叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「カツラを買うべきか、真剣に悩んでいます…」

若くして頭髪が薄くなってしまいました。面接でも、どうしても頭を見られている気がして、上向き加減になってしまい、不遜な印象を与えてしまうようです。また、ときには面接担当の部長より、貫禄があるように見えてしまうことも・・・。カツラを買うべきか、真剣に悩んでいます。(SE・30歳)

味わい深くなりましょう
今週の叱り役

銀座ママ
ますいさくら

information
『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の英語術』
【1100円/PHP研究所】
英語は話せなくても大丈夫。外国の方とのカラオケ、盛り上げ、出迎え、交渉、恋愛…。夜の英会話レッスン手取り足取り講座。ますいさくらさんが、「男ならこれぐらいの英語は話してほしい」という思いをしたためた一冊。
拓殖大学外国語学部卒業。バンクーバーコミュニティカレッジ留学。丸紅バンクーバー支店で勤務。帰国後、免税店で働きながら銀座デビュー、姉の志保とともに、銀座に会員制クラブ「ふたご屋」を開店。著書に、『傷つかずになんて生きれない』(ポプラ社)『銀座ママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』など多数。

薄毛に自信を持って、さわやか系に!

カツラはよほど良質のものでないと見破られてしまうし、現実から逃げている感じがして、私はあんまりお勧めしない。

私のお客様で薄毛の方がいて、植毛をしているんです。彼の話によると、抜け毛もあって、けっこうランニングコストがかかるらしいの。「100万円かけた二毛作」なのですよ。彼は飲食店などを経営されていてお金がある。あなたにそれだけの財力があればいいんだけど……。

そうでなければ、薄毛に自信を持ってしまえばいいのよ!隠そうとするから、余計目立つの。スポーツ刈りとか、髪を思い切って短くして、体育会系、さわやか系を狙ってみては?おでこにパックして、少しテカリを出したりしたら、より健康的。自信を持てば、自然と笑顔になって、不遜な印象なんて与えないはずです。

人として味わい深くなることに力を注いで

だいたい、人は見た目じゃないんだから。外見なんて気にしてはダメ!

人間って、チクワみたいなものだと思う。どんなに美しい練り物でも、火であぶればくしゃくしゃになります。でも、そんな理由でチクワを買わない人はいない。味で選ぶでしょう?人間だって、火であぶられるように、どんどん年を重ねていく。その中で、人を引き付けるのは、チクワの味覚、すなわち性格なんですね。カツラよりも、人としてどれだけ味わい深くなるか、そこに力を注いだほうがいいと思います。

面接をするほうだって、あなたのこれまでの経験を見たいのであって、決してあなたの薄毛なんて、注目していないはず。気にしているとしたら、そちらがヘンな人なのよ。堂々と面接に臨んでください!

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
刑部友康

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