Job Gallery
プログラマー
インタビュー くわしく見る
プログラマーはパソコンと対する格闘家だ 上野 真一 さん(仮名)
PROFILE 上野 真一 さん(仮名)
年齢 28歳
学歴 工学部卒業
住まい 賃貸マンション(一人暮らし)
趣味 モータースポーツ観賞
職歴 ソリューションベンダーに4年
座右の銘 明日できることは明日する
血液型 O型
星座 牡羊座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】300万円
どんな仕事?
テストを重ねて、バグが出ない、完璧なシステムを作り上げる
「ソリューション」とは、業務上の問題点の解決や要求の実現を行うための情報システムのこと。「ベンダー」とは、製品を販売する会社のこと。IT系ソリューションベンダーに勤める上野さんの仕事は、まさに読んで字の如く、である。

「顧客の会社に駐在して作業をしたり自社で作業したり…と形態はさまざまですが、基本的には顧客の要望に合ったシステムやソフトウェアを作り上げるのが仕事です。過去に私は、ある企業の個人情報を管理するシステム開発に携わりました。その企業が利用者に貸し出しているソフトについて、『期限がいつまでか』『契約通りに利用されているか』といったことをチェックできるシステムです。それがスケジュール通りになされていない場合には、画面を通して管理者に知らせる、もしくはメールが送信されるように設定しました。今の時代、個人情報の取り扱いは非常にデリケートな問題になっているので、システムを作る上でも慎重に慎重を重ねての作業になりましたね」

「一度、システムを作り上げたら終わり」というわけでは、もちろんない。慎重を重ねるとは、テストを重ねる、という意味でもある。

「顧客の要望通りのプログラムになるよう、仕事にとりかかる前に計画書をしっかりと立て、同時に作った仕様書、設計書に沿って作業を進めていきます。そうしてシステムができ上がったとしても、最初の時点ではバグが出て当たり前。人間が作るものなんて、そんなもんですよ(笑)。そこから、お客様にお渡しする前にテストを重ねて、バグがなくなるまで続けます。これはもう、コンピューターとの格闘ですね。本当に根気のいる作業です」
「職業病だなぁ」と思うとき
着信音にビクッとする
着信音にビクッとするイラスト
特に、システムをクライアントに引き渡した後。「何か問題があったのか!?」と、気が気ではなくなります(苦笑)
求められる能力は?
専門的な知識よりも、幅広い知識が必要になる
「JavaやC言語などの言語を使ってプログラミングをしていくのですが、専門的な知識はその都度、覚えていけばいいと思います」

専門的な知識よりは浅く、広い知識。プログラマーとして求められる能力は、そんなところに帰結するという。

「進化が著しい業界なので、深い技術を学んでも、それがそのまま活かせるかというと、そうでもないんですね。使おうと思ったときにはすでに新しい技術が生まれていた、なんてことは日常茶飯事ですから、『あの技術を使えば、こういうことにつなげられる』といった応用力が必要になってきますね。プログラミングは、基本的には『できないことはない』。まぁ、予算と時間に制限がなければの話ですけど(笑)。そんな仕事なので、より多くの知識の引き出しの中から最適なものを引っ張り出してきて、それらを組み合わせて作り上げていかなければならないんです」
実作業で必要な能力が上記。同時に必要な能力としてコミュニケーションスキルがある。上野さんいわく、それは「仕事のスタートとして、またキャリアアップを目指すためにはなくてはならない」そう。

「顧客に対して『どのようなシステムを作りたいんですか?』とうかがうところから仕事が始まります。何が必要で何が不必要なのかを聞き出し、お客様の要望通りのものを作り上げるというところが終着点ですから、そのためのコミュニケーションは絶対ですね。あと、将来的にディレクションをする立場になるためにも必要です。顧客の要望を聞き出した上で、プロジェクトチームのメンバーに的確に伝えなければいけません。コミュニケーション下手ではやっていけない仕事ですね」
この仕事のやりがいは?
「ありがとう」のひと言が、またパソコンに向かう気力になる
プログラマーとしてパソコンと格闘する毎日だが、モノ作りの職人としての気概を持っていると言う。

「予算や時間などさまざまな制限があり、作業の面では厳しい状況も多々あります。しかし、それらをすべてクリアした上で、アイデアやイメージを具現化できるのは楽しい。そして、でき上がった暁には、それを動かすことができた喜びがある、メーカーではないですが、モノを作る喜びというのは変わりないんじゃないでしょうか」

上野さんの言葉を借りれば「ただし、これはあくまで自己満足の世界。それ以上のやりがいがほかにあります」。それは一体?
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
根
ひたすらパソコンと向き合ってシステムを作り上げるという作業においては、根性のいる仕事と言えますね
「お客様の要望に沿ったシステムを作り上げるのは当然のこと。だから僕らは、言われたことをそのまま実現するのではなく、もっと使いやすい、便利なものを作ろうと心がけているんです。そうしてでき上がったものを実際に使った後に、お客様から『想像以上に使いやすいね』と言ってもらえたらすごく嬉しいし、パソコンとの格闘の日々が報われた気がします(笑)。そして『ありがとう』のひと言が、また僕らをパソコンに向かわせるんです」
FAQ 上野 真一 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A パソコンを使い出したころに「これはどうやって動いているんだろう?」と疑問を抱き、それを追求しようと考えたのがきっかけですね。就職活動時も、プログラマーしか考えていませんでした。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 意外かと思われるんですが、さまざまな業種で働いている方とお会いしてお話しさせていただけること多いです。それが楽しいし、パソコンに向き合う日々の中で刺激になっていますね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 流行に敏感な人ですね。いろんなものに興味を持って、それが「どのようにでき上がったのか?」ということまで考えていく。そのプロセスは、プログラマーの仕事の進め方にも似ているんですよ。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 知識や経験に固執しすぎると応用が利かなくなってしまいますので、新たに挑戦しようとしている方は、まずは頭の中を真っ白にしてみてはいかがでしょうか? そういう意味では、ゼロからのスタートでも全然、挑戦できる業界ですよ。
プログラマーの 求人を探してみる
プログラマーに関連したキーワードから求人を探す
パソコン プログラミング 根気 コミュニケーション能力 モノ作りの喜び
プログラマーを くわしく見る

「今すぐ転職」にも「いつかは転職」にも即・お役立ち!リクナビNEXTの会員限定サービスに今すぐ登録しておこう!

1転職に役立つノウハウ、年収・給与相場、有望業界などの市場動向レポートがメールで届きます

2転職活動をスムーズにする会員限定の便利な機能

・新着求人をメールでお届け

・希望の検索条件を保存

・企業とのやりとりを一元管理など

3匿名レジュメを登録しておくとあなたのスキル・経験を評価した企業からスカウトオファーが届きます

会員登録し、限定サービスを利用する

※このページへのリンクは、原則として自由です。(営利・勧誘目的やフレームつきなどの場合はリンクをお断りすることがあります)