建設会社の現場責任者から、総合建設業の支店長候補へ

匿名レジュメの登録で、企業やリクナビNEXT提携の転職エージェントからオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

株式会社松原組
京浜支店　工事課　係長
高橋　宏さん（40歳）
PROFILE■15年前に実家が経営している神奈川・川崎の建設会社に入社。その後、元請け会社に出向し、3年前に転籍。工事の採算悪化による給与減などを受け転職を決意。2011年4月に松原組からオファーを受け、8月より現職。

2011年11月30日

土木施工管理担当者として、一つの案件に責任を持ってじっくり関わりたい。
「1人1案件制」の総合建設会社で、経験を活かして働いています

■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: (株)松原組
高橋　宏さん

15年前に実家が経営する建設会社に入社し、主に土木工事の現場作業を担当。3年目からは元請けである建設会社に出向し、土木工事現場の現場責任者として大規模案件に多数関わってきました。そして、元請け会社に請われる形で、3年前に転籍。しかし、その直後から少しずつ、労働条件が悪くなっていったんです。
人手が足りないためいくつもの現場をかけもちせざるを得ず、毎朝7時から夜中まで働き続け、休みを取るのもままならない状況。加えて、公共工事の減少や民間工事の採算悪化などで、残業代はどんどん削られていきました。
建設業界を取り巻く環境が厳しいことはわかっているので、忙しいことも、給与が減るのも、どうにか我慢してきましたが、現場責任者を務めているにもかかわらず一つの案件に集中できない辛さが自分の中でどんどん蓄積し、「環境を変えたい」と2011年4月ごろに転職を決意。土木工事の急激な回復は見込みにくいので、「土木以外の工事や事業も手掛けている建設会社」を探そうと考えました。
年齢はすでに40歳。私を求めてくれる会社があるかどうかもわからなかったので、まずは転職相場を知るために転職エージェントに登録。そして、求人との出会いのチャンスを増やすために、リクナビNEXTスカウトにもレジュメを登録しました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

レジュメを登録したのは4月中旬。すぐに転職エージェントからのオファー、求人掲載企業からのオファー合わせて10件ほどのオファーが届き、「本当にオファーが来た！」と驚きました。内容は、住宅の施工管理技士など住宅関連のものが多かったのですが、これだけの数の会社に経験を評価されているのだと思うと、嬉しかったですね。登録前の「この歳になって転職できるのかな…」という不安な気持ちが薄れ、期待に胸が膨らみました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

今の勤務先である松原組からオファーを受け取ったのは、4月下旬のこと。松原組は、広島県福山市に本社を置く総合建設会社。横浜にある京浜支店で、支店長候補として土木施工管理を任せたいという内容でした。
土地勘のある地元・神奈川県で、土木工事の経験がフルに活かせるオファーだったので嬉しかったですね。また、オファー文面を読み込むと、「土木工事だけでなく、建設事業から派生したスラグ事業、製鉄事業なども手掛け、安定した収益基盤を作っている」とある。「私の希望にピッタリの会社だ！」と感じ、すぐに応募しました。
一次面接は京浜支店で行われました。面接官は、社長、専務、人事担当者の3人。約20年ぶりの面接だったのでガチガチに緊張し、初めは質問されたことにこたえるのが精いっぱい。しかし雑談の中で、その席にいた4人中3人の名前に「宏」の字が含まれていることがわかり、「運命的だね」などと盛り上がり（笑）一気にリラックスできました。
二次面接の場は広島本社。少し早めに着いたので、会社の外をぐるっと一周。敷地が広くて自社ビルも大きく、安定感のある会社だと肌で感じました。面接は5人の役員が相手でしたが、社長、専務とは一次面接で打ち解けることができたので、肩の力を抜いて自身の経験をアピールできました。

■そして入社。今のやりがいは？

2011年8月に入社。現在は土木施工管理責任者として、プラントの解体工事に関わっています。前職では、いくつもの現場をかけもちし、多い日は1日に10件の現場を飛び回っていましたが、今の職場では「1人1案件」という会社のポリシーのもと、一つの現場に専念できます。責任者としての本来の職務を全うできることが、こんなにも嬉しいとは！転職してよかった！と心から思っています。また京浜支店は、支店長以下、みんな温かくていい人ばかり。「全員で団結して、楽しくかつ責任を持って仕事をしよう」という雰囲気があり、とても気持ちよく働けています。
これからは地元で長らく働いてきた経験を活かし、さらに現場で力を発揮していきたい。そしてゆくゆくは、「部下に慕われる支店長」になり、京浜支店をさらに大きくしていきたいですね。

＜採用担当者の声＞

地元での土木工事経験が豊富であるうえ、「自ら考え、動ける」人だと直感しました

: 代表取締役社長
松原宏林氏

京浜支店のさらなる事業拡大のため、京浜地区での現場経験が豊富な人と巡り合いたいと思っていました。高橋さんは15年もの間、地元でのさまざまな土木工事案件に責任者として関わっており、経験としては申し分ありませんでした。加えて、面接のときの第一印象で「この人だ！」と直感しましたね。表情がイキイキしていて言葉に強さがあり、アグレッシブさを感じたんです。そして、会話をする中で、仕事への真剣な姿勢が感じられ、「彼は、物事をじっくり考え、かつスピード感を持って前に進んでいける人だ」と確信しました。今後も豊富な知識と経験を活かして、新しい顧客開拓方法や仕事の進め方などを臆せずどんどん提案し、当社に新しい風を吹き込んでほしいですね。そして遠くない未来に京浜支店を背負って立つ存在になってほしいと期待していますし、必ずなってくれると信じています。

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