば、今よりずっといい顔になれると思います。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
岡本寛

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