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アートディレクター
インタビュー くわしく見る
アートディレクターは勉強熱心な美術監督だ 甲田 登 さん(仮名)
PROFILE 甲田 登 さん(仮名)
年齢 34歳
学歴 デザイン学部デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
住まい 賃貸アパート(妻とふたり暮らし)
趣味 音楽鑑賞
職歴 制作会社の広告部10年
座右の銘 僕が僕であることを怠けてはいけない
血液型 A型
星座 やぎ座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】1000万円
どんな仕事?
広告の企画立案、ヴィジュアル制作、進行管理を行う
企業のブランドロゴ、商品デザイン、広告制作のほか、プロモーション企画まで幅広い業務に関わる甲田さん。常に10件近くの案件を抱え、分刻みのスケジュールで動いている。

「アートディレクターは芸術家とは少し違います。美術センスやデッサン力は当然必要ですが、簡単に言うと美術監督的役割が強い。例えば、企業のブランディング広告を作る際、まずはクライアントにブランディングイメージや、マーケットにおける目指す方向など、その背景をヒアリングします。そこからコピライターやデザイナー、モデルを使うならヘアメイクやカメラマンなどに適宜依頼し、自分は一つの作品が出来上がるまでディレクションを行います。ですから、昼間はほとんど打ち合わせで飛び回り、夕方過ぎに帰社してメールチェック、夜からやっと案件の企画作りに取りかかるって感じですね。企画も100案ぐらい考えますから、結局四六時中、仕事の事を考えてますよ」

多くの人が関わり一つものを作り上げていく工程の上で、すべてがスムーズに進むとは限らない。

「プロのアーティスト達が集まって仕事をするワケですから、いろいろと衝突することもあります。でも、ここがアートディレクターの腕の見せどころ。この案件だったら、この人とこの人をくっつければ、良いクリエイティブが生まれるだろうとキャスティングの妙が大切なんです。また、あるときはクライアントと闘うこともディレクターの仕事です。イエスマンになることなく、そもそも世の中の時流に合っていないものを依頼されたときには「お言葉ですが…」と言い返す事も必要。ほかにも、関わる人たちが気持ち良く仕事ができる環境を作り上げるのも大切な業務の一つですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
夢でも仕事に追われている
夢でも仕事に追われているイラスト
仕事の夢ばかり見ますね。ちなみに昨晩は上司に「あの件はどうなった」と追いかけられている夢でした(笑)
求められる能力は?
世の中の流れを敏感に感じ、取り入れられる行動力
アートディレクターに必要なのは、5%のセンスと95%の勉強だと甲田さんは断言する。

「よく、この仕事はセンスが必要と言われますが、実際は勉強することでセンスなんていくらでも磨かれますよ。勉強と言っても机に向かってデッサンをひたすら描くだけでなく外に出ることも大切。世の中で今、どんなものが流行っているのかを知ることです。電車に乗れば、中吊り広告をチェックしたり、繁華街を歩けばスナックやバーの看板のデザインを見たり。バーで酒を飲んでいても「酒が美味いなぁ」と感じたら何で美味いのかを考える。グラスがイイのか、店の雰囲気なのか。「イイな」と思ったら、何が自分にひっかかったのかを常に追究するんですよ。そしてその答えを仕事に活かしていく。これの繰り返しですね。ちなみに、これは僕の持論ですが、看板のデザインが良いバーは、中に入っても良い酒を出す店が多いです(笑)。
どんなに仕事が忙しくても、外に出て情報収集することを怠らない。良いと思ったものには、とことん貪欲になることが大切なのだ。

「僕の場合、飲み屋で情報収集する事が多いですね。店で良いクリエイターに出会うこともあるし、面白い仕事をする人がいると人づてに聞けば連絡をとってみたり。それだけでなく、良い作品を見付けたら、誰が作っているのかを調べて直接連絡をとることもあります。良いクリエイターを見付けたら物怖じせず連絡をとる行動力も必要ですね」
この仕事のやりがいは?
クライアントが喜び一般消費者が動いた瞬間
「この仕事は作品を作って終わり、ではなく、その作品が一般消費者に対して、どう影響があったかが重要視されます。例えば、あるイベントのポスターの作成したことで来場者が増えたり、広告を打って商品が売れたり、企業のブランドイメージがあがったりと、自分たちが作ったものに対して、一般消費者が動いてくれたときは嬉しいですね。それによってクライアントが喜んでくれたら、言うことなしですよ」

結果を出すことによって、仕事の幅が広がることも多々ある。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
創
作品を創り上げていく、創造する。これに尽きますね。常に新しい創造が求められる仕事だと思います
「この業界、みんな周りの仕事に目を光らせていますから、良い仕事をすると、新たなオファーがくることも多々あります。以前、イベントのアートディレクションを担当したとき、とても評判が良く、それからグッとイベント系の仕事が増えたことがありました。結果を出せば、仕事の幅がどんどん広がっていくのも醍醐味ですね。年々、大きな仕事を任せてもらえるようになれば自信にもつながりますから」
FAQ 甲田 登 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 小学校から美術の成績が良く、高校生になると美術の成績しか良いものがなくなったので、コレで食っていくしかないなと(笑)。ファッションと音楽が好きだったのも一つの理由だと思いますね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 面白いアイディアが浮かんだ瞬間は、この仕事をしてて良かったとしみじみ思いますね。そしてその案に対して、多くのプロが動いて形になるのを見るのは、気持ちが良いもの。一度味わったらやめられない。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A デザイン、広告、表現が好きな人。才能がなくても好きな気持ちがあれば、勉強するし、行動に移りますから。打ち合わせの席で、浮かんだアイディアをその場で絵に描いて表現できるようなタイプじゃないとダメですね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A とにかく世の中を見て、感じる力を養ってください。生まれ持ったセンスなんかではなく、常に勉強する気持ちを持っていれば、この仕事に就くことはできると思います。要は、行動力。これが何より大切ですね。
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