叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「このまま何の仕事もできないようで不安」

体調を崩して保育士の仕事を辞め、以前から興味があったデザインの勉強を始めましたが、周りは若くてセンス溢れる人ばかり。「向いていなかった」と後悔するようになりましたが、今から違う勉強をやり直すことも考えられず。このまま何の仕事もまともにできないようで、不安でたまりません。(求職中・29歳)

前に進みたいなら自分を信じてまず行動。
今週の叱り役

株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
佐々木かをり

information
●『シゴトのバイブル 入門編』
(PHP研究所)

著書『ミリオネーゼの手帳術』やオリジナル手帳「アクションプランナー」が大好評、また「とくダネ!」(フジ)コメンテーターなどで活躍する佐々木さんの、仕事で磨かれるためのアドバイスが満載。

● 株式会社イー・ウーマン
http://www.ewoman.co.jp
神奈川県生まれ。上智大学卒業後、米国留学中より通訳として活躍。1987年、70言語対応の通訳翻訳などをする(株)ユニカルインターナショナルを設立。96年より毎夏「国際女性ビジネス会議」を開催。2000年には(株)イー・ウーマンを設立。元「ニュースステーション」(テレビ朝日)などのリポーター、キャスターでもある。2児の母。著書多数。

楽しむ中から道は見えてくる

どんな仕事でも、向いている、向いていないと言っているより、まずは、楽しむ、ということが大切です。楽しもうとすると道が見えてくると思うんです。「好きを仕事にする」よりも「仕事を好きになる」ということですね。興味があって始めたのですから、その興味を深めていくのが一番だと思います。

私自身のことを振り返っても、ニュース番組のリポーターになりたての頃、右も左もわからず、誰かが教えてくれるわけでもなく、つらくて辞めてしまいたい時期がありました。でも、少しでも何か成果を残さないと、何もできないまま辞めることになる。辛いから諦めるなんて、私の生き方に反しています。だから、仕事を続け、取材に行きたいと手を挙げ、小さなチャンスづくりから、少しずつ面白みを見つけていった気がします。

なりたい姿を想像して、それを口にしていく

人の心は、うまくできていて、言葉にしたり考えていることが、そのまま現実になるんです。ですから「不安でたまらない」と言っていると、本当に、前に進まなくなります。実際にあなたの絵を見ていないのでわかりませんが、もしも仮に「向いていない、不安だ」と思うなら、そう言いながらデザイン学校に通うのでは意味がありませんよね。それなら辞めた方がいい。違う道を今からでも歩めばいいと思います。

でも、もし今の学校で続けるなら、時に、周囲の人たちのいい絵を見て「ちょっとやられっぱなしだな」と思っても「やられちゃってるなー」って笑いながら、自分流のデザインを見つけるようにすればいいわけです。洋服のデザインだとしたら、万人が好む服を毎日つくる人もいれば、「こんな服を誰が着るの?」と思うような、個性的でユニークな服をつくって有名になる人もいるでしょう。アートこそ、個性。きっとあなたの作品も、あなたが楽しんで取り組めば、メッセージが溢れてくるでしょう。まずは自分を信じる。そして、自分がやりたいと思うなら、やってみればいいと思いますよ。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
刑部友康

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