2005年 年忘れ無礼講企画
人事のホンネ爆発 面接で、ホントに腹が立った応募者たち
人事から見ると、本当に許せない非常識な応募者たち。あなたも知らず知らずのうちに、不利な面接を自ら招いてしまっていませんか? 年忘れだから、無礼講だから、なかなか聞けない人事の不満を、とことん教えてもらいました!
今回の参加者
人事代表 読者代表
いままで言わなかったけど、私たちだって真剣なんです!
人事C 人事C
自動車関連企業の人事。中途・新卒を問わず社内の全職種の採用活動と研修プログラムの作成を担当。人事経験8年目のベテラン。
人事D 人事D
医療品メーカーの人事総務。中途・新卒の全職種採用を取り仕切る。欲しい人材とは何度でも会う、誠意と粘り強さが信条。経験7年目。
vs
耳の痛い話にドキドキ…ごめんなさい!
読者A 読者A
26歳男性。2週間前に、2度目の転職先である雑誌の編集プロダクションを退職。在職期間がごく短かったため、次の転職でマイナスイメージを持たれないか不安を感じている。
読者B 読者B
27歳女性。事務総務として働いた前職では、社内の風土、給与制度などに不満を感じ退職。次の転職では以前から興味があった出版編集にもチャレンジしたいと考えている。
人事のホンネ1
遅刻、欠席なのに連絡もしない。社会人としての常識を疑う!
人事C
[ 人事C ] やはり気になるのは遅刻、欠席の多さですね。複数の応募者を集めて行う説明会では、3割くらいの人が連絡もなしに欠席します。
人事D
[ 人事D ] こういう非常識な人は、やはり応募書類を見ただけでもパッとしない感じですね。一度面接をすっぽかしておいて、別の日にまた何食わぬ顔で「この前行けなかったんで」なんて再応募してくる人だっているんですよ。何を考えてるのか。
[ 読者A ] 僕も新卒の時に一度、無断欠席してしまったことがあります…。
読者A
[ 読者B ] 焦っていると、1、2分くらいの遅れに気づかないこともあって。
読者B
人事C
[ 人事C ] 来ると思っている人が来ないと、面接官は忙しい中、せっかく空けた時間を無駄に過ごすことになります。一度応募した以上は、最低限の常識は守ってほしい。ビジネスの場で、お客さんとの約束を守らない人はいませんよね? 電話一本、くれるだけでいいんです。
人事のホンネ2
第一印象である程度決まる! 不用意な減点は、お互いに損
[ 読者A ] やはり短い時間で評価されるには、遅刻しないということから始まって、第一印象って大事なんでしょうか。
読者A
人事D
[ 人事D ] そうですね、第一印象である程度決まる気がします。特に営業職だと、面接の場にいる姿が、そのまま客先での姿であると想像できるんです。しっかりした人は実は意外と少ないですから、最低限の基準を満たせているかどうかという意味で、第一印象は大事です。
人事C
[ 人事C ] 遅刻したとしても、リカバリーできる人もいるんですよね。「遅れてしまって大変申し訳ありませんでした」という一言が言えたり。当たり前のことができるかどうか。それだけでも、他の人に差をつけることができるんですよ。そこに気づいてほしい。
人事D
[ 人事D ] お互い損ですよね。質疑応答以前のことで、イライラしたりヒヤヒヤしたりするのは。
人事のホンネ3
言葉遣いに気をつけて。面接官は友だちじゃない!
人事D
[ 人事D ] 若い人って、言葉の使い方がなっていないことが多いですよね。目上の人に、「〜じゃないっすか?」という言葉遣いを平気でする。質問の内容以前に、大幅な減点の材料ですよ。
人事C
[ 人事C ] やたらと友だち口調の人は、びっくりするくらいたくさんいます。前の会社ではどう過ごしていたんだろう。女性で、語尾を伸ばして話す人も個人的には気になりますね。「えー」とか、「でー」とか甘えた口調は、忙しいときは特に気に障ります。気をつけてほしいです。
[ 読者B ] 私みたいにゆっくり話す人はやはりマイナスイメージですか?
読者B
人事D
[ 人事D ] しゃべり方のリズムは、人それぞれ違います。要は、ビジネスの場で通用する基本的な受け答えができるかどうかなんです。丁寧に思慮深く答えようとしているのなら、それはあなたの特性であって、ただゆっくり話すというだけでマイナスにはなりませんよ。
人事C
[ 人事C ] 逆にひとつ質問すると、3つも4つも慌ててしゃべり倒す人がいます。ほかにも、聞いてもいないのに「御社はこういう方向で行くべき」なんて経営の理論を話し始める人もいる。あれは結構、カチンときますね。会社の方向性を聞きたいという目的はわかるんです。でも、聞き方ひとつで本当に面接官の印象が違う。言葉遣いでも面接の行方が左右されることを意識してください。
人事のホンネ4
ネガティブな応募者が多い! ウチに来て何をしたいの?
