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建材会社のルート営業から、製粉会社の海外営業職へ
匿名レジュメの登録で企業やリクナビNEXT提携の転職エージェントからオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
千葉製粉株式会社
機能素材事業本部 化粧品素材部 営業課
大越 潔さん(38歳)
PROFILE■大学卒業後、建材メーカーに入社。問屋や工務店向けのルート営業を14年半担当する。2011年に入って転職を決意し、春ごろから活動をスタート。6月に千葉製粉からオファーを受け、2011年11月に入社。
2012年4月11日

全くの異業界で、営業として新たにチャレンジしたい。独自開発製品を持つ
会社で、海外市場開拓というミッションを遂行すべく突き進んでいます
■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?
千葉製粉(株)
大越 潔さん
以前の勤務先は、住宅の内装材などを扱う建材メーカーの営業職。新卒で入社し、14年半勤務しました。主な仕事は、問屋や工務店など既存顧客を回るルート営業。顧客と信頼関係を築くことで新規注文につなげる役割に、やりがいを感じていました。
しかし、業界全体の売り上げ低迷を受けて、会社の先行きに不安を覚えるようになり、それまで考えたことがなかった「転職」が徐々に頭に浮かぶようになったんです。また、数年前に子会社へのパッケージソフト導入プロジェクトに携わったのですが、そのときに未経験分野にチャレンジする楽しさを覚えたことも後押しし、「思い切って転職し、新しい環境で自分を高めよう」と決意しました。2011年の初めのことです。
転職先の条件は、営業経験が活かせること、独自の商品や技術、サービスを持っていて企業としての競争優位性があること。また、同じ業界では転職する意味がないと思ったので、住宅や建築資材関係以外の業界に移りたいと考えました。加えて、英語力が活かせる環境があればなおいいと思っていました。子どものころに親の仕事の関係でアメリカに住んだ経験があり、英語は得意。現在もTOEICスコア800点以上をキープしていますが、前職では全く使う機会がなかったので、「海外との取引があるなど、少しでも英語を使う機会があれば理想的だ」と考えました。
とはいえ、初めての転職活動。何から手をつければいいのかわからず、転職サイトを眺めるだけで数カ月が過ぎてしまいました。営業職の募集は数が多く、希望に合った求人を検索して探し当てることができなかったのです。そこで、5月ごろに「リクナビNEXTスカウト」にレジュメを登録。企業側から声をかけてもらい、その中から条件に合う会社を探したほうが効率的だと思ったほか、在職中でも負担なく転職活動ができそうだと考えたためです。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
レジュメを登録する前は、本当にオファーが来るのか不安な気持ちがあったのですが、すぐにいくつかのオファーが来てほっとしました。自分の経験やスキルを買ってくれる企業があることが、純粋に嬉しかったですね。
ただ、住宅メーカーの営業など、前職と近しい業界からのオファーばかりだったので、残念ながら応募には踏み切りませんでした。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
千葉製粉からオファーが届いたのは、レジュメ登録の翌月である2011年6月下旬のこと。全くの異業界であることにまずは興味を惹かれ、すぐにオファー内容を読み込みました。
社名の通り、小麦粉やミックス粉などの製粉事業が中核の会社ですが、今回のオファーは、化粧品用の機能素材部門の国内・海外営業職。扱う素材は、同社が開発した「レオパール」という植物由来の素材で、オイルを増粘・ゲル化する機能を持っており、化粧品のつや出しや感触の良さを高めるために欠かせないもの。国内ではほとんどの化粧品メーカーで使われているため、今度はこれを世界市場に広めてほしい…というものでした。独自の素材を持っていて、営業経験もフルに活かせる。さらに英語力を活かせる環境もあり、「条件にぴったりだ!」と驚きましたね。迷うことなく、すぐに応募しました。
面接では、「業界に関する知識が全くないが、大丈夫か」と、唯一不安に思っていた点を確認。皆でサポートするから安心してほしいと言われ、ホッとするとともに、この会社の「人柄の良さ」も感じることができました。また、現在の上司である山内次長の「うちの部署で海外市場を一気に切り開き、会社全体の成長に貢献したい」という想いに触れ、「夢に向かって一緒に突き進みたい」とも思い、転職を決意しました。
■そして入社。今のやりがいは?
2011年11月に入社し、現在6カ月目。業界や会社について、製品についての研修を1カ月感みっちり受けた後、上司や先輩の営業先回りに同行し、OJTで仕事を覚えてきました。4月から、いよいよ独り立ち。西日本地区のほか、中国、台湾、韓国の担当として、現地の販売代理店とのやりとりを行っています。
海外とのメールや資料類はすべて英語。出張の機会も多く、今年に入ってすでに中国に2回、台湾に1回出張しました。まだ不慣れな点が多く、現場でのジャッジや質問の回答に迷うことも多いのですが、英語力を活かしつつ新しい業務に取り組める喜びは大きいですね。アジアマーケットの大きさ、市場の勢いを肌で感じることができるのも、この仕事の醍醐味です。
今後はこれまで以上に、原料や素材について、そして海外マーケットについての知識習得に注力し、どんな質問にもすぐに答えられる「頼れる営業」になりたいですね。そして海外市場をこの手でどんどん開拓し、会社全体の売り上げに貢献し続けたいと思っています。
<採用担当者の声>
10年超の営業経験と高い英語力を高評価。「即戦力になる」と確信しました
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大越さんが入社するまでは、化粧品素材部のメンバーは7人。営業担当者は私を含め2人という状態でした。一方で、海外市場、特にアジアなど新興国での需要拡大は目覚ましく、営業経験豊富で英語力も持ち合わせた、即戦力となり得る人を求めていました。大越さんは、異業界出身ではありますが、10年超もの営業経験を持ち、英語が堪能である点に惹かれましたね。また、面接でのやり取りから、誠実で素直な人柄も伝わり、この人ならば新しい環境でもすぐに仕事を覚え、力を発揮してくれるだろうと思えました。入社後は順調に知識をつけ、戦力として活躍してくれています。これから本格的に独り立ちですが、現場では自らどんどん新しいことに挑戦し、失敗もしながら、成長し続けてほしい。そしてゆくゆくは管理職としても力を発揮してほしいですね。 |
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- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 伊藤 誠