株式会社野村総合研究所(NRI) 企業ページ
センシング、通信、データ蓄積等のITコストの低下、更に、自動車におけるソフトウエアの重要性の高まりと、その保守・メンテナンスの必要性から、車両のコネクテッドが進展していきます。コネクテッド化により実現されるのは、自動運転やソフトウエアのアップデートといった、いわゆる自動車を“つくる領域”に閉じません。自動車保険やメンテナンスに代表される自動車アフター領域に加え、不動産や小売りなどの自動車以外の領域も対象になります。例えば、NRIは非自動車業界の日系企業A社に対して、コネクテッド領域への参入の初期構想から、サービス具体化を経て、パートナリングとの協業支援まで一貫してご支援しました。
NRIのエンジニアは、お客様の実現したいサービスやプロダクトの簡易版を作り、実際に使用してみるPoCを繰り返すことで、立てた仮説が実現可能なものであるかどうか、具体的な検証をしています。その検証は、製品の実現性を探るとともに開発時の改善点を洗い出すほか、「売上を達成できるか」などのビジネス的な観点からも行います。仮説検討を繰り返し、コンセプトが固まったら実際にモノをつくり、市場に出してフィードバックをもらう。このサイクルを高速で回すのです。その際には、NRIが保有するユースケースのデータベースを基に、参入領域の洗い出しと絞り込みを行い、机上のフィージビリティスタディから実証実験まで、アプリケーションエンジニアは様々なデータを収集・分析・活用することで、現実的な事業化の確度を高めお客様の未来の事業化を推進していきます。
私が参画している中部の製造業のデータ分析基盤開発プロジェクトでは、各種デバイスから得られた多種多様なデータを分析するための基盤開発を行っています。プロジェクトにはデータ分析やDX、さらにはUXに関する豊富なナレッジを持つシステムコンサルタントなど、各分野で高い専門性を有するメンバーが参加しているので、協業することで質の高いアウトプットを提供することができます。NRI社内にはデータサイエンスを志す人たちが集まるコミュニティがあり、拠点や部門、プロジェクトを越えて有益な情報を共有し合っています。私自身もそのコミュニティに参加しており、日々の業務とは別軸でデータサイエンスの知識を高めたり、情報を収集したりするなど、メンバーと一緒に自己研鑽に励んでいます。
私は金融系システムの開発SEとしてキャリアをスタートし、今まで以上に顧客折衝や上流工程の経験を積みたいと考え、NRIに転職しました。入社後、製造業のお客さま向けのソフトウェア開発プラットフォームの、新規導入の要件定義〜設計フェーズを担当しました。この時、お客さまがグローバルに事業を展開していたこともあり、お客さま側の海外エンジニアに対して英語で説明しなければならないシーンがあり、会社が用意してくれたオンライン英会話プログラムを受講し、実際に私の言いたいことが伝わるか否かを講師に確認しながら実務に取り組みました。この経験からより実践的な英語力を身に付けることができたと感じています。
NRIでは、お客様のビジネス成長を支えるために、既存の製品やソリューションパッケージでは実現の難しい課題の解決をめざします。そのためにNRIでは、コンサルティングチームとエンジニアチームが密接に連携し、ビジネスの本質的な課題を理解するところからはじめていきます。