「もう辞めない！」ための転職ノウハウ／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]

転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 求人の探し方・選び方 > 「もう辞めない！」ための転職ノウハウ

「これで最後の転職にしよう」と決意して転職したのに、短期間の内にまた転職を繰り返してしまう･･･、そんな先輩転職者が多くいる。今回は転職を3回以上経験した人たちにアンケートを実施し、転職成功談・失敗談を調査。そこから、長く勤められる会社に巡り合うためのノウハウを探し出した。

	あなたはどんな転職を繰り返していますか？

	適職にたどり着いた秘訣は？


	あなたはどんな転職を繰り返していますか？

何度も転職を経験しているのに、いまだ満足できる職に巡り合えていない悲しい事例。失敗談から陥りやすい状況を学んでおこう。

		紹介会社から定時に帰れる会社と聞いていたのに、実際入社してみたら、残業が多く、定時どころか週に3日は終電で帰宅する始末。入社したことを後悔しています。（28歳／医療・福祉関連）
1

		大企業なら安定していると思い転職しましたが、その会社では評価が自社の試験のみ。実績や仕事内容は評価の対象になりませんでした。（33歳／ソフトウェア・情報処理）
2

		女性が多い職場だったので、仕事中もおしゃべりばかり。集中して作業すれば定時（17時）に帰れるくらいの仕事内容なのに、帰宅は毎日夜の8時。さらに、仕事が早く終わって帰ろうとすると嫌味を言われる始末。そんな陰険な職場に耐え切れなくなりました。（33歳／メーカー）
3

		希望していた部署に配属されましたが、入社後2週間で違う部署に異動･･･。SEのスキルを磨きたいと思っていたのに、毎日データベースの入力作業ばかりだったので長続きしませんでした。（27歳／ソフトウェア・情報処理）
4


5		家庭を持っていたため早く転職先を見つけようと焦ってしまい、とりあえず内定がもらえた会社に入社しました。しかし、勤務条件をよく確認していなかったので、働くまで残業が多いことに気がつきませんでした。その結果、家事がおろそかになり再び転職活動をするはめに･･･。（29歳／生命保険）

		私のメインの仕事は新人の教育係だったのですが、離職率が激しい職場だったので、新人がなかなか定着しません。私の教え方が悪いのか、会社が悪いのか。もはや仕事にやりがいを感じなくなりました。（29歳／商社）
6

		月給の高さに惹かれて入社しましたが、ボーナスや残業代がつかない給与体系だったので、前職より給与が下がりました。（29歳／損害保険）
7

キャリアアドバイザーが教える「転職を繰り返してしまう原因」

入社後のギャップをなくすために情報収集の徹底を

転職を繰り返す原因として考えられるのが「応募先企業に対する勉強不足」です。「給与30万円以上支給」や「勤務時間9時～17時（残業なし）」など、良い面だけを見て判断している可能性が高いといえます。応募の際には、転職サイトの情報はもちろん口コミサイトや求人情報誌などからも企業情報をしっかりと集め、自分が描いている理想と現実の内容に差がないかを調べてください。納得できない部分や気になる部分があった場合は、面接時に確認し、入社後に交渉の余地があるのかを聞いてみましょう。

ページの先頭へ


	適職にたどり着いた秘訣は？

：お忍びで社員の働きぶりをチェック

前職と同じ販売職を希望して転職活動をしていました。同僚となる人たちがどのような考え方で働いているかを知りたかったので、客として店舗に足を運び、仕事ぶりや接客を観察しました。とても時間のかかる作業でしたが、親切・丁寧なサービスを心がけているお店を見つけ、この会社だったら就職しても間違いがないと確信し、転職。お店にこまめに通ったことが成功の秘訣だったと思います。
（33歳／ファッション・アパレル・アクセサリーメーカー）

販売職

接客業

アパレル

：口コミサイトで会社の評判や現状をチェック

直行直帰ができる会社に就職しました。就業中も比較的自由な時間の使い方ができるので、マイペースな自分の性格には合っていると思います。時間の使い方が自由な会社を見つけるために工夫したことは、インターネットの口コミサイトを活用したこと。世間の評判や実際にそこで働く人の実例を調べました。
（29歳／職業紹介・人材派遣）

直行直帰OK

人材派遣

マイペース

：募集していない企業にアタック

業務分野を絞って企業探しをしていましたが、求人広告では詳しくわからなかったり、実態と違っていたりするケースが多く、希望通りの企業になかなか出会えませんでした。ある日、たまたまビジネス雑誌で読んだ企業が理想にピッタリ。求人募集はしていなかったのですが、「ここで働かせてください！」と熱意をぶつけました。私のやる気がかわれ、面接に漕ぎ着けることができました。
（35歳／食料品メーカー）