人事C
[ 人事C ] プラス思考でない人も多いですよね。どこの職場でも大変なことはありますよ。会社にとってみても、採用活動で人が増えれば仕事がラクになる、なんてことは絶対にない。社内に新しい仕事が生まれるだけで、一人ひとりの負担が減るなんてことはないんです。
人事D
[ 人事D ] 前の会社でよほど辛い目にあったのか。面接で前職のグチを言ったり、ウチの会社に入っても「正直何ができるかわからない」なんて、ネガティブな人は評価しにくいですよ。
[ 読者B ] いままで経験してきた事務総務だと、会社による違いがわからなくて、うまく志望動機をアピールできないんです。
読者B
[ 読者A ] 完璧に答えたい、良い印象を持たれたいと思うと、緊張しちゃうんですよね。
読者A
人事C
[ 人事C ] 100点の回答なんてどこにもありません。正解は人それぞれに違います。それが前提。いま自分にできること、できないことを正直に話してもらえると我々にとってはありがたいです。
人事D
[ 人事D ] 何十社の中からひとつの会社を選ぶのは大変だけど、慎重に見極めてほしいです。人事は一人ひとりを真剣に見ていますから。私はひとりの面接に60分くらい時間を使いますが、それでも足りないと感じて、面接後に1時間も電話で話すことだってあります。
人事C
[ 人事C ] 背伸びせず、等身大の自分を見せてください。ネコをかぶって採用されても、きっと入社後に苦労することになりますから。結果、お互いに求めているものと違ったという結論に至ったとしても、それはあなたに魅力がなかったというわけではなくて、たまたま今回の採用にマッチしていなかっただけのことです。
人事のホンネ5
読者にホンネでアドバイス!
人事C
[ 人事C ] あなたの、一番のウリは何ですか?
[ 読者A ] ガッツと根性です! でも、前職を2カ月で辞めてしまったので、信用してもらえるか心配です。
読者A
人事C
[ 人事C ] ガッツがウリなら、その会社に入りたいという気持ちを人一倍強く持ってください。第2希望、第3希望の会社に行くときも、第1希望と同じくらい集中する。その会社に行くときは、その会社のことだけを考えて、どうしても入りたいと考える。それが熱意、アピールに繋がっていくはずです。まだ26歳だから、年齢的にガッツを前面に押し出してOK!
人事D
[ 人事D ] 若いうちは、いろんな業界、職種の先輩や友だちと話す機会を持って、自分にできることは何か。やりたいことは何か。アピール材料は何か。とことん、自分と向き合う時間を作ってください。それが面接の場で活きてくる。
人事C
[ 人事C ] 2カ月で辞めてしまったことは、隠したりせず、正直に反省しましょう。今回は忍耐がなかった。だからこそ、次は失敗したくないし、頑張りたいと思っているでしょう?
[ 読者B ] 私の場合、いままで経験してきた事務総務の経験を活かすのか、それとも思い切って新しく出版業界に飛び込むのか…迷いがあるからうまく面接でアピールできないんでしょうね。
読者B
人事C
[ 人事C ] 事務総務の面接を受けるなら、前日の夜から事務総務のことだけを考える。出版編集の面接を受けるなら、前日の夜から出版編集のことだけを考える。そうしてムリにでも気持ちをしぼらないと、面接官に迷いが伝わってしまいます。経験を活かすという選択はもちろん正解ですし、好きなこと、やりたいことを選ぶのも正解です。どちらも正解なのですから、どちらもきちんと考えをまとめて、同じように力を注いでください。
人事D
[ 人事D ] いままでの仕事に行き詰まりを感じて、新しい業界、職種に逃げようとする人もいます。新しい挑戦をしたいなら、その熱意を自分で固めてしっかりと見せてほしい。事務総務で何年も積み重ねてきた経験は、どんな仕事を選択するにしても、必ずどこか活かせる部分があるはずです。キャリアをひとつの流れと考えて、自分のアピールポイントに繋げてください。
転職者が人事を質問攻め! 面接で何でこんな質問するの? 何で面接官ってそんなに偉そうなの? 人事の痛いところまであえて突っ込んで、読者のギモンをぶつけてみました!
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