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精密化学メーカーからシステム開発会社のエンジニアへ
匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
株式会社東証システムサービス ITソリューション本部 運用サービス部 ネットワークビジネス担当 技術士(情報工学)
秦 隆司さん(36歳)
PROFILE■大手SIerのネットワークエンジニアとして10年勤務した後、大手精密化学メーカーでグループ全体のネットワーク構築に携わる。エンジニアとして最先端の技術に触れたいと転職を決意。今年5月に現社からオファーを受け取り、8月より現職。
2010年11月10日

マネジメント力を磨きつつも、最先端の技術に触れ、スキルアップし続けたい。
日本経済を動かす「次世代ネットワーク構築」に関われる環境に出会えました
■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?
(株)東証システムサービス
秦 隆司さん
前職は、大手精密化学メーカーのネットワークエンジニア。海外拠点を含めたグループ全体のネットワーク構築を4年間担当しました。海外とのやり取りも多く、スケールの大きな仕事に関わっている実感とやりがいはありましたが、徐々に管理部門を任されるようになり、技術に触れる機会がどんどん減っていったんです。その前に勤めていたSIerでは、10年近く現場でネットワークに関するスキルを磨いてきただけに、このままでは技術力が錆びてしまうと危機感を抱くようになりました。
30代半ばに差し掛かり、「今までと同様にマネジメントスキルを磨きつつも、最先端の技術に触れられる環境はないだろうか」と考え始めた今春、念願だった技術士の試験に合格したことが転機に。理系では最難関といわれる資格を取得したことで、「アピールできる武器ができた。転職するなら今しかない!」と、動き出す勇気が出ました。
前回の転職は、転職エージェントのみで決めましたが、今回は景気低迷で当時に比べると転職環境が悪いうえ、年齢面での不安もありました。そのため、間口を広げようと、転職エージェントに登録すると同時に、「リクナビNEXTスカウト」にもレジュメを登録。レジュメでは、どれぐらいの規模のプロジェクトを束ねたのか、どれほどのアウトプットを出せたのか…など、なるべく具体的、定量的に、自身の経験をアピールしました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
登録して間もなく、転職エージェントからのオファー2通、求人掲載企業からのオファー10通ほどを受け取りました。こちらから応募する手間はないですし、自身の経験を評価したうえで声をかけてもらえるので、どのオファーも嬉しかったですね。特に転職エージェントからのオファーの文面からは、「企業がレジュメの内容をしっかり読み込んでオファーを送っている」ことが感じられ、モチベーションが上がりました。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
今の勤務先である、東証システムサービスからオファーを受け取ったのは、今年5月のこと。東京証券取引所(東証)の子会社として、東証とそのグループ企業のシステム設計・開発、運用全般を担う会社でした。
実は、前回の転職活動のときに、東証システムサービスの面接を受けた経験があるのです。その際は、結果を待たずに、先に内定の出た精密化学メーカーに転職を決めてしまいました。あれから4年がたち「今度はオファーをもらえるなんて!このような巡り合わせがあるのか」と驚き、不思議な縁を感じました。また、前回の募集はアプリケーション開発エンジニアでしたが、今回は、「arrownet」という東証の新しいネットワークを担うネットワークエンジニアの募集。東証という日本経済の根幹を動かすシステムに関わるには、高度な知識と技術力が求められます。技術者として、こんな最先端の環境に身を置けるチャンスはめったにない、ぜひこの手で動かしてみたいと思い、すぐに応募しました。
面接では、技術的なこと以外に、マネジメント力について細かく質問されました。プロジェクトにおいて直面した課題、それにどう対処したのか、メンバーのモチベーションアップのためにどう尽力したのか…など。私はつねづね、上級エンジニアになるには高水準の技術力とマネジメント力を兼ね備えることが必要だと思っていたので、ここならば私の力が発揮でき、さらに伸ばせる環境があると確信しました。
■そして入社。今のやりがいは?
今年8月に入社。現在は、東証と会員証券会社間をつなぐシステム構築についての問い合わせを受ける「サービスデスク」チームのとりまとめを行うかたわら、技術担当のマネージャークラスが集まり次世代のネットワークを検討するプロジェクトにも参加しています。
システムに関する証券会社の要望は、「短期間でネットワークを構築してほしい」「夜間も対応してほしい」など、実にさまざま。日々、ユーザーがどのようにシステムを使っているのか間近で見られるのでとても勉強になりますし、それらの声をいかに次世代のネットワークに活かすかが、われわれネットワークエンジニアの腕の見せ所だと感じています。
現在、日本の証券界の変革スピードは欧米に後れを取っていますが、ITを駆使して日本の技術レベルを高め、世界の証券界をリードする存在にするのが私の夢。一日も早く実現するべく、これからも現場でどんどん、新しい知識を習得し、技術を磨き続けたいと思っています。
<採用担当者の声>
ネットワークに関する高度な知識と、経験に裏打ちされた発言力を評価しました
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「arrownet」という新しいネットワークへの完全移行を控え、スムーズな運用監視体制を構築できるネットワークエンジニアの採用が急務でした。求めていたのは、他社で大規模ネットワーク構築を経験してきた「即戦力エンジニア」。その点、秦さんは、ネットワークに関する豊富な経験、高度な知識を持ち合わせていることはもちろん、自分の意見を堂々と語れる点にも大いに惹かれましたね。この仕事は、親会社である東証にもどんどん意見を言うことが求められますし、管理職候補としても頼りになる存在だと感じました。これからは、「東証発」ではなく、「当社発」でどのようなネットワークを構築すべきかを考え、提案することが求められます。秦さんにはその最前に立ち、会社全体をも率いてほしいですね。 |
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- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 平山諭