あなたの不幸が続く原因はひとつです
随分と不幸なことが連続したんだね。ナゼだと思う?それは、あなたが不幸だったことばかりを数えているからなんですよ。原因はそれだけ。そうやって、いつも「また次も悪いことが起こる」って思ってると、どんどん悪いほうに引き寄せられてしまうものだと、僕は思うんだ。今のままの考え方でいたら、いつまでも変わらないよ。
最初の会社が倒産してから、あなたの気持ちが下を向いて、悪い方向へ行くことにとらわれすぎたんじゃないかな。被害者意識が強くなっちゃったみたいだよね。何かが起こるたび、自分以外のほかのもののせいにしてるもん。だって、駅の階段から落ちたのは、たまたま通勤途中だったからで、会社のせいじゃないし、もっと大怪我をしていたかもしれないのに、骨折ですんでよかった、とも考えられるよね。上司にいじめられたときだって、もしかしたら、あなたにも何か原因があったのかもしれない。そういう可能性だって考えられるよね?
僕も、運転していた車がタクシーにぶつかっちゃったことがあるけど、そのことを「何秒かずれてたら、事故は起こらなかったかも」と考えれば、「運が悪かった」ってことになるよね。だけど、「何秒かずれて、もっと大事故になっていたかも」って思うと、「ああ、助かってよかった」って気持ちになるよね。そうやって、自分の都合のいいほうに、いいほうにって持っていかないと、ホントに暗い人生になっちゃうよ。
仕事ができる人ほど、お気楽イージー
しかも、あなたのことを「すごく運がいい」って思う人もいるはずなんだ。次々と会社を変わっているんでしょ。普通、そう簡単には転職できないんじゃないのかな。なかなか次の会社が決まらなくて、困っている人もたくさんいると思うよ。スムーズに転職できる才能があるってことだよね。なかには、倒産や業務縮小した会社もあっただろうけど、それはまれに見る不幸なことではなくて、今の時代、そういう会社がたくさんあるから、遭遇するのも当たり前のことだった、ってことさ。
自分のことを「会社運がなくて不幸だ」ってネガティブにとらえながら、次々と会社を移るのだったら、いっそ、「いったい、次はどれだけ嫌なことがくるのかしら」って、波乱に富んだサラリーガール人生を楽しんじゃったらどうかと思うんだ。それくらいさ、気楽にいってみようよ、ってことだよ。
僕が知っている限り、仕事ができる人ほど、お気楽な人が多いなあ。仕事のポイントはしっかりおさえて、しっかり集中するけど、ずっと集中力が持続するわけじゃないからね。いい仕事をするかわりに、仕事の合間はお気楽でイージー。酒も飲むし、遊びもするし、趣味もやる、って感じ。楽しそうだから、いい人も周りに集まって来るし、いい仕事もたくさん寄ってくる。ね、お気楽って、いいでしょ?