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新規事業企画
インタビュー くわしく見る
新規事業企画はビジネスを創造するクリエイターだ 辻 和明 さん(仮名)
PROFILE 辻 和明 さん(仮名)
年齢 23歳
学歴 経済学部卒業
住まい 賃貸マンション(一人暮らし)
趣味 音楽演奏(ドラム)
職歴 総合インターネットサービス会社に2年
座右の銘 死ぬ気でやってみろ。死なないから
血液型 A型
星座 水瓶座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】500万円
どんな仕事?
新たなビジネスを創造し、説明し、事業化にこぎつける
実は辻さんは、新規事業企画部という部署には所属していない。所属は営業部。だが、営業部において新規事業計画を立案し、その案が社内で認められ、実際に事業部を立ち上げたというのだから、その内容は「新規事業企画」と言ってよいだろう。

「インターネットサービスにおける広告営業に関わっていたんです。対広告代理店さん向けのね。その仕事の合間を縫って…というか、社内で新規事業プランコンテストというものがあって、それに応募するプランを考えていたんです。ゲーム内で広告を出せる仕組みを創るというもの。それをもう少し煮詰めた事業内容を提出して、それから社長をはじめ役員に対してプレゼンテーションをして、それが認められて晴れて事業化、という流れで進みました」

考える→書く→説明する→事業化と、その流れをざっと説明してもらったが、当然、その中身は濃密であればあるほど、その案に説得力を付加することができる。

「最初に提出する事業案というのは、弊社の場合、公募シートを1枚とテキストソフトで作った事業計画書1枚の計2枚でよかったんですが、私はそれに、予算のPLみたいな計算書を作り、さらにプレゼンソフトで作った詳細の事業案も併せて提出しました。それも当然、作戦のうちですよ。淡々と事業計画を書いただけでは目に留めてもらえないし、であれば、予算はどれくらいで、現在の市場規模はどれくらいで、収益はどれくらい見込める、といった詳細にまで踏み込んでアピールしないとダメだと思いますからね。計画書を書き、プレゼンするという流れの中で、いかに見やすく、そしてわかりやすく新規事業を説明していくか。それがこの仕事の肝と言えるでしょうね」
「職業病だなぁ」と思うとき
発想すること星の如し
発想すること星の如しイラスト
仕事中でも遊んでいるときでも昼夜を問わず新しいビジネスの可能性に気づいてしまいます
求められる能力は?
論理的な思考能力と、それを上手く説明するプレゼン能力が必要
「『新しく八百屋さんを開きます』って言っても難しいじゃないですか。そもそも八百屋さん自体がスーパーにおびやかされてる中、八百屋を作ってどうなる?って」

と例を挙げる辻さん。それが新規事業企画に求められる能力。つまり、市場の可能性をいかに論理的に予測できるかが問われるのだ。

「これからやろうとする事業の市場が拡大傾向にあるのか縮小傾向にあるのか、といった市場動向をまず見ます。オンラインゲームに関して言えば、ゲーム業界全体の市場が昨年、6000億円と算出されたんです。今までは5000億円が壁だと言われていたのですが、新しいハードが発売されて一気に1000億円もパイが増えた。間違いなく拡大傾向ですよね。その中でオンラインゲームは1000億円の市場があるのですが、諸外国の例を見れば、日本にもまだまだ伸びる要素があると思っているし、それを具体的な数字化して説明しました。それと同時にもちろん、会社としての予算も提出します。現状の市場規模は10億円弱で、会社の目標として3億円の売り上げ目標を立て、市場の伸びとともに10億円、20億円…と伸ばしていく予定でいます」
理論は、頭の中で描くだけでは、それは妄想に過ぎない。それを説明できる能力が必要だ。

「入社してすぐのぺーぺーが、社長をはじめ歴戦のツワモノ相手にプレゼンをする。考えただけでワクワクします(笑)。僕ね、昔っからプレゼンが大好きで、僕の中でテクニックというかフォームみたいなのがあるんですよ。その『好き』という思いを試したい場面でもあるんです。その結果、僕の新規事業案が通った後に、役員陣から『プレゼンが抜群に良かった』と評価をいただいて…。それはもう嬉しかったですね。と同時に、プレゼンの威力は絶大だな、と実感しました」
この仕事のやりがいは?
ゼロからビジネスを作り上げていく醍醐味を体感できる
自らを「好奇心のかたまり」と言う辻さんにとって、新規事業の立案は、その性分を満たしてくれる仕事以外の何物でもない。

「ほかの誰かがやるなら、自分がやってみたい。その思いが僕を突き動かすんです。で、実際にアクションできるかどうかっていうのは、環境に因るところが大きいと思うんですよ。例えば、外に目が向いてる人であれば勉強会や、ベンチャーキャピタルが主催しているような新規プランコンテストなどに定期的に応募している人もいると思うんです。だけど僕の場合、それを社内でやってくれるんだから、利用しない手はない、ということ(笑)。これは僕の座右の銘である『死ぬ気でやってみろ。死なないから』という言葉にもつながりますね。やりたいことがあるから、やる。ただそれだけのことなんですけど、その環境が整っているというのは幸せに感じますね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
創
商品でもいい、アイディアでもいい。とにかく新しい事業を創り出すクリエイティビティが必要な仕事ですね
もちろん「やりっぱなし」は許されない。事業として成立させるためには当然、結果を求められるからだ。

「当然、事業化されることが決まった暁にはプレッシャーもありますよ。会社の看板を背負って全く新しいことを始めていくわけですからね。今、実は当初の予定から下方修正を余儀なくされている状況ですが、課題の難しさとクリアしたときの嬉しさが比例することを考えると『これだけ潜ったんだから、地上に出たら相当、気持ちいいんだろうな』っていう思いがある。その『地上に出る』までは難題が山積みではあるんですけど(笑)、ゼロから作り上げていくというそのプロセスを体感できるのは、この仕事でしか味わえない醍醐味と言えるでしょうね」
FAQ 辻 和明 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A そもそも僕は営業部に所属していましたから、そこでこの仕事にチャレンジしようと思ったのは好奇心以外の何物でもないですね。チャンスが目の前に転がっているんだから、そこに突っ込んでいかなきゃソン、くらいの気持ちでした(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 会社の制度を利用して、自分のやりたいことが実現できる。そして、その後は良くも悪くも自分次第で業績も左右される。その経営のダイナミズムを体験できるのは良い経験だと思いますね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 事業の立案のところだけでいうと、インプットできる能力が必要です。世の中のいろんなところにアンテナを張って、トレンドを、日本だけじゃなくてワールドワイドに把握しておく。その上で「次はこれかな?」という流れを読む。時流を嗅ぎ分ける良い嗅覚を持った人に向いているでしょうね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A とにかく、いろいろなものを見て、いろいろなことを考えてください。例えばアメリカでこんなサービスがあって、自分の中で「これ流行るな」って思って、3カ月後に流行ったら「ああやっぱり流行った」とか、そんな簡単なことでもいいんです。頭の中で「プチ新規事業」を立ち上げたりしていると、それが仕事にも活かされていくと思いますよ。
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