転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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“GOOD AGENT AWARD 2021”金賞

【30代前半・大都市圏から福井県へ】未知の地域へのIターン転職を丹念な追求で成就させた
“GOOD AGENT AWARD 2021”金賞

株式会社ヒルストン 鍛治紗千氏

U・Iターン転職の難点の1つは、「求職者が地域の現実を知らないケースが多い」ことだ。大都市圏で働く求職者が、地域で前職を活かせる職に就ける可能性は決して高くない。鍛治氏はEさんの「出会いの可能性」を丹念に追求し、前職での経験が活かせるF社への転職を決めた。どう成就させたのか。

大都市圏とは異なる地方の現実を丁寧に伝えた

30代前半のEさんは、いわゆる「Iターン」で、大都市圏から福井県への転居・転職を決意した方だった。「Iターンですから当然ですが、Eさんは福井県の現実をまったくご存知ありませんでした。たとえば、Eさんは石川県金沢市での就職を希望していました。しかし、地元に住んでいる人の感覚では、福井に住んで金沢で働くのはほぼ不可能です。また、給与水準も大都市圏より確実に下がります。こうした感覚は、実際に住んでみないとわからない部分も多いので、Eさんのご希望を聞きながら福井県の現状をお伝えしました」。鍛治氏自身も「Iターン」で富山県に移住し、ヒルストンで北陸エリアを担当するコンサルタントとなった経験がありEさんの状況や気持ちはよく理解できたという。

鍛治氏は丁寧にコミュニケーションを交わした。「地方では求人自体が少なく、職歴や希望と完全に一致するポジションを見つけるのは難しい、という現実をまず理解していただきました。」。その上で、Eさんがどのような経験を積んできたのかを詳しく尋ねたという。「私は職歴をヒアリングするとき、誰に対して何をどのように行ってきたのか、私自身が具体的なシーンをイメージできるようになるまで根掘り葉掘り質問します。深く理解することで、様々な職種・企業とのマッチングの可能性を広げたいからです」。

実際、鍛治氏が深くヒアリングしたからこそ、出会いの可能性を追求し、EさんとF社の求人を引き合わせることができたのだ。

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カスタマーとクライアントの共通点を徹底的に探った

F社は福井県の歴史ある企業だ。数年前から事業拡大に力を入れるために福井本社の企画営業職の中核人材を求めていたが、採用がうまくいかずに苦労していた。「F社に限らず、全国屈指の求人倍率の高さを誇る福井県では、企業がドンピシャの即戦力人材を採用するのは至難の業なのです」(鍛治氏)。しかもF社には「単なる営業経験者ではなく、企画提案ができる営業経験者を採用したい」という強いこだわりがあり、採用は難航した。

Eさんのヒアリングを終えた鍛治氏は、F社求人との共通点を考えた。何よりも、顧客企業のパートナーとして活動する「企画提案営業」の経験があるという点がマッチしていた。扱ってきた商材は違ったが、F社で展開しているような商品を使用する側の経験を持っていたことを、鍛治氏は見逃さなかった。根掘り葉掘り質問したからこそ見つけ出せた共通点である。

共通点をしっかり説明すれば、F社はEさんを採用するのではないか。そう考えた鍛治氏は、電話とメールを使って人事担当者に伝えた。メールも使ったのは、人事担当者と面接担当者が別々の拠点にいるため、両人と直接コンタクトを取るのが難しかったからだ。採用に携わる人たち全員に正確かつ詳細にEさんの情報を伝えるためのツールとしてメールを活用したのだ。

鍛治氏の見立てどおり、2回のWeb面接でF社の採用意向は高まり、内定が決まった。ところが、Eさんの気持ちがなかなか固まらなかった。

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オンライン職場見学で転職者の心を掴み、迷いを断ち切った

内定は決まったが、Eさんは前職の引き継ぎがあり、すぐには入社できなかった。その間、鍛治氏は入社の決心がつかないEさんをフォローし続けた。「Eさんは、選考がすべてオンラインだったこともあり入社後にどのような業務を担当するのか、どういった仲間と一緒にどんな所で働くのか、といった部分が見えずに不安を感じていたのです。そこで、配属先責任者、直属の上司となる方、EさんのWeb三者面談を設け、実務担当者レベルで詳しく仕事内容を伝え、Eさんに自分が活躍できるイメージを掴んでもらいました」(鍛治氏)。

次に、オンラインでの職場見学を実施した。「人事担当者にタブレットを持って本社内を移動していただき、Eさんに職場を見ていただいたのです。本当はリアル職場見学を実現したかったのですが、コロナ禍で県外からの来社を受け入れられない状況でした。そこで私とF社人事担当者が考えついたのが、オンラインでの職場見学でした」。ネットを介して、職場の方々から「入社を楽しみにしています」と声をかけられたEさんの心が動いた。「こんなことまでしていただけるなんて」。この職場見学で、Eさんの心はほぼ決まった。

ところが家庭の事情でさらに入社時期が延び、Eさんは入社辞退の意志を漏らすようになった。「しかし、私が知る限り、Eさんが福井で現職の経験を活かせる仕事を新たに見つけるのは非常に困難。F社を辞退してしまったら、次に同様の求人が見つかるのはいつになるかわかりません。それほど、今回のチャンスを失うのはもったいないことだ、とお話ししました」(鍛治氏)。鍛治氏が間に入りEさん・F社の間で丁寧にコミュニケーションを紡いだ結果、入社時期の調整がつき、無事入社が決まった。

Eさんは現在F社に入社して、おおいに活躍している。

 

転職者・企業へのメッセージ

【転職者の方へ】

地方案件は、給与・休日数といった条件でデジタルジャッジをすると良い出会いを逃す可能性があります。U・Iターンを希望する方、デジタルジャッジをいったん止めて、ぜひ面談でお話ししませんか。

【企業様へ】

F社のように条件を広げて考えれば、優れた方にお会いできる可能性が高まります。ささいな事でも構いませんので、ご相談ください。

【プロフィール】

株式会社ヒルストン 鍛治紗千氏

1986年茨城県生まれ。関西の大学に進学し、人材派遣会社に就職。結婚を機に夫の故郷・富山県に移住。北陸で転職活動を行う中、株式会社ヒルストンと出会う。自分と同じように北陸で転職を考える方々の役に立ちたいという思いを持ち、日々多くの企業への提案を行う。休日はドライブに行き、福井・石川・富山の自然を満喫。

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