面接官の役職別・合否判定ポイント：人事担当編／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]

転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > どーする！？応募・面接準備 > 面接官の役職別・合否判定ポイント：人事担当＆配属先の上司編



	リクナビＮＥＸＴ編集部調べによると、９割以上の企業が、経験者採用の際に面接を複数回行っています。しかも、面接によって、面接官は人事担当ばかりでなく、配属先の上司や役員クラスの場合も。これは複数の面接官が見ることで人物を総合的に判断したいという意向によるもの。それに加えて、面接官が人事担当か配属先の上司か、もしくは社長・役員クラスかによって、合否の判断基準が異なっているからという理由も、同時に見えてきました！

	>>面接官が社長・役員のケース

※リクナビＮＥＸＴ募集案件より。応募後の面接予定回数が求人情報内に明記されていた募集案件を集計（調査対象614件）

面接官が、人事担当の場合と配属先の上司の場合によって、
面接での見方がどう違うのか？
キャリアアドバイザー・細井智彦氏^＊にお話を伺いました。

基本的に、応募者と最初に相対するのが人事担当。会社全体を客観的に見る立場から、その応募者の人物面が、社風や職種と合っているかどうかを総合的に判断しています。



	主にミスマッチを防ぐため


	応募者と会社との、お互いのミスマッチを防ぐために、転職理由や志望動機にあいまいな点がないかなどを重視します。



	スキルよりも人物面を重視


	書類選考通過後の面接段階では、スキルチェックは現場責任者に任せ、人柄や考え方が社風や職種に合うかどうかを客観的に判断。



	長期的なポテンシャルを重視


	希望職種以外に対応できる可能性は？今後、マネージャーへ転身する資質は？など、長期的・総合的なポテンシャルを見ます。

最も気になるのは、ご本人の希望と当社でできる仕事が本当に合っていて、能力を発揮してもらえるかどうかという点です。当社は外食サービス業なので、料理に専念されたいという方から、店舗のマネジメントをされたいという方まで、希望がさまざまですから。また、その方の仕事に対する理想論よりも、今までに行ってきた具体的な経験談を聞いて、実際の行動が伴う方かどうかも知りたいところです。リラックスした雰囲気でお話ししていると、だんだん本音が見えてくるものですが、前職についての批判・不満ばかりになってくる方は、やはりNGです。

最近の採用では、人事担当より、現場で一緒に働く配属先の上司の発言権が強いケースも多いようです。即戦力を求められる経験者採用では、現在のスキルレベルの確認が中心になります。



	最も気になるのはスキルレベル


	現場責任者が最も知っておきたいのは、いま現在、即戦力として活躍できるだけのスキルを持っているかどうかという点。



	一緒に働くときの相性も大事


	自分の下に配属される相手なので、一緒に気持ちよく仕事ができるかといった点もポイント。また、チームメンバーとの相性も重視されます。



	スキル面での将来性にも期待


	現在のスキルが企業側の求める職種と少し異なっていたり、そのレベルに届いていなくてもポテンシャルを感じる人材ならOKになる場合も。

営業職にとってのスキルとは、とにかくコミュニケーション力。お客さまに好感を与えられることが第一条件なので、話し方や態度はしっかりチェックさせてもらっています。場合によっては、飛び込み営業などもあるので、初対面である我々に対して、どれだけ上手にコミュニケーションを図れるかが、スキルチェックにもなるんですよね。でも、どんなに話し上手でも、時間に遅れる方はNGです。お客さまを本当に大切にできる人かどうか、それは口だけでなく行動にも表れてしまうものだと思いますから。

即戦力として活躍してほしいエンジニアの経験者採用では、やはり技術面での専門的な部分を掘り下げて聞いています。こちらも探りながら質問を投げているので、その意図を的確に汲み取って、簡潔かつ具体的に自分のスキルを説明できる方が望ましいですね。プロジェクト規模が大きく、専門性も高いIT系の技術職においては、チームのなかで能力をきちんと発揮できるかという点も必要不可欠なスキル。自分のチーム内でうまくやっていけそうかどうかという視点で、コミュニケーション力も重視しています。