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映像制作
インタビュー くわしく見る
映像制作は映像作りの一から十までを請け負う何でも屋! 白井 熊太郎 さん(仮名)
PROFILE 白井 熊太郎 さん(仮名)
年齢 40歳
学歴 法学部卒業
住まい 郊外マンション(妻と同居)
趣味 料理(パスタ)
職歴 レコード会社に10年→CM美術アシスタント3年→制作会社6年
座右の銘 神は細部に宿る
血液型 B型
星座 牡羊座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】450万円
どんな仕事?
売り込みから企画、撮影、納品…映像作りのすべてに関わる
地上波の都内キー局のテレビ番組の撮影を数多く手掛ける制作会社に勤める白井さん。そんな中で白井さんは、音楽アーティストのPV制作や企業VP(ビジュアルプロモーション)などを中心に制作を請け負っている。

「映画やテレビ以外にも映像制作の需要はあるんですよ。僕の仕事はまさにそこ。あらゆる映像コンテンツのディレクターや監督として、撮影現場で演出をするのが仕事の核になりますが、それ以外にもさまざまな業務内容があります。出演者やほかのスタッフと交わす契約書作りから、関係者の弁当の手配まで(笑)。なぜ、そんな雑務までを請け負うかというと、それはひとえに、それらすべてが作品の質に関わってくるから。もちろん、カメラやレンズの特性、コンピュータを使ってのノンリニア編集システム、合成やCGといったデジタルな知識も必要ですが、基本は人ありきの仕事なので、実はすごくアナログな世界なんです(笑)」

白井さんが勤める会社は撮影が主な業務で、PVや企業VP、ライヴなどを撮影する態勢もクライアントもなかったそう。そんな状況を変えたのが、ほかでもない白井さんだ。

「やむにやまれず、といった表現が適切なのですが(苦笑)、演出だけでなく売り込み営業やクルー探しまでやるようになりました。考えなければならないことはたくさんありますが、おかげで映像制作という仕事の本質以前に、クライアントと予算ありきの仕事であるという現実を知ることができた。すべての業務の流れを知ることができたのは、自分にとって大きな財産ですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
テレビや映画に突っ込む
テレビや映画に突っ込むイラスト
「そのカット割りはないだろ!」とか「音の入れ方にセンスがない!」とか、独り言のようにツッコミを入れちゃいます(笑)
求められる能力は?
基本的な体力はもちろん、「思考的体力」が問われる
映像制作の一から十までを請け負うとなれば、そこで求められる能力も多岐にわたる。

「人間が好きであること、好奇心旺盛であること、撮影に臨む前の調整力、撮影時の不測の事態への対応力など、求められることはたくさんあります。また、クライアントとの交渉を行う際には普通に社内で打ち合わせを行うこともあれば酒の席で臨むこともあるのでアルコール処理能力が(笑)、寝ずの仕事が続くこともあるので基本的な体力が、それぞれ要求されますね」
そうした基本的な資質、素養のほか、もちろんクリエイティブなアイディアを持っていることは不可欠。白井さんはそれを「思考的体力」と称するが、要は、アイディアが浮かんだら、それを現実化させるために、とことんまで考え抜く力ということだ。

「もっと必要なのが思考的体力の高さ。例えば、世の中にある映像コンテンツをただボーッと見るのではなく、『自分ならどう創るか?』といった視点を常に持っていること。クライアントの要望に100%こたえるのは当然なんですけど、それ以上に『アナタ、本当はこんな映像が好きじゃないですか?』みたいな感覚を持って、良い意味で裏切ってあげる、なんてことを考えたりもしていますね。そうすると、恋愛と一緒で飽きられない。クライアントの欲望に対して先回りして考える、思考能力の高さが必要なんですよ。まぁ、僕は今もまだ『できてねぇじゃん、オマエ!』なんて怒られてばかりですけど(苦笑)」
この仕事のやりがいは?
創るだけでなく、見て、喜んでもらうことがやりがいにつながる
映像制作という仕事は、決して自己満足の世界に陥ることではない。見る人ありき。その感覚を白井さんは、自身が手掛けた仕事から実感したことがあるそう。

「以前、ブライダルビデオの制作をしたことがあるんですよ。それができ上がったのは結婚式から半年後だったんですが、そのとき、式に参列された方がとある場所に招待してくれて上映会を開いたところ、それを見て泣いている方がいらしたんですよ。自分が創ったものに対して直接、反応が返ってくるということに、創り手として本当に幸せな気分を味わうことができました。それが出発点になっています」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
人
クライアントはもちろん、出演者やスタッフなど多くの人と関わりを持ち、支えてもらっているからこそできる仕事です
また、見る人ありきであるのと同時に、一緒に創る人ありきの仕事でもある。多くの関係者と関わりを持ち、支えてもらって成り立っている仕事なのだ。

「ディレクターや監督というのは最初からでき上がっているものではなく、スタッフやクライアント、視聴者に育てられているんですよ。自分一人では何もできないですからね。それは仕事内容だけでなく、人間としてという意味もあります。まだまだ未熟な僕がいろんな人に支えられて仕事ができているという実感を持っていると同時に、そういった人に喜んでもらいたいという思いがやりがいにつながっていると思います。それは、お金云々といったことではなく、ね」
FAQ 白井 熊太郎 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 入社当初はカメラマン志望だったんですが、恩人のCM美術デザイナーに話をしたところ「今さらカメラマンの修業をしても間に合わん。オマエみたいな口の減らないヤツは演出にしか向いてないぞ」と言われたのがきっかけです(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 自分のやりたいこと、表現したいことを制作できているということで、ストレスを感じなくなりましたね。長く働いたレコード会社時代より収入は激減、労働時間は倍増していますが(苦笑)、当時、よくお世話になった睡眠薬にも最近は頼らなくなりましたしね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 想像力や妄想力が豊富な人(笑)。もちろん、その想像や妄想を人に伝えなければ仕事にならないので、プレゼンやコミュニケーションを上手く図れる人に向いていると思いますね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 本当にやりたいと思ったら、まずは行動です。僕なんて、なんの経験もないうちからインディーズバンドにお願いしてライヴビデオを撮らせてもらってましたから。人との出会いを大切にしていくうちにコネクションもできていくもんですよ。
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