自分で自分の器の大きさを決めないで
プレッシャーに押しつぶされそうになる気持ち、よくわかります! 私は舞台が大好き。でも、好きだって公言することで自分にプレッシャーをかけてしまったり、セリフを忘れちゃう夢だって見るし、本番前はめちゃくちゃ緊張します。ドラマもプレッシャーはあるけれど、舞台は本番が始まったらノンストップ。頭の中が真っ白になっちゃうこともあれば、てんぱったまま舞台が始まっちゃうこともあります。
でもね、その時にどれだけ力を発揮できるかは、日頃の練習次第なんですよね。毎日台本を読み込んでいれば、本番当日にセリフのちょっとした変更が入っても動揺しないですむ。自分の努力が自分を助けてくれるんですね。あなたも今までの努力が評価されて抜擢されたのだから、もっと自信を持ちましょうよ。初の抜擢なんてすごいことじゃないですか。社内でうらやんでる人だっているはず。
私も主役をいただいて「こんなの自分にできない」って、怖じ気づいちゃうこともありました。だけど、周囲の人がせっかく自分を選んで任せてくれたのだから、自分で自分の器の大きさを決めつけちゃいけないと思うんです。
プレッシャーって苦しいけれど、大きければ大きいほど、それを乗り越えた時に自分の自信になるし、周りの人もそれを評価してくれて、次の仕事につながるんですよね。なにも100%成功させようとすることはないし、自分がどんなに頑張っても、人によって評価はさまざまなのだから、完璧にするなんて無理なこと。失敗しても構わないじゃないですか。大事なのは今の自分の力を出し切ることなんだと思います。周囲の人はちゃんとプロセスを見てくれているし、一生懸命やる姿を知ってる人たちは、きっとあなたのことをサポートしてくれるはずですよ。
結果を心配するよりチームで気持ちをひとつに
だから、今は結果がどうなるのかを心配するより、目の前にある、やるべきことをコツコツとやって、新しい事業に向けてチームのみんなと気持ちをひとつにすることを考えましょうよ。ましてや責任者なんだから、あなたの軸がぶれたら周りの人たちはどうしていいかわからなくなっちゃいますよ。
たとえ自分が不安を抱えていても、そこは絶対見せちゃいけないし、「大丈夫だから任せておけ」って言うこともあなたの役割じゃないかな。全ての人を納得させられることはできなくても、チームのメンバーが「これは成功する」と確信できる方向にするよう、あなたの計画についてちゃんと話して、的確に指示することですよね。
あなたが天狗にならなければ大丈夫。チームの仲間は力になろうとしてるはず。これは大きなチャンスだと思って、楽しんでやってほしいな。頑張って!