食料品

未経験者歓迎

働きやすい環境

：転職サイトのキーワード検索で狙い撃ち

人間関係の良さを第1条件にして会社を探しました。転職活動中、特に注目したのが会社の規模。できるだけ少人数の会社に絞ることで人間関係がよい、アットホームな会社に出会えると考えました。そこで、「小規模」「50人以下」などをキーワードにネットの求人で検索をかけ、求人概要の従業員数をチェックしました。
（28歳／運輸・倉庫）

小規模

アットホーム

少人数の会社

：直属の上司となる人に会う

「上司と良い関係を築くことが会社勤めの肝」と考えています。そこで面接官となった人に「私の上司になる方と会わせてください」とお願いし、最終面接時に話をすることができました。お互いの仕事に対する考え方を確認。さらに同社にいる知人に上司となる人の評判や仕事ぶりを尋ね、「この人の下でなら！」と確信してから入社しました。
（32歳／フードサービス）

風通しのよい

ストレスがない

何でも話せる

：紹介予定派遣のシステムを利用する

まずは派遣として働きはじめ、その後正社員に昇格できる紹介予定派遣のシステムを利用しました。いきなり正社員になったのでは、社風が自分に合うか合わないかが見極められませんし、責任の重い仕事を任されてしまっては次の会社に転職する機会を失ってしまうと思いました。その結果、社風も仕事内容もじっくりと確認することができ、満足いく転職ができました。
（33歳／ビジネスコンサルタント・シンクタンク）

紹介予定派遣

試用期間あり

働きやすい

：自分の条件をストレートにぶつける

福利厚生がきちんと整っている会社を希望していました。しかし、今までの転職活動では、内定をもらいたいがために遠慮し、自分が求めている条件を面接で伝えられないまま入社･･･。その反省を活かし、面接時に自分の条件をストレートにぶつけたことが成功のカギです。
（28歳／その他商社）

福利厚生

残業なし

完全週休2日制（土・日）

：面接や電話連絡時に社員の人柄を探る

人間関係のトラブルによる失敗が多かったので、その点を重視して転職活動を行いました。例えば、面接の予約を入れる際に、その会社の電話応対や面接官の人柄に着目。どんな気質を持った社員が働いているのか、どんな社風なのかを確認しました。おかげで入社後すぐに職場になじむことができました。
（27歳／電気・電子・機械系商社）

オープンな社風

和気あいあい

相談しやすい

キャリアアドバイザーが教える「もう辞めない！」ための転職テクニック

長く続けられる会社かどうかを見抜くカギは、入社前の事前調査にあり

「自分に合っている会社」「長く働けそうな会社」は、会社選びの段階で見抜くことが大切です。インターネット、求人情報誌、友人・知人の情報に加え、会社の財務状況などを判断材料にして、自分が求めている条件にそぐうかを調べましょう。例えばインターネットで調べる際は、自社のホームページだけでなく、成功の秘訣2のように匿名掲示板で内情を調べてみるのもひとつの手です。社員や退職した元社員の本音を聞けることがあります。ただし、情報が正しくないこともあるので参考程度にしてください。
　また、成功の秘訣1のように店舗に直接足を運んで、生の仕事ぶりを見るのも入社前の事前調査としてはお勧めです。さらに、社員の働きぶりを見て、自分なりに感じたことを面接時に伝えれば、「関心が高い」と面接官から評価される可能性も高くなります。

今までの失敗を整理し、労働条件ややりたいことを面接時に確認

面接には必ず自己分析をした上で臨んでください。「上司とのウマが合わなかった」、「想像していた仕事内容と違っていた」など、単に会社のせいにして転職するのでは必ず同じ過ちを繰り返してしまいます。まずは自己分析をし、転職に至った経緯について「何が原因で、どう対処すれば良かったのか？」を振り返りましょう。
　また、面接は事前に集めた会社の情報を確かめる大切な場です。成功の秘訣5のように、自分のやりたいことを告げて「自分の考えに賛同してもらえるか」「会社側は自分に何を求めているのか」ということを確認しましょう。ここで注意してほしいのは、「もう失敗したくない」と思うあまり、一方的に労働条件ややりたいことを要求してしまわないことです。会社側の意見にしっかりと耳を傾けて、入社後も業務の改善のために話し合いができる職場なのかを見極めましょう。

調査方法	：	インターネットでアンケートを実施	実施期間	：	2007年4月19日～4月20日
調査対象	：	転職を3回以上経験した20～39歳の正社員（公務員を除く）
（有効回答数100件・インフォプラント調べ）