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SV(スーパーバイザー)
インタビュー くわしく見る
SVは経営ノウハウなどを教える熱血教師だ 中川 靖弘 さん(仮名)
PROFILE 中川 靖弘 さん(仮名)
年齢 37歳
学歴 法学部卒業
住まい 都内マンション(妻、子ども2人)
趣味 子どもと遊ぶこと、浦和レッズの応援
職歴 化粧品メーカーに12年→フランチャイズ型ブックストアの本部に1年
座右の銘 自分らしさが第一
血液型 O型
星座 牡牛座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】500万円
どんな仕事?
店舗運営の主役であるオーナーをときに厳しく、ときにやさしくサポートする
全国展開するフランチャイズ型ブックストアの本部に勤務する中川さんは、SVとして首都圏の数十店舗を担当している。SVの主な仕事は定期的に各店舗を訪問し、売り上げ目標を達成すべく経営指導などを行うことだが、「店舗運営についてのノウハウを持っているだけでは仕事にならない」と中川さんは言う。

「SVにとって大切なことは、オーナー様との信頼関係を築くことと、担当エリアについて精通することです。各店舗のオーナー様は十人十色、性格も個性もまったく異なります。そのため指導やアドバイスをするときにも、一方的に厳しい言葉を投げかけるだけでなく、ときには親身になって悩み相談に乗るなど、各オーナー様に合わせた方法で信頼関係を築いていくんです。また店舗のある地域の特色もそれぞれ違います。地域性に合わせて、商品構成や店舗レイアウトなども柔軟に変えていかなければいけないんですよね」

中川さんは各店舗を月1回は必ず訪問し、2〜3時間ほどオーナーと話しながら、店舗の状況をチェックしていくという。

「店舗運営の主役はオーナー様であり、私たちSVはあくまでサポート役です。私たちはオーナー様の目や耳として競合店や地域の最新情報を収集し、ブレーンとして店舗運営の戦略を練っていきます。また店舗のことだけじゃなく、確定申告などの相談に乗ることもありますし、何てことはない世間話や愚痴話を聞くこともあります。すべてはオーナー様が自分の店の経営に専念し、業績を伸ばせる環境を作ってあげるため。それこそがSVの役目だと思っています」
「職業病だなぁ」と思うとき
小ワザに目が行く
小ワザに目が行くイラスト
本のタイトルより、売り場全体や本の並び、ポップのデザインを見てしまいます
求められる能力は?
相手のモチベーションを高めたり、本音を引き出す巧みな会話術
オーナーへ適切な指導や支援を行うためには、さまざまな情報を収集し、分析するスキルが求められる。

「時間があれば店舗の近隣をつぶさに歩き、住民の雰囲気、他業種のオフィスやお店の状況など目に付いたことを頭に入れておくように心がけています。また競合店にも必ず足を運び、商品ラインナップや値段のつけ方などをチェックします。それらを踏まえた上で、もっともベターな戦略をオーナー様に提案するんです。それに周辺地域のことを知っておけば、オーナー様との世間話のネタになりますしね(笑)」

とはいえ、いくら役に立つ情報やノウハウを持っていても、店舗運営の主役であるオーナーに的確に伝え、アクションを起こさせることができなければ意味はない。そのためSVには巧みな話術が必要となる。
「きっと学校の先生や部活動の監督が得意だと思うんですが、相手にヤル気を出させる話し方ってありますよね。できていないことを厳しく指摘する一方で、成果が出ていることはしっかりと評価する。また指示をなかなか実行に移せない人には、根気強く行動を促したり、過去のデータや成功事例を伝えます。あの手この手を駆使して、オーナー様をモチベートしていくんですよ」

また“伝える”だけではなく、“引き出す”話術も重要だと中川さんは言う。

「中には本音を言ってくれないオーナー様もいます。本音がわからなければ、適切な指導や支援もできません。世間話など話しやすいことからはじめ、徐々に核心に迫っていくなど、会話の中でさりげなく本心を引き出すような工夫もしています」
この仕事のやりがいは?
経営素人だったオーナーが成長し、
頑張っている姿を見ると嬉しくなります
SVとして大きなやりがいを感じることができるのは、やはり担当店舗の売り上げが目に見えて伸びているときだ。

「オーナー様と一緒に試行錯誤しながらお店を作り上げてきた成果としては、売り上げがもっともわかりやすいですよね。オーナー様からも『あなたのおかげだ。ありがとう』と感謝の言葉をもらえますし。そのひと言だけでそれまでの苦労はすべて報われますよ」

とはいえ、すべての店ですぐに売り上げという成果を出せるわけではない。むしろSVが経営指導・支援をして、劇的に変化することの方が稀なのだ。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
支
経営指導やアドバイスをするのも、店舗のオーナーやスタッフを支えるため。縁の下の力持ちでありたいといつも思っています
「細かな改善を積み重ねて、少しずつ売り上げを伸ばしていくしかないんです。でも、この仕事の成果って、数字だけじゃないんですよね。まったくの経営素人だったオーナー様が、私たちが指導・支援を通じて、無駄のない経営法や魅力的な店作りについて学び、実践してくれている姿を見ることも、私たちにとって大きな喜びなんです。SVの仕事って、結局は人を育てることであり、売り上げはあくまで人が育った結果の副産物。オーナー様の頑張っている姿こそ、私たちの熱意やノウハウが伝わり、お互いの信頼関係が築けたことの証明であり、この仕事の最大の成果だと考えています」
FAQ 中川 靖弘 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A うちの会社で扱っている本やマンガ、ゲームがもともと好きだったんです。前職の営業職経験を活かせて、しかも大好きな商材を扱っている。求人広告を見たときに「ここしかない!」と思いましたね。同じくマンガやゲーム好きの妻も大賛成の転職でした(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 書店という空間も、SVになる前から好きな場所だったんです。この仕事に就いたことで、複数の書店の経営に関わり、仕事の一環という大義名分で競合店の様子などをリサーチしています。いろんな書店を巡り、その裏側を知ることが単純に楽しいですよね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 自分の考えをハッキリ言える人ですね。店舗のオーナーを指導・支援していると、言いにくいこともあるんです。でも厳しい話もときにはしなければダメなんです。それが結果的にその人のためになるんですよね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 自分が携わる業界のことだけではなく、世間全体のことを広く知っておくといいですよ。繰り返しになりますが、オーナー様は十人十色。それぞれの人とたしかな信頼関係を築くには、いろいろな会話の引き出しを持っていたほうが便利ですからね。
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