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自動車設計から、ERPパッケージ開発エンジニアへ
匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
株式会社ワークスアプリケーションズ
ERPディベロップメントグループ 研究開発エンジニア
内田修平さん(29歳)
PROFILE■大学工学部卒業、大学院修了後、大手自動車メーカーに入社。自動車のボディ設計エンジニアとして4年間活躍する。2011年3月にワークスアプリケーションズからオファーを受け、同年5月に入社。
2012年6月27日

ユーザーニーズにできるだけ早くこたえられるモノづくりがしたいと、
IT業界への転職を決意。「理想」を思う存分追求できる会社に出会えました
■スカウトにレジュメを登録したきっかけは?
(株)ワークスアプリケーションズ
内田修平さん
大学院でロボット研究に従事し、「モノづくりに携わりたい」と自動車メーカーに入社。第一希望だったボディ設計担当となり、約4年間自動車設計の仕事をしました。子どものころから車が好きだったので、仕事はとても楽しかったですね。自分が携わった車が、街を走っているのを見るたびに、喜びとやりがいを感じていました。
しかし、2年目に入ったころから、徐々に「この仕事を一生の仕事にしていいのだろうか?」という思いも持ち始めました。自動車の開発は、企画が始まってから実際に世に出るまでに約3年かかります。市場はめまぐるしく変化しているのに、こんな長いスパンでいいのだろうか?と疑問に思ったのがきっかけでした。車のような大型の製品では、ある程度の時間がかかってしまうものですが、「今よりもっと早いサイクルで、世の中のニーズに合ったモノを提供する仕事がしたい」と思い、転職を考え始めました。
「自動車よりも、早いサイクルで世に出せるもの」と考えたとき、頭に浮かんだのが「ソフトウェア」。IT業界自体のスピード感の早さや成長性に興味を持っていました。全くの畑違いの業界ですが、努力すればキャッチアップできるのではないかと考えました。
転職先の条件としてまず置いたのは、「厳しい環境」がある会社。28歳という年齢での異業界・異職種への転身になるため、スタートから出遅れていることになる。その遅れをできるだけ早く埋めるためには、自分の能力以上の難しい仕事を任される厳しい環境に身を置くことが必要だと考えました。
また、「自由な社風」の会社がいいとも考えました。私が転職で実現したいのは、早いサイクルでユーザーニーズを満たす製品を世に出すこと。そのためには、正しいと思ったことをスピーディーに実現できる環境が必要だと思ったのです。
入社4年目である2010年の年末に、自分が一から作った車を世に出すことができ、「これがいい区切りだ」と年明けから転職活動を本格的にスタート。いくつかの転職サイトに登録し、IT業界を中心にどんな求人があるのかをリサーチしました。その後、「自分で探すだけでは気づかない良い企業もあるのでは」と思い、3月ごろにスカウトにも登録しました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
レジュメを登録してすぐ、いくつかのオファーが届きました。その後も毎日のようにオファーが届き、こんなに来るものなんだと驚きました。多かったのはやはり、経験のある自動車業界からのオファー。珍しいものでは、外資系コンサルティングファームから、自動車業界向けのコンサルティングを任せたいというオファーもありましたね。
多くの企業からオファーをいただけるのは嬉しかったのですが、早いサイクルで新しいものを生み出せるIT業界に行こうと決めていたので、自動車業界のオファーはお断りしました。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
ワークスアプリケーションズからオファーが届いたのは、レジュメを登録して間もない2011年3月末のこと。社名は聞いたことがあり、IT業界ということも知っていましたが、今回の転職先としては思いついてもいない企業でした。
オファー内容は、「未経験からトップコンサルタント・トップエンジニアになれる」というもの。「問題解決能力発掘プログラム」という、5カ月間の突破型研修プログラムを経ることで、未経験でも即戦力として、IT業界で活躍できるという内容に興味を持ちました。また、同社の研究開発エンジニアは受託開発ではなく、新機能や新製品を企画立案し、新しい価値を世に生み出していく仕事であるとのこと。IT業界の情報収集の一つとして、まずは会社説明会に参加することにしました。
会社説明会では、5カ月間のプログラムがどれだけ大変なものか、それによってどんな成長ができるのかを説明されました。研修といっても座学の講義ではなく、自ら考え、問題を解決することで、「自分で自分を育成」する研修であり、生半可な覚悟で来てほしくないとも言われました。しかし、逆にどんどん興味が湧き、闘志が湧いてくるのを感じたんです。「ここには自分次第で短期間で成長できる環境がある」と確信しました。
面接では、「ユーザーニーズをモノづくりに活かせるかどうか」を確認。研究開発エンジニアの役割は、ユーザー視点に立って、理想のソフトウェアへの仮説を立て、その仮説を営業やコンサルタントなどと検証して、モノづくりに落とし込むことだと聞き、「まさに自分がやりたいことだ」と思いました。前職ではなかなか実現できなかった、部署や役割を超えた提案やアイディア出しなども、「何をやっても自由。ユーザーのため、会社のためになると思うことであれば、何でもやってください」との回答をもらい、「ここしかない!」と転職を決意しました。
■そして入社。今のやりがいは?
2011年5月に入社し、すぐにプログラムに参加。事前にさんざん言われていた通り、非常にハードな5カ月間でしたね。例えば「年間500万人が訪れる遊園地の業務効率化システムを作成せよ」など、ざっくりとしたテーマを与えられるだけで、その後は自分で考え、勉強し、どうすれば限られた時間でアウトプットを最大化できるかを考える。5カ月間は本当に課題漬けの毎日でした。でも、新しいことに頭をフル回転させながら取り組むという経験は学生以来だったので、新鮮で面白かったですね。前職では、前提条件をもとに、どう改善していくか考えるという「積み上げ型」の考え方が基本でしたが、この研修では、まず「理想」から考えるということを叩き込まれました。研修で思考の切り替えができたことが、その後の仕事にも大きく役立っています。
プログラム修了後は、希望通り開発エンジニアとして配属となり、現在は会計ソフトの開発に携わっています。実際に仕事をしてみて感じたのが、自分が携われる仕事の領域がとても広いということ。前職は、大手企業だったこともあり、各自の責任範囲が明確にわかれていて、その中でどう成果を出すかを考えていました。しかし当社では、「ここまでしかやってはいけない」という範囲がなく、必要だと思ったことはどんどん周りを巻き込んで実行することができます。もちろん、入社間もない私の意見でも、正しいと思ったことはやらせてくれます。この環境は、まさに私が求めていたものでした。また、ユーザーのためにと考え抜いた結果であれば、どんな無茶な「理想」であってもGOサインを出してくれる社風も嬉しく、転職して良かったと心から感じています。これからも、理想を追求し続け、お客様の課題を解決して、喜ばれるさまざまな「新しいモノ」をどんどん生み出していきたいですね。
<採用担当者の声>
お客様の役に立つものを作りたいという思いと、成長意欲の高さに惹かれました
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当社では、創業当時からIT未経験者を対象とした「問題解決能力発掘プログラム」という採用プログラムを実施し、前職での経験を問わず、問題解決能力の高い人材の採用を続けています。当社独自の問題解決能力を徹底的に鍛える研修プログラムを通して、持っている能力を伸ばしてほしいと考えています。 |
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- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 平山 諭