機械系の研究職から医療業界のフィールドエンジニアへ

匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビＮＥＸＴスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社
機器サービスセンター
加賀美健一さん（29歳）
PROFILE■大学機械工学部卒業後、油圧機器メーカーに研究開発職として入社。2010年10月に医療系検査装置などを扱うオーソ・クリニカル・ダイアグノスティックスからオファーを受け、今年1月に入社。

2011年4月20日

経験を活かしつつも、もっと人と触れ合える環境に移りたくてレジュメ登録。
フィールドエンジニアとして医療現場を飛び回るという仕事に出会えました

■リクナビＮＥＸＴスカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株)　加賀美健一さん

前職は、油圧機器メーカーの研究開発職。主に、客先のニーズや仕様に合わせた油圧機器のカスタマイズに関わっていました。入社して4年が過ぎ、仕事に対する自信も出てきたころ、ふと「転職」の二文字が頭に浮かんだんです。
研究開発職は、業務時間の大半を工場内の実験室で過ごすのですが、ごくたまに完成した油圧機器を持って客先に足を運ぶことがあります。顧客と直接やり取りして、製品に対する反応を得られるのが楽しく、やりがいを感じました。「このままずっと工場にこもり続けるのではなく、もっと外に出て人と触れ合える仕事に転職したい」と思うようになったんです。
まずはどんな求人があるのかを知りたいと思い、2009年の夏ごろに複数の転職サイトに会員登録。さらに選択肢を増やすために、「リクナビＮＥＸＴスカウト」にもレジュメを登録しました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

転職に当たって条件に置いたのは、機械に関する知識を活かしつつ客先を回ることができる「フィールドエンジニア」であること、業績が伸びている、活気があるなど「成長性が高そうな会社」であること…の2つ。さらに「人の役に立っていると実感できるような業種だったら、なおいい」と思っていました。
レジュメ登録後、いくつかのオファーが届きましたが、勤務地が遠方だったり競合他社からのオファーだったりと、残念ながら行きたいと思えるものがなく、応募は見送りました。一方で、日が経つにつれどんどん「転職したい」という気持ちが強まってきたため、レジュメの内容は定期的に見直し、新たに経験した職務や自身の強みを書き足すようにしました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

今の勤務先である、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックスからオファーが届いたのは、昨年10月のこと。第一印象は「なんだかえらく長い名前の会社からオファーが来たなぁ」でした（笑）。
オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックスは、ジョンソン・エンド・ジョンソングループで臨床検査・診断薬事業を担っている会社。主要製品である輸血検査や生化学分析・免疫血清検査装置などの設置・保守点検・修理などを手掛けるフィールドエンジニアのオファーでした。
納入先である医療機関と直接やり取りできるうえ、医療分野という「人の役に立っているとダイレクトに感じられる」フィールドで働ける。オファー内容を読みながら「あまりに希望にぴったりだ」とワクワクしましたね。外資系という実力主義の環境に身を置き、自分を鍛えてみたいとの思いもあり、すぐに応募しました。
唯一、医療業界の知識がないことに不安を持っていましたが、面接の場で研修体制が充実していることを確認。業界や検査装置について、一からじっくり学べるプログラムが用意されているとわかり、不安が消えました。実際に装置の内部を見せてもらいましたが、油圧機器にも使われている部品がいくつかあり、「業界は違っても知識、経験が活かせそうだ」と自信が湧いてきました。

■そして入社。今のやりがいは？

今年1月に入社し、まずは1カ月半、医療業界と自社製品についての研修をみっちり受けました。医療用語が多く、初めて聞く言葉に戸惑うばかり。でも、1週間後にはそれが体に染み込んでいる！と感じるぐらい、朝から晩まで勉強しましたね。そして今は、先輩エンジニアに同行し、現場で先輩の仕事ぶりを見ながらさまざまな知識を習得しています。現場でやり取りする相手は臨床検査技師やドクター。シビアな意見をもらうことも多く、日々「もっともっと知識をつけなければ」と気を引き締めています。
当面の目標は、早く自社製品すべてを覚え、フィールドエンジニアとして独り立ちすること。ただ設置する、修理するだけではなく、「加賀美さんに任せれば安心」と言ってもらえるような、信頼されるエンジニアになりたいですね。

＜採用担当者の声＞

機械分野の経験とコミュニケーション力、そしてエンジニア魂を買いました

: 機器サービスセンター　センター長
塩井正広氏

各種検査装置のニーズ拡大に伴い、医療現場を回るフィールドエンジニアが手薄に。業界経験はなくても、何らかの機械を扱っていたエンジニア経験者を求めていました。加賀美さんは、油圧機器の分野での経験が豊富であるうえ、面接のときの爽やかな笑顔に惹かれましたね。会話のテンポもよく、「この人ならば臨床検査技師やドクターともうまくコミュニケーションが取れる」と思いました。また、実際に検査装置に触れたときの表情も印象的でしたね。興味津々で近づいて行き、真剣な目で一つ一つの部品を見ていた姿にエンジニア魂を感じ、新しい知識を早くキャッチアップできる人だと感じました。まずは当社の製品をすべてマスターし、顧客に信頼されるエンジニアになってほしい。ゆくゆくは海外研修などにも積極的に参加して、より大きなフィールドで活躍してほしいですね。

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