転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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会社都合により失業しました。最短で転職するためのポイントが知りたいです【転職相談室】

後ろ姿の女性会社都合で契約更新にいたらず失業してしまったTさん。

経済的な理由からも、最短で転職できるよう動きたいと話します。

転職の流れや、できるだけ早く転職先を決めるための活動のポイントを、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんがお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

会社都合により、失業してしまいました。(Tさん/販売職/30歳/女性)

相談者
相談者
契約社員で、百貨店の販売員として1年11ヶ月働いています。
1年更新の契約だったのですが、ちょうど先日「会社の業績不振もあり、2年目の契約更新はできない」と言われてしまいました。
来月には無職になってしまい、貯蓄にあまり余裕もないので、できるだけ早く転職先を探したいです。
最短で動くにあたり、気をつけるとよいポイントを教えてください。

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退職後はすぐに雇用保険(失業保険)の受給手続きをして、転職活動を始めよう

アドバイザー
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急な環境変化で不安も多いですよね。こういうときは、できることを一つひとつ進めながら、転職活動へと動いてきましょう。
Tさんの場合は会社都合の失業となるため、退職後はすぐに雇用保険(失業保険)を利用することができます。
雇用保険を利用しながら転職活動が続けられれば、少しは安心です。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
雇用保険とは、失業された方が安定した生活を送りつつ、1日も早く就職していただくために給付するものです。
ちなみに、厚生労働省によると雇用保険を受けられる失業者とは、

・積極的に就職しようとする意思がある

・いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)がある

・積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業に就いていない

状態を指し、Tさんは問題なく申請できるでしょう。

雇用保険の受給期間(所定給付日数)については、離職日における雇用保険被保険者期間や年齢、離職理由などにより決められ、最低90日~最高360日の間で定められています。

 

また、雇用保険を受給できる権利の有効期限は1年間です。

失業保険(基本手当)の金額は、給与の総支給額などに応じて異なりますが、退職前6ヶ月の給与の総支給額の合計×給付率となります。
給付率は退職時の年齢や賃金などによって異なりますが、45%~80%となります。
受給手続きをする際は、以下を参考にしながら進めてください。

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最短で転職するための流れとポイント

転職活動の準備も早々に進めていきたいのですが、何から始めればいいのでしょう。
仕事先を急いで決めたいものの、焦るあまり失敗しては意味がないので、注意したいポイントを事前に知っておきたいです。
相談者
相談者

ステップ①スケジュールを決める

アドバイザー
アドバイザー
まず考えたいのは、いつまでに転職したいのか(しなければいけないのか)です。
経済的な理由が大きいのなら、現在の貯金額や支出額を出した上で、雇用保険の失業保険(基本手当)以外の収入が入らなくても生活ができる期間はどれくらいかを具体的に計算しましょう。
転職活動を無事終えて入社をしても、給料が支払われるのは一般的に入社翌月末なので、そのスケジュールも踏まえて考えるといいでしょう。
うーん。3ヶ月後には、入社して働き始めていないと厳しい気がしてきました。
きちんと逆算して考えないといけませんね。
相談者
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ステップ②自己分析や情報取集でキャリアの選択肢を広げる

