ネットワークエンジニアから、サーバエンジニアへ

匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

株式会社VSN
情報通信事業部　ソリューションサービス部　チームリーダー
大原庄就さん（33歳）
PROFILE■デザイン専門学校を卒業後、映像制作会社でグラフィックデザインを5年間担当。その後、特定技術派遣会社に転職し、ネットワークエンジニアとして約5年間活躍する。2011年春に転職活動を始め、同年夏にVSNよりオファー。2012年1月に入社。

2013年1月30日

「お客様の要望以上のものを提供する」。自分と同じ信条の会社にスカウトで
出会い、新しいことに挑戦し続けられる環境の中でイキイキ働いています

■スカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: (株)VSN
大原庄就さん

デザイン学校でコンピュータグラフックを学び、卒業後は映像制作会社に就職。主にゲームのグラフィックデザインを手掛けました。学生時代から目指していた仕事だったのでやりがいはありましたが、ゲーム業界の競争激化などを受けて収益環境が悪化、徐々に先行きに不安を感じるようになったんです。
安定性のある仕事に転身したいと考えたとき、頭に浮かんだのがネットワークエンジニア。以前から興味のあった分野であり、ネットワークのシステム作りは当面なくならない仕事だと思えたからです。そこで、未経験でも受け入れてくれた特定技術派遣会社に就職し、希望通りネットワークエンジニアに。コールセンターの立ち上げ業務や、飲食チェーンのネットワーク構築など、さまざまな企業の多種多様なプロジェクトに参加し、着実に経験を積んできました。
ただ、ネットワークエンジニアになって約4年が過ぎた2011年の春ごろから転職を真剣に考えるように。人手は足りないのに業務量は増えており、毎日ほぼ終電帰り。土日に出勤することも多く、いつも疲れ切っていました。一時的な忙しさならば耐えられましたが、30代後半の先輩社員も私と同じように毎日夜中まで働いている。「せめてもう少し、残業が少ない環境に移りたい」と思うようになったんです。
転職活動の方法として選んだのは「スカウト」。転職サイトで求人を検索してじっくり吟味する時間も心の余裕もなかったため、レジュメを見た企業側からオファーが来るスカウトを使えば、転職活動を効率的に進められると考えたためです。転職先選びの最大の条件である「残業」については、敢えて具体的に記入。「残業は厭わないが、現在月に約100時間の残業をこなしており、次の環境では半分ぐらいには減らしたいと思っている」と想いを記し、理解してくれる企業からのオファーを待ちました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

2011年春にレジュメを登録後、夏までに30通ほどのオファーをいただきました。経験がストレートに活かせるネットワークエンジニアのオファーがほとんどでしたが、中には不動産営業や、マッサージ店の店長候補などというオファーもあり、「こんな仕事に就ける可能性もあるのだ」と新鮮に感じましたね。オファー文面はすべて読みこみ、オンオフのメリハリを持った働き方ができそうだと感じたネットワークエンジニアのオファーには、いくつか応募してみました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

VSNからネットワークエンジニアのオファーが届いたのは、2011年の夏。VSNは大手メーカーやIT企業を多数顧客に持ち、技術者派遣を行っている会社。詳しく調べてみようと思い、会社ホームページにアクセスしました。すると、「バリューチェーンイノベーターとして、サービスを変革する」という言葉が目に飛び込んできたんです。
読み進めてみると、「お客様に技術を提供するだけでなく、現場のチームで顧客企業の課題を発見して、解決策を導き出し、常に顧客からの要望の一歩上を行くサービスを提供する」と説明されており、アグレッシブさを感じましたね。この会社ならば、何か新しいチャレンジができそうだと興味を惹かれ、応募に踏み切りました。オファーには残業時間のことは触れられていませんでしたが、面接の場で確認すればいいと考えました。
最初の面接の相手は、採用担当者。事業内容の説明のほか、社員一人ひとりの希望に沿ったプロジェクトに参加できること、一人ではなく必ずチームで派遣されること、残業は一定量はあるもののオンオフメリハリを持って仕事ができることなどを説明され、安心できました。
これでこの日の面接は終わりだと思っていたところ、急きょ社長面接に。ホームページに書かれていた「変革」の話を熱く語ってくれ、心動かされました。「顧客企業の課題を自ら見つけ、それを解決することで、顧客の要望以上のものをお返しする」というスタンスは、私も個人的に信条としてきたことであり、社長と想いを共有できたことが嬉しかったですね。
その後、最終面接を経て、内定をいただきました。実は並行して別のIT企業にも応募しており、3社ほどから内定を得ていたんです。いずれの企業も、希望条件である「残業時間の軽減」は叶えられそうでしたが、社員一人ひとりのキャリアを考えてくれる体制があり、会社として変革しようとしている中で新しいチャレンジができそうだとワクワクできた、VSNへの転職を決めました。

■そして入社。今のやりがいは？

昨年1月に入社し、丸1年が経ちました。入社以来、技術商社に常駐し、その会社が輸入販売するネットワークサーバおよび周辺機器担当として、技術支援や海外エンジニアへのOS変更の依頼業務などを担っています。
入社時に、いくつかのプロジェクトを打診されました。経験がすぐに活かせるネットワークエンジニアの仕事もありましたが、敢えて経験のない、サーバのプロジェクトを希望しました。エンジニアとして、若いうちに経験の幅を広げたいと思ったためです。会社としてはきっと、即戦力として活躍してくれるプロジェクトに参加させたほうがメリットが大きいはずなのに、社員一人ひとりの希望を尊重し、新しいチャレンジをさせてくれることに喜びを感じましたね。
現在の仕事は、顧客からの問い合わせに対応するだけでなく、機器のことでわからない点があれば海外メーカーに問い合わせなければなりません。今まで仕事で英語を使ったことはなく、四苦八苦しましたが、会社が用意してくれた研修やeラーニングで勉強し、最近では英語でのやり取りにも自信がついてきました。
今の目標は、会社のビジョンでもある「バリューチェーンイノベーター」を自ら実践すること。現在、チームメンバー7人で、お客様企業によりよいサービスを提供するにはどうすべきか、具体的なブレストを行っている段階です。全社に影響を与える好事例を、われわれが率先して生み出していきたいですね。

＜採用担当者の声＞

豊富な経験に惹かれたほか、同じベクトルに向かって突き進める人だと感じました

: 人事統括部　キャリア採用グループ
チーフコーポレートリクルーター
熊谷充泰氏

当社では、「バリューチェーンイノベーターとなり、サービスを革新する」をビジョンに掲げ、技術提供だけでなくお客様企業の課題発見、解決を手掛けるプロフェッショナル集団に変革していこうとしています。そのためには、エンジニアとしてさまざまな現場を経験した、スキルと経験値の高い人材が必要不可欠でした。
大原さんは、ネットワークエンジニアとしてのスキルや経験は申し分ないうえ、当社のビジョンに共感し「そのような環境の中で新しいことにどんどん挑戦したい」と意欲を語ってくれました。大原さん自身、常に今よりもいいものを生み出そうと努力し続けてきた人。「同じベクトルに向けて突き進めるため、大原さんも当社も、お互いがハッピーになれる転職になる」と感じました。
入社後は、期待以上の活躍ぶり。新しい業務にも果敢に取り組み、周りに刺激を与えるとともに、確実に成果を挙げてくれています。これからもメンバーに好影響を与えながら、大原さんが築きたいキャリアに向かって突き進んでほしいですね。

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