女性に囲まれて育ったメンズなら動じないぞ
俺の家は女系家族で、しかも、6歳上と4歳上の二人の姉に囲まれて育ったんだ。小さいころから、一般ピープルより日常生活の中で女性との接触時間がロングだったわけよ。だから、女性の気持ちはわかるというかね、さっきまで元気だった女性が、突然不機嫌になったり、突然泣いたりしても、動じないところがあるんだ。
ところが、女性との接触がリトルビット、少ない環境で育ったメンズたちって、そうはいかないよね。女性の言葉や態度の変化に、いちいち反応しちゃうだろうし、「あれ、ちょっといいね、今日のそのネックレス」とか「どこで買ったの?」とかさ、俺だったら思わずセイしちゃうんだけどなあ。アメリカ映画のようにしろとは言わないけど、もうちょっと女性にスマートな気配りができれば、うまくいくこともあるんだけどね。
だから、まずは採用するとき、そのあたりを面接で聞いてみることじゃない?「男性が全くいない環境でもうまくやっていけそうですか?」って、どのくらいウーマン・カンパニーに対する心構えと気概を持っているか確認してみる。ケンカひとつにしても、男同士ならわかることが、男から女同士のケンカを見ると、「なんでそんなことで?」って、理解できないこともあるわけよ。「女性はちょっと苦手かも」なんて引き気味だったらビー・ケアフル、気をつけたほうがいいよね。
異性として気づかうことがインポータント
とはいうものの、ここの職場はハーレム状態じゃない。男なんて単純だからさ、女性がいっぱいいるというのは、それだけで基本的にベリー・ハッピー、嬉しいわけよ。ちょっとよいしょしてあげるだけで、なんとでもなると思うんだ。例えばさ、「おはよう」「元気?」って声かけるだけでもいいし、「助かったわ、ありがとう」とか、「今日は頑張ったね、お疲れさま」なんて、女性ならではのソフトな感じで、さりげなく褒めてあげたら、ハートにタッチされた新入社員はグローイング、伸びると思うなあ。
女性って、男をチェンジマインドする力があるからね。俺も若かりしころ、家の相続問題で激しく期待をかけられて、ノイローゼ気味になったことがあってさ、精神科の医者にかかったんだ。それを知った2番目の姉に「こんな薬飲むんじゃない!近所の学校に行って、校庭 3周走って木にぶつかってきなさい!」って怒られたんだ。素直な俺は、姉の言葉通りにして、大きな木にバーンと体当たり。不思議なことにスッキリしちゃったんだよ。すごい影響力でしょ(笑)。
まあ、俺の場合は病気ではなかったのかもしれないけど、悩んでいるとき、女性の偉大な強さや優しさにヘルプされているメンズは多いはずだよ。ひとつ、気をつけてほしいのは、女性ばかりでいると、異性がいることを忘れて、つい井戸端会議が盛り上がってしまうことってあるでしょ。常に「男性がいるんだな」ってことを忘れずに、お互いを異性として気づかい合うことがインポータントだからね。男たちが憧れるような、ステキなレディーばかりの職場にしてくれることを期待するぜ!