ドレスコーディネーターから、ジュエリープランナーへ

匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

株式会社アイデクト
「aidect」北千住マルイ店宇井さん（27歳）
PROFILE■大学卒業後アパレルメーカーに就職し、販売を経験。店長も務める。その後、ブライダル関連会社に転職し、ドレスのコーディネーターを2年間担当。2012年1月にアイデクトからオファーを受け、同年3月に入社。

2012年11月21日

顧客と継続して関係性を築ける仕事がしたいと転職を決意。ジュエリーの
資産価値を上げる役割に就き、お客様の「ありがとう」に喜びを感じています

■スカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: (株)アイデクト　宇井さん

大学卒業後、アパレルメーカーに就職。婦人服ブランド担当となり、売り場を3年間経験しました。3年目には店長に昇格。若くても裁量権を与えてくれる会社で、売り上げから人件費の管理など、店舗の経営すべてを任されました。そのためにどうしても裏方の仕事が多くなり、「接客が好きでこの道を選んだのに、なかなか売り場に立つ時間が確保できない」状態に。お客様と触れ合える仕事を求め、ブライダル用のドレスショップに転職しました。
ここでの役割は、ドレスコーディネーター。お客様の要望を細かくヒアリングし、どんなドレスがいいか、どんな髪型やアクセサリーを合わせればいいかなどを、トータルコーディネートする仕事でした。ベンチャーだから何でも任せてもらえて、忙しくもとても楽しい日々でしたね。結婚式の後にお客様から感謝の言葉をいただくことも多く、大きなやりがいを感じていました。ただ、いくらお客様と信頼関係を築いても、式が終われば関係性はそこで終わり。ブライダルという特性上、それは当たり前のことなのですが、一抹の寂しさも感じていました。
2年間勤めた後、私自身の結婚が決まったことから、退職を決意。休みが不規則で、かつ顧客の要望があれば休日返上も多い仕事だったので、「仕事と家庭と両立するには、忙しくとも定期的に休める仕事に移ったほうがいい」と判断したのです。また、「これを機に、一人のお客様と継続的に信頼関係を築ける仕事を探そう」とも考えました。
実は、1回目の転職のときにすでに「スカウト」にレジュメを登録していました。自分の経歴をレジュメに書き起こす過程で、自分の強みや弱み、そして今後の方向性などを客観視でき、転職活動にとても役立ったんです。そのため今回も、レジュメをブラッシュアップすることで、今の自分とじっくり向き合ってみようと考えました。退職を決意した2011年の秋から年末にかけて、自分のキャリアを振り返り、仕事の合間を見つけては少しずつレジュメをブラッシュアップ。その過程で、自分の強みはきめ細かい接客力であることを確認、そして「今度こそ顧客と長く信頼関係を築ける仕事がしたい」との想いも改めて確認できました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

レジュメをブラッシュアップし始めてから、再びオファーが届くようになりました。年明けにかけて、十社以上からオファーをいただいたと思います。大手ブライダル会社からのウエディングプランナーのオファーや、アパレル会社の店長候補など、過去の経験を評価いただいたオファーが多く、嬉しく思いましたね。また、ホテルやジュエリーショップのスタッフのほか、選択肢として思いつかなかったコンビニエンスストアや量販店からのオファーもあり、「こんな可能性もあり得るのか」と驚かされ、視野が広がりました。
なお、大手ブライダル会社のオファーには興味を惹かれ、応募してみました。「ブライダルのお客様とのご縁は1回限り」とは痛感していましたが、仕事自体は好きでしたし、大手ならば前職よりも会社の体制が整っているだろうと考え、話だけでも聞いてみようと考えました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

アイデクトからオファーが届いたのは、今年の1月。ジュエリープランナーのオファーとあり、興味を惹かれてオファー内容を読み込みました。
アイデクトは、お客様のジュエリーライフをプランニングする会社。デザインが古くなり使わなくなったジュエリーを、買い取るだけでなく、より魅力のあるジュエリーにデザインチェンジして市場価値を高めるサービスも行っていると紹介されていて、「こんなビジネスモデルがあるんだ」と驚きました。もっと詳しく知りたいと思い、会社ホームページにアクセスしたところ、そこに書かれていたキャッチコピー「生涯で一番訪れるジュエリーショップを目指しています」がバッと目に飛び込んできたんです。ここならば、顧客と長く信頼関係を築けるのではないかと直感し、すぐにオファーに返信しました。
一次面接を振り返ると、「楽しかった」「ワクワクした」という印象ばかりですね。実は、ジュエリーに興味はあったとはいえ、高い商品をローンで無理やり買わされるというイメージも少なからずあり、その不安を人事担当者にストレートにぶつけてしまったんです。しかし、そんな不躾な質問にも、真摯にじっくり答えてくれました。家に眠っているジュエリーを、デザインチェンジすることでまた楽しめるようになるし、市場価値も上がる。市場価値が上がったジュエリーを売って、また新しいジュエリーを購入することもできる。つまり、ジュエリーショップというよりは「ジュエリーのアセットマネジメント会社」であり、ジュエリーのある生活をずっと楽しんでもらうためのお手伝いができる…という話をうかがい、無条件に「面白そう！この仕事がやってみたい！」と思え、ワクワクしたんです。大手ブライダル会社の選考も進んでいましたが、自分の内から湧き上がったこの「やりたい」という気持ちを大切にしたいと思い、入社を決めました。

