転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 転職活動 基本の「き」 > 体育会系人間VS文化系人間合う社風・合わない社風

個人裁量、ドライな人間関係、慎重さ・・・に象徴される文化系人間。そうした人たちが今の会社で日々感じている「合う社風・合わない社風」は、どんな社風か見てみよう。
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文化系は「自分のペースで仕事ができる、能力が正当に評価される、面倒な人間関係がない」という社風が合うようだ。
特に、誰に対しても自分の意見がきちんと言える環境・関係づくりは、重要項目。文化系のあなたが、社風が合うと思う瞬間は?
- 人の裁量で仕事が進められる。さらに、任された人を信頼し、万が一何かあった場合は上司が責任を取ってくれる社風が合う(36歳/製造業/商品企画・開発)
- スローガンの斉唱や掛け声、団体プレーが苦手なので、それがない今の会社は合っていると思う(33歳/商社・流通/営業)
- 自分のペースで仕事ができる。長時間パソコンに向かうことを迫られるが、全く平気だから(30歳/情報・通信/商品企画・開発)
- 大きな変化や結果を狙った「賭け的な仕事」より、無事に無難に仕事を終えることを優先する風土があるので、自分のタイプと合っていると思う(35歳/その他業種/経理・総務・人事)
- 理解不能なまでの上下関係や人間関係で悩まされないで済む社風が合っている(26歳/サービス/商品企画・開発)
- メンバーがみんな、アイディアを出し合ったり、提案し合ったり、徹底的にデザインにこだわったりしていて、そういう行動が認めてもらえる(24歳/サービス/商品企画・開発)
- おかしいと思ったこと、自分の意見が、上司にきちんと言える(28歳/情報・通信/経理・総務・人事)
- 評価の方法、体系が明確。上司の気分や人間関係で左右されない社風だと思うから(29歳/情報・通信/システム)
- 職場の人同士の付き合い、飲み会が好きではない。それを強要されない社風は合っている(29歳/調査・コンサルティング/マーケティング・調査)
- 結論を急がない、のんびりとした雰囲気のある職場なので自分の仕事の仕方に合っている(24歳/製造業/システム)
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文化系は、自分のペースを乱されたくない。だから、やたらと気ぜわしくせっつかれたり「みんなはこうだからキミも」と他人に強要されるのが好みではないようだ。
その分、自らの責任で仕事を負う気概はある。文化系のあなたが、社風が合わないと思う瞬間は?
- 利益をとことんまで追求する職場。会社の雰囲気になじめなくてイヤ(32歳/その他業種/システム)
- 仕事の仕方や出勤退社時間など一つひとつのことに対して細かい制約や規律が多すぎるのがイヤ(30歳/サービス/経理・総務・人事)
- 残業をせずに帰られる状況でも、周りが「残業を頑張る」雰囲気だと、とても帰りにくい職場。みんなで頑張ろうというムードに、自分を合わせられないのが辛くてイヤ(31歳/製造業/商品企画・開発)
- 社長や上司が「体育会系」の職場。仕事の効率化のために、方法を検討してから行動を起こすという私の姿勢を理解してくれないのがイヤ(37歳/商社・流通/営業)
- ミスやトラブルがあっても原因を精査しない職場。勢いで困難を乗り切ろうとする点があるのがイヤ(37歳/出版/企画・編集)
- とにかくスピード重視で、仕事をこなすことを要求される職場。「考える時間はムダ」という雰囲気が、私にはストレスが多くてイヤ(38歳/情報・通信/広報・宣伝)
- 毎朝、営業が中心になって行うミーティングがある職場。担当業務上出ても意味がないと思うのだが、「みんなの士気が弱まるから」という理由で必参加なのがイヤ(40歳/製造業/設計)
文化系人間にとって、「一致団結、みんなで全力投球!」な職場は、オシリのすわりが悪いもの。
- 大手から中堅中小企業まで幅広い企業の人材採用コンサルティングを担当。キャリアアドバイザーを経て現在、営業職経験者の転職活動をサポートするグループのマネージャー。
社風を見極める際は、その会社の「評価制度」に注目してみるとよいでしょう。
業績のみを評価する会社、目標達成までのプロセス(行動)も評価する会社では、おのずと社風が異なります。また、例えば業績のみを評価する会社の場合なら、評価対象となるのは個人業績か、それともチーム・グループの業績か、それも社風に影響します。会社によって評価基準はさまざまですし、どう評価されるかにより、働く人たちの行動も決まってきます。つまり「働く人たちの行動」こそが、社風とつながってくるのではないでしょうか。
ですからあなた自身の仕事スタイルや考え方が、その社風に合うか否かを見るためには、自分のモチベーションリソース(目標達成そのものであったり、お客様に喜んでもらうことなど、自分自身の目標達成意欲を上げることにつながるもの)と、会社の評価制度がマッチするかを、転職活動の際は事前の情報収集や面接などで十分検討することが大切だといえます。
※本企画のコメントは都市圏在住の20〜30代のビジネスパーソンに対し、株式会社ドゥ・ハウスおよびリクナビNEXTの独自のアンケート調査から抜粋(実施期間:2006年12月8日〜12日。有効回答件数は合わせて72件)
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