転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 転職活動 基本の「き」 > 体育会系人間VS文化系人間合う社風・合わない社風

上下関係、礼節礼儀、行動力、元気さ、体力勝負…に象徴される体育会系人間。そうした人たちが今の会社に日々感じている「合う社風・合わない社風」は、どんな社風か見てみよう。
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体育会系は、みんなで苦労や達成感を共有することが好き。また、自ら率先して仕事に挑戦し、その行動を評価してくれる環境にやりがいを感じるようだ。
その結果に対する責任は「上司が」というのも、上下関係が密であればこそかも。だから体育会系が合う
- 社員同士が馴れ合い過ぎて日々ムカつくことも多いが、仕事の進め方として「きっちりここまでやりなさい」といわれるよりは「おおよそこの位の時間で仕上げてね」と柔らかくふられる今のスタイルが、体育会系の自分には合っていると思う(28歳/その他業種/その他職種)
- 社内に野球やフットサルなどのチームがあってサークル活動が活発。社員同士のあいさつも体育会系風で居心地がよい(31歳/サービス/その他)
- じっとしているのが嫌い。常に自ら率先して仕事を求めることが奨励されるし、自分もそれを望むので合っている(36歳/商社・流通/経理・総務・人事)
- 会社が「大きな声を出す」ことを指導する。また、かなり厳しい上下関係もあるが、だらだらした社風より、なじめる(36歳/商社・流通/経理・総務・人事)
- 失敗を恐れず、まずやってみることがよしとされる(28歳/サービス/経理・総務・人事)
- 外回りの営業が多い職場。人の顔色を見ながら仕事をしたり、「腹の探り合い」がないからラク(31歳/サービス/その他)
- 目標達成だけではなく、営業プロセスも評価対象で、先輩のフォローも得られる。どれだけトライしたかも見てもらえる評価体制だから、たとえ目標をはずしても空しくならない(28歳/商社・流通/営業)
- チーム制で仕事を進めていて、「痛みの共有」ができる仲間がいるのがよい。また、スタンドプレー的な仕事もふられたり、サポートしてもらえるのでメリハリがある(32歳/情報・通信/商品企画・開発)
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体育会系は、とにかく覇気や活気がないことに苛立ちを感じるようだ。
ノリや勢いも仕事をガンガン進めるうえで大事なので、沈滞ムード・静謐ムードは、かえってやる気を阻害されるのかもしれない。体育会系のあなたが、社風が合わないと思う瞬間は?
- 社内全体において覇気や活気が感じられない職場。忙しいのかそうでないのかがわかりにくいのがイヤ(31歳/その他業種/経理・総務・人事)
- 返答がはっきりしない人がいる職場。営業部の活気が足りなくイライラする(36歳/製造業/営業)
- 部下が上司に向かってタメ語で話しても怒らない上司がいる職場。トラブルがあっても、なあなあで社内的に解決を図り、個人の責任をうやむやにするのがイヤ(28歳/その他業種/その他職種)
- みんな黙々と作業していて、静か過ぎる職場。自分は自分、人は人という雰囲気があって、困っている後輩がいても、あまり手を貸さないムードなのがイヤ(29歳/情報・通信/デザイナー)
- 何をいっても反応がはっきりしない人ばかりの職場。声が小さい、トラブルが起きても自分だけで消化しようとする人が多い。解決できなくて収拾がつかなくなってから泣きつかれるのがイヤ(38歳/サービス/経営企画)
- ベンチャー企業で、社員はみんな担当以外の業務や雑用もこなし、汗水流して営業先開拓をしている大事な時期。なのに社長以下幹部は、自らあまり動かないで銀行などのお相手ばかり。今、全員で走らないでどうする!と怒鳴りたくなるのがイヤ(38歳/サービス/経営企画)
アツい体育会系人間にとって、声が小さい、なれなれしい、身だしなみがゆるいのはご法度。
- 大手から中堅中小企業まで幅広い企業の人材採用コンサルティングを担当。キャリアアドバイザーを経て現在、営業職経験者の転職活動をサポートするグループのマネージャー。
社風を見極める際は、その会社の「評価制度」に注目してみるとよいでしょう。
業績のみを評価する会社、目標達成までのプロセス(行動)も評価する会社では、おのずと社風が異なります。また、例えば業績のみを評価する会社の場合なら、評価対象となるのは個人業績か、それともチーム・グループの業績か、それも社風に影響します。会社によって評価基準はさまざまですし、どう評価されるかにより、働く人たちの行動も決まってきます。つまり「働く人たちの行動」こそが、社風とつながってくるのではないでしょうか。
ですからあなた自身の仕事スタイルや考え方が、その社風に合うか否かを見るためには、自分のモチベーションリソース(目標達成そのものであったり、お客様に喜んでもらうことなど、自分自身の目標達成意欲を上げることにつながるもの)と、会社の評価制度がマッチするかを、転職活動の際は事前の情報収集や面接などで十分検討することが大切だといえます。
※本企画のコメントは都市圏在住の20〜30代のビジネスパーソンに対し、株式会社ドゥ・ハウスおよびリクナビNEXTの独自のアンケート調査から抜粋(実施期間:2006年12月8日〜12日。有効回答件数は合わせて72件)
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