「28歳の年収格差」実態レポート／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]

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「セレブさんvsビンボーさん」生活ギャップをのぞき見！「28歳の年収格差」実態レポート

景気回復の兆しが見えてきた2006年の新春、ビジネスパーソンたちの懐具合は果たして温かくなってきているのだろうか。リクナビＮＥＸＴでは、「28歳、正社員」のビジネスパーソンの年収と生活事情を独自に調査。貰っている人、貰っていない人のギャップが浮き彫りになってきた。

給与をたくさん貰っている人も、貰っていない人も、1日の平均労働時間や休日の日数に顕著な違いは見られなかった。しかし、その収入差はなんと710万円！　では、それぞれどんな生活を送っているのか？　仕事とプライベート、お金の観点からのぞき見てみよう。

（未婚・女性・正社員）

「転んでも、ただでは起きない」


			70％

			忙しいときとそうでないときの差が激しすぎます。また、20代で女性ということでハンデを感じることもあるので、自分の市場価値を高めるべく、アナリストやCFP®の資格を取得して努力しています。


			まとまった休みが取れれば、海外旅行に行きます。家でじっとしていることが嫌いなので、普段の休日は恋人や友人と遊びに出かけたり、趣味のゴルフやスポーツクラブに行って楽しんだりしています。外食は、月に4～10回程度です。

			1万円				75％


			250万円				900万円

			10万円				12万7000円

			なし




		見合っていると思う

（未婚・男性・正社員）

特にありません


			75％

			昇進のスピードが遅いこと、マネージメント経験を積む機会がないことです。ITエンジニアなので、常に技術を勉強して知識を向上させる努力をしています。頼まれた仕事は、苦手なものでも学習の機会だととらえ、引き受けるようにしています。


			目標があるので、休日も勉強に多くの時間を使います。勉強以外では、映画や外食、デートをしたり、家でのんびりしています。外食は、月に4～10回程度です。

			8000円				60％


			250万円				680万円

			12万円				8万円

			なし




		あと100万円は貰ってもいいと思う

（未婚・男性・正社員）

「温故知新」
「大切なのは選んだ道ではなく、
　選んだ道をどう生きるか」


			80％

			特にないが、しいて言えば社員数が少ないこと。1人に任される部分は大きいが、仕事の規模は小さいことです。


			家にいることはほとんどなく、スポーツをすることが多いです。年4回以上は海外旅行に行きます。1カ月の外食回数は11回以上です。

			1万5000円				80％


			0円				100万円

			2万円				0円

			なし




		見合っていると思う

（未婚・男性・正社員）

「いつかは頂点」


			0％

			健康保険、年金に入れてくれない。残業代が出ない。通勤手当がない。社長から罵声、暴力をうける。ノルマが多い、などです。


			家でテレビかインターネット。外食は月に1回程度。

			0円				1％


			0円				3万円

			3000円				2000円

			車のローンが60万円




		あと100万円は貰ってもいいと思う

（未婚・女性・正社員）

「自分の心に正直に、後悔しない決断をする」


			20％

			自分の必要性をあまり感じられない。また、やりたい仕事と全く違うことです。


			家でテレビを見たり、掃除や洗濯など。外食はほとんどしません。

			5000円				10％


			0円				7万円

			1万円				4万3000円

			なし




		あと50万円は貰ってもいいと思う

（既婚・男性・正社員）

「生きても地獄、死んでも地獄」


			50％

			数字を上げても、レジの引き出しの閉め忘れなど、細かい所でミスが多く、毎日上司に叱られています。前の職種に戻りたいです。


			4～10回程度。

			9000円				65％


			0円				160万円

			0円				なし




		見合っていると思う







		170

		28歳、正社員として在職中の方

		2005年12月16日～2006年1月26日

会社の中で給与を上げていく方法としては、大きく分けて3つの道があります。組織の管理職を目指すか、専門職のエキスパートを目指すか、あるいは、案件ごとに裁量を持つプロデューサー、プロジェクトマネージャーになるか。中でも近年、社会で多く求められるようになってきたのは、この3つ目の能力。みんなでひとつの大プロジェクトを完成させるというよりは、小さなプロジェクトでもひとつの仕事を管理し完結する。上流から下流までの工程を積極的に経験することが、給与テーブルの高い会社に移る可能性アップに繋がります。

28歳という若い年齢での転職は、目先の給与にこだわりすぎないでください。自分が貰う報酬は、給与プラス経験。自分の中に、どんな経験・知識をインプットできるかを、給与と等しく考えてほしい。具体的には、Howの仕事(全体の中のひとつの歯車をどう動かすかしか見えていない働き方)より、Whatの仕事(全体を見渡して何をすればすべてがうまく行くのか、裁量の与えられた働き方)を多く経験できる仕事を選択するのが良いと思います。そのためには、何から何まで任される、小さな会社での経験も悪くない。広い業務を見渡して、自分なりの判断が許される。そういった職場を選ぶことが、自分自身の力となり、結果、将来の給与アップに繋がります。






	1983年株式会社リクルート入社。『就職ジャーナル』『リクルートブック』『Works』編集長を歴任。現在は研究員として、組織・人材マネジメントの未来形、雇用構造の変化、若年層のキャリアデザイン、教育界の変革などを探索している。