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コピーライター
インタビュー くわしく見る
コピーライターは言葉の格闘家だ 山下 大樹 さん(仮名)
PROFILE 山下 大樹 さん(仮名)
年齢 25歳
学歴 国際関係学部
住まい 賃貸マンション(独身ひとり暮らし)
趣味 バスケットボール
職歴 広告制作プロダクション3年
座右の銘 ミーハーたれ
血液型 O型
星座 魚座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】450万円
どんな仕事?
他社や自社のライバルとしのぎを削って仕事を勝ち取る
そもそも広告には、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、インターネットをはじめ、カタログやチラシ、店頭POPなどに至るまで、あらゆる種類の媒体を扱う。広告制作プロダクションにコピーライターとして勤務する山下さんにその仕事の流れについて聞いてみよう。

「まずはクライアントからその商品についてのオリエン(説明会)があって、デザイナーと営業と一緒にそこに参加するところから仕事がはじまります。その後は、チームでアイデアを出し合って、およその構成案を決めたところでコピーの執筆に取りかかります。一発で通ることはまずなくて、デザイナーやCD(クリエイティブ・ディレクター)からダメ出しを受けて、最低でも3回、多いときは5回や6回の書き直しをしてラフを作ります」

他社とのコンペ(競合)の場合は、作成したラフをクライアントにプレゼンする。

「案が採用されなければ、そこで仕事は終わりです。また、無事それが採用されても、クライアントの意向で最初からラフを作り直すこともあり、最後まで気が抜けないですね。ベテランが書いたコピーがすべて優れているかというとそうではなくて、ときには新人が書いたコピーが採用されることもある。そういう意味では、すべてのコピーライターがライバルなんですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
TVはCMを見るためのもの
TVはCMを見るためのものイラスト
一緒にテレビを見ている人からはブーイングされます(笑)。電車に乗れば、必ずすべての中吊り広告に目を通します。
求められる能力は?
人生経験の引き出しを広げて絶妙な言い回しを探る
激しい競争に勝ち抜くことのできる、優れたコピーとは、どんなコピーなのか?

「強いて言えば、『その商品の特性が一瞬にして理解できる、言い得て妙なコピー』。僕が新人時代に先輩からよく言われたのは、『どんな人が読んでも理解できる文章でなければならない』ということで、小説のように凝った言い回しをしたり、自分らしさを強調しすぎて奇抜な文章を作ろうとするたび、そう戒められました」

そうしたコピーを生み出すために、コピーライターは必死の努力をする。例えば、店頭POPの一行キャッチでも、100を超える案を考えるという。
「1日でそれだけ書けてしまうときもあれば、1週間かかるときもあります。締め切りが迫っているときは、胃が痛くなりますよ。しかも、そうやって苦労して作った100数十本目に書いたキャッチが通るかというとそうではなくて、結果的には最初の1本目に書いたものが通ったりして、そのあたりはどう頑張ればいいのかわからない仕事ですね。ただ、これは僕の持論ですが、今まで生きてきた経験は、必ずコピーに生かされるんです。もし、この世界で生きていくために必要な才能があるとすれば、そういう人生経験の引き出しの多さだと思います」
この仕事のやりがいは?
自分が書いた文章をより多くの人に届けたい
会社からは「いくら儲けたか?」というより、「どれだけいいものを作ったか?」で評価されることの多いコピーライター。だが、先に述べた通り、それが「いいもの」かどうかを評価する尺度はあいまいである。

「東京アートディレクターズクラブが主宰しているADC展というのがあるんですが、そこで賞を取ったりして社外から評価されることは大きなステップアップにつながります。もちろん、自分の作品がクライアントに喜ばれるというのもそうした評価のひとつ。それから、僕の会社では年に一回、社内コンテストがありますが、そこで賞を受ければ報奨金が出るんです」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
経
いいコピーは、さまざまな人生経験を経て生まれてきます。また、生みの苦労を経るという意味でも、この一字が大事だと思います。
また、どんなコピーであれ、自分が作ったものが形になり、それを目にするときは新鮮な喜びがあるという。

「時間が不規則で、正直キツイなぁと思うことはしょっちゅうありますが、自分が書いたものが多くの人の目に触れるというのはやりがいを感じます。今はカタログ制作などの仕事が中心ですが、そのうち雑誌広告など、より多くの人の目に触れるような花形の媒体の仕事を手がけたいと思いますね」
FAQ 山下 大樹 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 中学生のとき、合唱コンクールの録音をCDにして卒業するときに配るんですけど、そのタイトルを公募するんです。そのとき、僕の案が採用されて、担当の先生に「コピーライターに向いてるんじゃない」と言われたのが最初の動機でした。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 憧れだけではやっていけない仕事ですが、憧れを持ち続けることも大事なのかもしれません。やはり文章を書くことが好きなので、自分が手がけた作品を見たときは、いつも大きなやりがいを感じます。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A コピーライター養成スクールにも通いましたが、この狭き門を通過するのに何が有効なるのかはわかりませんでした。が、面接ではやる気やコミュニケーション力が見られたようにも思います。強いて言えば人間性が大事なのかも。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A まずは応募する広告代理店や制作プロダクションがどのような広告物を作っているのか、よくチェックしたほうがいいですね。その上で自分が興味を持てる分野の広告を作っているところを選ぶべき。頑張ってください。
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