もう使ってる？スカウトでわかる「自分の市場価値」

匿名レジュメを登録すると、リクナビＮＥＸＴ上に個人専用のページ「スカウトレポート」が作られます。週単位で「レジュメが企業に検索された回数」が表示されるほか、登録者全体の中であなた個人がどれぐらいの注目を集めているかを示す「スカウトランキング」が発表されるので、転職市場における自身の「相対的な位置」をつかむことができます（ランキングは、企業に検索された回数を1点、届いたオープンオファー1通を20点、プライベートオファー1通を200点とし、その合計点で算出）。
求人ニーズが高い業界ではスカウトを実施する企業が増えるため、その業界経験者のランキングは必然的に上昇します。このように求人市場の動向によって変動する部分はあるものの、自分の市場価値を客観的に判断するための物差しとして、活用することができます。

「法人営業職として5年の経験を持たれている○○さんならば活躍していただけると思います」「△△さんの二次電池分野における開発経験に注目し、オファーを送らせていただきました」――このように、企業から送られてくるオファー文面には、レジュメ内容のどこに注目し、どんな経験・スキルを評価したのかが必ず記されています。それこそが、あなたの転職市場における「強み」です。
この「強み」部分をより詳しくレジュメ内でアピールし直せば、さらに多くの企業から注目を集めることができます。また、日々の業務の中で、「強み」をさらに強化するよう意識しながら経験を積んでいけば、さらに市場価値が高まる…という好循環が生まれるでしょう。
自分では気付かなかった「意外な自分の価値・強み」を発見する場面もあるでしょうし、逆に自分で「売り」だと思っていた部分が実はズレていた…なんていう気付きもあるかもしれません。

今まで考えもしなかったキャリアが開けるかも？

例えば、PCメーカーの営業経験しかないのに、IT業界のマーケティング職のオファーが来た…など、経歴的に全く異なる業界・職種からオファーが来ることがあります。「全くの畑違いなのに、なぜ！？」と驚かれるかもしれませんが、実はこれこそ「スカウト」登録の醍醐味なのです。
企業は、当たり構わず声をかけているわけではありません。あなたの経験、スキルが異業種でも活かせそうと思えたから、オファーを送っているのです。自分では気づくことのなかった適性に気づいたり、異業界からのオファーが自分の志向にピッタリ来た…という人も多いようです。
何より、自分で検索していたらおそらくクリックすることはなかっただろう求人情報に出会えることで、考えもしなかったキャリアが開けるかもしれません。異業種からのオファーこそ、「自分の可能性を知る」大きなきっかけになるのです。