アドバイザー
アドバイザー
転職を急ぐにしても、Tさんがこれまで培ってきた経験・スキルをこれからのキャリアでどう活かしていきたいのか、仕事との接点を見出す「自己分析」を深めなければ、応募先企業を絞れません。
まずは、何ができるのか、何がやりたいのかを整理していきましょう。
日々お客様と接し、臨機応変な対応が求められる販売職の仕事は、私に向いていたと思うんです。
ただ、今回の契約更新がなかったことからわかるように、今後ニーズのある仕事かというと不安があります。
転職市場を考えても、これからの長期的なキャリアを考えても、接客経験を活かした未経験職種に挑戦する方がいいのではと思っています。
ただ、販売職のスキルがどんな仕事にどう役立つのか、具体的なイメージが持てていません。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
Tさんの選択肢は、さまざまあると考えられます。
対人スキルを活かすという点では、カスタマーサポートやインサイドセールス、サポート業務全般を担う事務職でも力を発揮できるでしょう。
思った以上に活かせられる職種があるのですね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
はい。
しかしどんな職種にしても最低限のITスキルは必要になるので、経験・スキル面で不安があれば今から勉強を始めてみてはいかがでしょう。
マイクロソフトが認定するMicrosoft Officeに関する国際資格のMicrosoft Office Specialist(MOS)の勉強を始めるのも一つの方法です。
転職活動で「こんな勉強をしています」と言えれば、新しい知識を得ようという姿勢のアピールにつながります。
職種の選択肢を広げられると思うと、少し自信が持ててきました。
相談者
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アドバイザー
アドバイザー
幅広く情報収集をして応募の選択肢を広げるためには、同時に転職サイトや転職エージェントにも登録し、第三者のアドバイスも活用するのもおすすめです。

ステップ③一次面接・二次面接

最短で転職するためには、やはり複数の企業に応募して並行して選考を進めた方がいいのでしょうか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
複数の企業を受けた方が、比較検討した上で転職先を決められるので、入社後の納得感は高まります。
最短にこだわりすぎると、仮に転職できたとしても入社後にミスマッチがあり働きづらくなってしまったり、数ヶ月後に再び転職をしたりすることになれば、本末転倒です。
まずは応募先企業が、自分のスキル・経験を活かせそうな仕事内容がどうか、社風が合いそうかどうかをしっかりと見極めた上で、スケジュール上無理のない範囲で応募先企業を絞っていきましょう。
確かに…。むやみに増やして、面接準備がおろそかになっては意味がないですもんね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
おっしゃる通りです。
できるだけ早く転職活動を進めるためには、面接回数の少ない企業やオンライン面接ができる企業を選んで応募するのも一つの方法です。
先方には、一次・二次面接の希望日を幅広く提示し、選考がスムーズに行えるよう、こちら主導でスケジュール調整ができるといいですね。
転職を急いでいることは、企業側に伝えてもいいものでしょうか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
企業としても、採用活動をしている以上はできるだけ早く入ってきてほしいというのが本音です。
失業の経緯や経済的な理由から急いでいると伝えれば、“転職意向が強い”と好意的にとらえられるのではないでしょうか。
企業によっては、一次面接と二次面接を同日に設定してくれたり、1回にまとめてくれたりと、選考プロセスを柔軟に変えてくれる企業もあるかもしれません。

ステップ④最終面談・比較検討

先ほど、納得感のある選択のためには、複数の企業を比較検討できた方がいいとおっしゃいましたよね。
内定をもらったらすぐに決める、というのはあまりしない方がいいのでしょうか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
いつまでに転職をするという目標日程を決めることは大事ですが、その日程だけにこだわって急いで転職先を決めてしまうと「転職すること」だけが目的になってしまうので、入社後のミスマッチにもつながりかねません。
もちろん、経済的な理由から転職を急ぐ必要はあっても、仮に1週間待てばほかの選考が進んで内定が出るかもしれない、比較検討できるかもしれない…という状況なら、スケジュールを見直して柔軟に動くよう検討してみてもいいでしょう。
転職先を決めるという大事な決断だからこそ、慎重に進めてほしいです。

ステップ⑤入社承諾

入社承諾を慎重に行うためにも、入社前に確認しておきたいことはありますか。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
内定が決まると、給与や雇用形態などの条件面等が記載された労働条件通知書が企業から書面等で明示されるので、事前にしっかりと確認しましょう。
そうですね。
転職活動においてしっかりと行動計画を立てて、条件面や企業の比較検討も抜かりなく行いながら動いていきたいと思います。
ありがとうございました。
相談者
相談者
記事作成日:2021年4月27日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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