■そして入社。今のやりがいは？

今年3月に入社し、研修を経て、現在は商業施設内の店舗でジュエリーアドバイザーとして勤務しています。
始めの3カ月は、新人研修とスキルアップ研修。ジュエリーの鑑定や買い取り、リフォーム、リペアなどに関する知識をみっちりとたたき込まれました。覚えなければいけないことは非常に多いのですが、一からじっくりと、時間をかけて必要な知識を習得できたので、自信になりましたね。店舗配属後も、先輩社員が教育担当としてマンツーマンで指導してくれる制度があるほか、周りの先輩社員もわからないことは何でも教えてくれるので、着実にスキルアップできました。
お客様からはさまざまなご要望がありますが、ジュエリーの価値を正しく判断し、例えば買い取り希望のお客様に「リフォームのほうが価値が上がり、お客様の利益になります」とアドバイスすることも多々あります。会社の利益ではなく、お客様の利益を第一に提案できるのが、何より嬉しいですね。
お客様の「思い入れ」に触れることができるのも、この仕事の魅力です。先日は、お客様が小さなトルマリンをお持ちになりました。石自体は小さく、資産価値もそれほど高くないものでしたが、「思い入れのあるものなので、ぜひ指輪にしたい」とのご要望でした。相談しながらデザインを決め、ようやく指輪が完成したとき、そのお客様は涙を浮かべながら私の手を握って「ありがとう」と言ってくれたんです。よほど、思い入れのある石だったのでしょう。私も思わずもらい泣きしそうになり、「この仕事についてよかった」と心から思いました。
これからも、お客様に喜んでもらえるアドバイスを続け、1人でも多くの方と信頼関係を築きたいですね。そして、店舗での経験値をどんどん上げ、どんな環境でも力が発揮できる人材に成長したいと思っています。

＜採用担当者の声＞

お客様の要望をヒアリングし、ベストな提案を導き出してきた経験を高く評価

: メンバーシップ本部・人事
木村　亮氏

当社が運営しているのは、単なるジュエリーショップではありません。ジュエリーというお客様の資産を有効活用する方法を考え、ご提案する、いわば「アセットマネジメント業」。ジュエリープランナーも、単に販売するだけはなく、コンサルティングやプランニング的な要素が強い仕事。そのため、接客販売経験よりも、ヒアリング力、提案力がある人を求めていました。
宇井さんは、アパレル会社で店長経験を持ち、店舗全体を俯瞰して見る力があると判断。ドレスプランナーの仕事では、「お客様の要望をヒアリングしながら、ベストチョイスを見出す」プロセスも経験しており、当社にぴったりの人材だと感じました。面接では、アイデクトがチャレンジしている新しいビジネスモデルをすぐに理解し、興味を示してくれました。その理解力の高さと、会話のやりとりから感じられるコミュニケーション力、そして新しい仕事に対するチャレンジ精神と向上心に惹かれ、採用を決めました。
入社後はすぐに戦力として力を発揮、持ち前のポジティブシンキングで、現場でもいい影響を与えてくれています。これからも当社の中核を担うメンバーとして、力を発揮し続けてほしいですね。そしてゆくゆくはシニアマネージャー（副店長）、ゼネラルマネージャー（店長）とステップアップしてくれることを期待しています。

自分の市場価値がわかる！思わぬいい会社に出会う可能性が広がる！
スカウト活用のススメ

自分の経験・スキル、転職市場でどれぐらい評価されるものなんだろう？そう思ったら、スカウト登録を。
「転職市場における自分の市場価値」がランキングなどでわかる上、企業や転職エージェントからのスカウトを受けることで「何が自分のウリなのか」を把握できます。企業が採用に動くタイミングを逃すこともありません。まだ始めていない方は、今すぐ登録しておきましょう！