金融業界の経理から、モバイル関連会社の経理財務職へ

新卒で大手ノンバンクに経理職として入社。1年後に子会社に転籍し、親会社の経理を見つつグループ会社の連結決算、四半期決算、決算短信やIR資料の作成などを幅広く担当しました。親会社と子会社の決算月が異なっていたため、毎月、何らかの決算業務があるという状態。目が回るほどの忙しさでしたが、若くして上場会社の経理業務全般に携わることができ、やりがいを感じていました。
しかし、2009年2月に親会社が倒産。転籍先の子会社はどうにか生き残ったので、経営の立て直しに奔走しましたが、業績悪化に伴い社内の雰囲気も悪くなり、6月に転職を決意。できるだけ多くの求人に出会いたいと思い、転職エージェントや複数の転職サイトに会員登録し、同時にリクナビＮＥＸＴスカウトにもレジュメ登録しました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

レジュメ登録後、1カ月ほどの間に10件近いオファーが届きました。オファーが来ると、素直に嬉しいですね。自分の経験が企業に評価されたのだと思うと、モチベーションが上がります。転職エージェントからのオファーの文面からは企業側の思いが伝わってきて、「レジュメ一つひとつに目を通し、真剣に選んでくれたのだ」と実感、信頼度が高まりました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

次の職場では、経理業務をメインにIPOや労務などの周辺業務も手掛けてみたい、ゆくゆくは組織作りにも携わりたい…と思っていました。また、前職ではみんな朝から晩まで仕事漬けで疲弊していたので、温かい社風で社員一人ひとりがイキイキ仕事に取り組める環境があることも条件にしていました。
届いたオファーにはすべて目を通しましたが、今の会社ディ・ポップスのオファー内容は、私の条件をすべてクリアしていました。モバイルショップの展開や通信業界に特化した人材サービスを手掛ける会社で、2015年に売上高100億円達成と、将来の株式上場を見据えた、経理財務部門の募集。通常の経理財務職の域を超え、経営インフラ自体を構築する役割を担ってほしいと、社長の言葉で語られていました。仕事内容はもちろん、オファー文面全体から伝わる社長の熱い思いに惹かれ、応募しました。
最終面接では、後藤和寛社長が会社設立の経緯や会社への思い、将来展望などを1時間半にわたり熱く語ってくれて、圧倒されましたね。「この人に付いていきたい！」と強く思いました。実は、ほかの転職サイト経由で2社に応募し、すでに内定を得ていたのですが、社長に会って気持ちが固まりました。

■そして入社。今のやりがいは？

2009年8月に内定を得て、10月に入社。現在は、本社の給与計算、労務関係の業務を担当しつつ、子会社の経理業務全般を任されています。また、週に1回、各店舗を訪ねてスタッフの意見や悩みを聞き、組織運営に反映する方法を考えています。経理業務だけでなく、管理部門のあらゆる業務に携わるようになり、自身の幅が広がっていると感じますね。経営者目線で物事を捉えられるようにもなりました。
今後は、IPO業務も手掛けたいし、店舗スタッフの育成にも携わりたい。やりたいことがどんどん広がっています。そしてゆくゆくは経営陣の右腕となり、会社の成長に貢献し続けたいですね。